――というメッセージやメールを、今まで度々いただきました。
これまでは個々のメールに応じていたのですが、指針となるようなページを一つ作っておくといいかもと思い立ちました。
易の本は、日本の古書にもたくさんいい本があるのですが、文体が現代人には読みづらかったり、旧字体だったり、その頃の時代性が色濃く出ていたりして馴染めないものも少なくありません。そうしたものは、ある程度、易の知識を得てから挑戦するのがいいと思います。
というわけで、ここでは現在の書店やオンラインを通じて手に入りやすいものの中から(=比較的新しめの本)、価格的にも手頃なものを選んで紹介していきます。
ただし、本は人を選ぶというか、その時点での読み手に合ったものがあるものなので、できれば現物を開いて中を確認されるのが一番いいことには違いありません。ネットでもAmazonやGoogleなどで中身検索ができる場合もありますから、購入前に調べてみるといいでしょうね。
基本的には「入門書」、もしくは「初級者~中級者」を対象に選びますが、手軽に読めるものを先頭に、下に行くほど易の専門用語や難易度、または詳細さが増すと思ってください。
また、実践向き(すぐ占える系)のと、易の世界観や哲学を解説するものとでジャンル分けもします。
なお、ここで紹介する本は周易のもので、断易(五行易や六爻占術)と呼ばれる系統のものではないことをお断りしておきます。
<前編>文章量を問わず、64卦と384爻の解説があるもの
なぜ、爻の解説まであるものとしたのかというと、64卦だけで終わっている簡単な易の本が結構あるからで、それだとやっぱり物寂しい感じがするためです。実践的には64卦だけでもいい、という人はたくさんいますが、各爻にもストーリーがあったりして面白いんだよ、ということを知ってほしいのです。
1.『すべてがわかる384爻 易占い』(水沢 有=著、説話社)
2015年年末発行の比較的新しい本です。易の原文は卦辞しか出てきませんが、それだけにとっつきやすく、値段も1000円+税と安価。64卦と384爻それぞれに対し、まんべんなく解説されています。
最初にサイコロとコインによる占い方も説明されているので、とにかく「自分で占えるようになりたい」という方には導入として良いと思います。
ただ、この本だけでは易の全体像とか、その深奥を知ることはできないので、他の書を求める必要があります。
2.『実践易占い』(駒村 慧瓊(えけい)=著、説話社)
1と同じく説話社から出ている本で、こちらは一つ一つの卦爻に対して各テーマごとに解説がなされています。易の哲学的な内容は、とりあえず脇に置いた感じの本です。
大まかには「気運」と「運気」で概略を読み取れますが、以下、「願望・希望・望み、試験・学問、就職、恋愛、縁談・結婚、妊娠、出産、夫婦、金運、相場、取引・商談、交渉、訴訟ごと、選挙、開業、雇用、転業、移転・移動、建築、待ち人、行方不明者、遺失物、人物、病気、旅行、勝負、方角、時間、天候、食べ物、持ちもの、色」の項目別に分かれています。
まるで、いろんなものを少しずつ売っているコンビニのような印象。他の入門書の類にもこうした個別テーマは出てきますが、これだけの数があるのはお目に掛かれません。
ただ、当てもの式に見てしまうとダメな時もあるでしょう。一つの切り口というか解釈の参考にするのが良さそうです。また、吉凶度を表す点数も付いていますが、このへんはあまりとらわれないほうがいいと思います。
3.『生きるヒント 「易経」』(梶川 敦子=著、青弓社)
著者は1923年生まれということで、齢90を超える人生経験から生まれた含蓄ある書。
原文(卦辞・爻辞)にはサラッと触れる程度で、それ自体を詳しく解説したものではありませんが、意味の要点を押さえたうえで著者なりの柔らかい言葉で綴られています。この理由は、次の引用文に集約されていると言っていいでしょう。
「私は、あえて自分流の解釈を自由に入れて本書を書きました。心をのびのびと生かすため、それから「小さな気づき」の手助けのためにです。気楽に読んで参考にしてくれることを、心から願っています。」
学者による目がしばしばするような解説書ではなく、生き生きした文体で語られるものにこそ、易の息吹が宿るのだと思わせてくれる良書です。
とはいえ、「こんな意味不明な原文から、どうしてそんな解釈が出てくるの?」と疑問に思うこともあるでしょう。そういうことが気になり出したら、今度は原文を解説をしている本を手に取りたくなると思います。
4.『すぐに役立つ銭流 易経』(銭 天牛=著、棋苑図書)
発行自体は1986年とありますが、今でも手に入ります。3の梶川氏の本のように、著者なりの解釈で64卦や各爻について述べられています。
独特な話し言葉風の文章で、今からすると一昔前という感じですが、易を堅苦しいものにしないための工夫の一つなのか、あるいは、普段の著者がそういう性格なのか・・・? 発行当時は、易を身近なものとして広める一助になっていたのかもしれません。
卦や爻の解釈は旧態依然としたガチッとしたものではなく、素直に思ったことや経験してきたことを述べている感じを受けます。
易には聖人的な崇高さや深遠な哲学もありますが、同時に、卑俗の中にも息づいている万物の法則なのだということを認識させてくれるような、不思議な書です。
5.『易入門 正しい易占の要領』(柳下 尚範(しょうはん)=著、虹有社)
「昭和の易」と称される加藤大岳師に学び、ご自身の易学教室で後進の指導に当たられてきた方だそうです。
易の歴史から基礎知識に始まり、筮法(占い方)、八卦、64卦の解説へと順を追って丁寧に説明がなされています。爻辞の解釈は一行だけの簡単なものですが、端的に意味を覚えたいという人には、かえっていいかもしれません。
