仕事始め

目覚まし時計のアラームには気がついた。

二度寝して気付いたら１０分寝過ごしていた。

早くて９時起きの生活をしていた名残に、
元のリズムに戻せるかと不安にもなった。



起きてみれば、
疲労感も寝不足感も上滑り感もなかった。

睡眠が治癒力を高めてくれたのかなぁ、
と眠ることの大切さを見直してみたくなった。



通勤路には人の波が戻っていた。

駅へと吸い込まれて行って、
スーツ族の波に揉まれて、
殺伐とした電車内に居場所を確保して、
吐き出されて行った。



街の空気も通常モード。
体調を崩した従業員も揃い、新年の挨拶。
昼過ぎまで作業をして昼からは新年会。
いつになく夢を語っていた。