夕暮れに出発した時は雨の心配はなかった。
しかし、山沿いでは雪の予報通りに、
到着間際にはミゾレまじりとなっていた。
そして、とある歌詞通りに、
雨は夜更け過ぎに雪へと変わり、
一人きりの夜が明けた。
物事がうまく回って行かない時は、
とかく足りない物を数えては、その保険的心配が降り積もってしまう。
辛い時こそ笑顔なんだけれど、
生真面目を装いたくなるのも、転んだ時の慰めなのかもしれない。
やがてまた好転し始めるだろうその時まで
何をどう準備して待とうか。
浴槽でそんな答えのない問いと、繰り返し向き合う。
果報は寝て待つのではなく、練って待つ?
何度めかに、そんな言葉がドサリと落ちてきた。
が、肝心な「何を」は無邪気真っ白なままだ。
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