11月も半ばに入り、
近頃はぬくもりを求めては、その中に安らぎを感じることが増えてきた。
布団の中はもちろんのこと、
風呂の中でもウトウトし、夢を見ていることもしばしばある。
今朝は雨。
雨音に耳を澄ましていると、目の前にある日常の営みから
田舎の風呂の中で聞いていたい気持ちへと振れた。
仕事の手を止めて、一旦今の私を放棄してみると、
私という現象は手応えにに乏しく、儚く、悲しくもあり
それがすべてであり、ここが現場であり、よくまぁここまでとありがたくもある。
雨に流れてしまうものがあり、流してしまいたいものもある。
雨に身を委ねるしかないことが、恐怖と勇気に光る刀に思えた。