な~んにもない

もう、わけわからんわ。

今日も小舟で沖を目指す

2021-11-04 07:57:09 | 日記


今日も始まった。意識に火がともると、もう緊張状態にあった。

身体を包み直して温めてあげると、また夢の世界へ入っていく季節。

それはわかっているけれど、体を動かすことで温め始めることにした。




まだ日が差し込む前にもかかわらず、働き蜂が蜜を集めにやってきていた。

雲はピンクともオレンジともつかない色に染まっていた。

まだ見ぬ空間へ今日も身を投じようと歩き出した。




空間と言えば、そこには何もない様に処理してしまうけれど、風も感じれば、音も流れてくるし、光のラインが走りもする。

物理学的に言えば、空気を構成する分子で埋め尽くされ揺れ動いているという事になるのだろうか。

目の前の空間のさらに先、大気圏の外にはかつてはエーテルと呼ばれていて、今はダークマターと呼ばれるものが存在することになっている。





手元に目を移してスマホを見れば、今日も魑魅魍魎の声がこだましている。

我田引水の複雑な綱引きの陰に追いやられた空間には、何があるのだろう。

荒れて揺れる波底に眠る世界は、どうなっているんだろうか。


素直な一日

2021-11-03 18:31:02 | 日記


今日は好天に恵まれた穏やかな一日だった。

午前中は家人に頼まれた用事に時間を費やした。

昼からは買い物を少々してから仕事をした。




逆風に合わないと見えてこないものがあり、

順風下にあって見失い行くものがある。

不出来な今年の紅葉を眺めていたら、そんな言葉が舞い落ちてきた。



小休止を終えたなら、再び当たっては砕け散る、を繰り返す日々が待っている。

待っているだけでなく、もう既に監視されているかもしれない。

弱気になって来ると、自信や能力や可能性の陰が、また気になって来ることだろう。



久しぶりに何も背負い込んでいない自由な心のままに、過ごしていた気がした。

ありがたい。

人工衛星なのか一等星なのかわからない光を見ていたら、もう少し夜の散歩をしていたくなって来た。





秋は来ぬ

2021-11-02 07:55:31 | 日記

今朝は曇り空。

秋らしい空気が広がっている。

多くの人は秋が短くなったとお嘆きの空気の中。これを放り込むと変人扱いを受ける。

秋の空気はわかっても、世間の相場やその場の空気がわかっていないという事だろうか。





少し遠くを見れば、ススキの穂も頭を垂らしている。

夏の終わりに蝉からバトンを受け継いだコオロギも少なくなり

この街の秋は今。




自ら望んだものや、そうじゃないものを含めて随分といろんなものを身に付けてきたけれど、

心の原風景はどこにどんな風に広がっているんだろう。

私の中にも流れている日本的な血と、頭の中の欧米的理性が今日もぶつかり合う事だろう。





不安の穂が大きく揺れている。

刈り取っても刈り取ってもキリはない。

気が狂いそうになるのは、穂の取り扱いを間違っているからなのかもしれない。



寝ぼけまなこ

2021-11-01 08:35:19 | 日記


新たな週の始まりでもあり、月の始まりでもある。

東の空は黄金色に輝き、あらゆるものを秋色に染めていく。

今シーズンの秋を、満喫は出来ていないものの、長く楽しんでいる気がしている。




通勤路は申し訳程度の植木しかなく、視界には人工物が多く入ってくる。

イメージする秋とズレがあるのは、このせいかもしれない。

それでも空は広がり、手入れはされていないものの管理された草木があり、鳥がいる。




今日もそれぞれの幸せのために駅へ向かって人が流れていく。

食べて行くための芸を磨き、世間様から嫌われないための行儀を更新していく。

幸か不幸か、私もその一人として数えられる。




ふと忘れ物を思い出した。

けれど、もう引き返すわけにはいかないところまで来ている。

笑ってこのまま進むことにした。