繋辞伝(けいじでん:易の真髄とされる部分)などの翼伝の解説はありませんが、値段も1000円と安く、本格的な易の知識を学びたい方には優れた入門書の一つだと思います。
6.『易占入門』(宇澤 周峰=著、虹有社)
5と同じく虹有社から出版された本です。著者紹介文によれば、加藤大岳師、柳下尚範師に師事されたとあります。
易の基礎から占い方、原文に沿った解釈と著者による占考とが付された、言ってみればオーソドックスな易書です。ただ、十翼(繋辞伝など)の説明はなく、八卦および64卦と384爻の説明に的を絞ったものになっています。
なお、僕はもっていませんが、2016年に同じ著者&出版社から『絵で学ぶ易占』を出されています。リンク先で試し読みできます。こちらも入門者用という感じでしょうか。ただ、値段が高めで手が出にくそうですが。
また、宇澤氏が監修されている『易占例集』もあり、こちらはAmazonでも一部を見ることができますが、基本的に占例集というのは値が張ります。よほど易にハマるのでなければ無理して買う必要もないと思います。
それよりも、自分自身の日常の中で――占い面であれ哲学面であれ――何かしら易を役立てることを考えたほうが、ずっと意義深いです。
7.『新訂 現代易入門 ―開 運 法―』(井田 成明(しげあき)=著、明治書院)
柳下氏の『易入門』も、その当時では“現代易”を意識されたものだったようですが、さらに時代は進み、よりポピュラーな解釈が必要になってきました。そうした需要に応えたのがこの本だと言ってもいいかもしれません。
基礎的な事柄はもちろんのこと、真勢流(生卦法)などの易の応用技法にも触れられています。また、64卦の解説が2ページごとの見開きで読めるようになっているのも親切設計に思えます。巻末には易の書き下し文と、その意味の解説も出ています。
メールで僕に入門書を尋ねてきた方々にもこの本を薦めてきましたが、いかんせん今では入手が困難になっているようです。Amazonなどでも高値が付いてしまっています。
井田氏はこれ以外にも、易の教養が散りばめられた『易の魅力と智恵』(明治書院)という本を出されています。そちらの巻末にも易の原文と解説が付いています。副読本としてお薦めします。
8.『現代の周易 ―易占の基礎から応用まで―』(笠原 維信(これのぶ)=著、プロスパー企画)
経営コンサルタントとしての経験を反映させた占考が特色。本書は、この方の『易学入門』という本を前編とした後編的位置づけだそうです。
爻辞に対する通説的な解釈とは別に、著者の見識と実占経験による占断文が添えられています。わりと断定的でズバッと切るような解釈ですが、そこはやはり決断の連続である経営者を支える立場で生きてきたからこそなのかもしれません。
だらだらした書き方ではなく、本の体裁も一貫しているので、読みたい卦爻をすぐに見つけることができます。原文とその読み下し分もあるので、副題にあるように「応用」への手引きにもなる本です。
ホームページも作られています。「経営易学教室」
※現在はリンク切れのようです。
9.『サイコロを使った実占・易経』(立野 清隆=著、五月書房)
6の宇澤氏の本と似た作りですが、「六十四卦の解説と占考」に入る前の「易の基礎知識」も見どころだと思います。
易の三義についても触れられていますし、八卦の意味するものについても詳細です。また、八卦の変化を読む「卦変活用法」も、全てではないですが書かれています。
占法としては、書名にある通りサイコロによる方法論が二つと、時計の針を使った方法論が一つ紹介されています。このへんは人によってやり方が違ったりしますが、好みもあるので「これじゃなきゃダメだ」と決めつけず、自分に合ったやり方を見つければいいでしょう。同様に、人の占い方にケチをつける必要もありません――相手がその方法で「読める」と信じている限り。
第二部からの64卦と各爻の解説は、基本的には原文に沿ったものになっていますが、単に原文をなぞっているだけでは気づきにくい視点(爻同士の関係など)も踏まえており、言葉は難しめですが丁寧で読みやすいものとなっています。
この本と、3の梶川氏の『生きるヒント「易経」』あたりを一緒に読むと、易がもつ奥行きとか味わい深さを一層感じられるのではないかと思います。
10.『中国の思想7 易経』(松枝 茂夫、竹内 好=監修、丸山 松幸=訳)
易の底本にはいろいろありますが、よくあるのが朱子の【周易本義】、孔穎達(くようだつ)の 【周易正義】、程頤(ていい)の【伊川易伝】といったものです。この本はその中の【周易正義】に基づいて訳出しているとあります。
原文とその読み下し文はもちろん、それを現代的な言葉でさっくりとまとめています。後半には易のコアである繋辞伝(上下)の訳と解説も出ていますし、各卦に彖伝(たんでん)・象伝(しょうでん)が付され、乾坤の卦には文言伝も出ています(十翼の内、説卦伝・序卦伝・雑卦伝の三つは省かれている)。
ただ、僕の持っている本は1965年(昭和40年)の初版の頃のものなので、だいぶ古いです。今だと増補版が出ていますし、Kindle版もあるので、新しいのを求めてください。
11.『運勢叢書 現代易占詳解』(鹿島 秀峰=著、神宮館)
古来、教養や哲学としての易と、予測(占い)や決断といった実務的な易の両面があるとされてきました。それは現代においても変わらず、「知行合一」とでもいいますか、実占(実践)と哲理との両輪がやはり大切です。
この書は、明確に実践寄りの書ですが、占断に当たっての心構えについては厳しいくらいにハッキリと説いています。人生の一大事に関する悩みや決断に対して、幸せな方向にもっていくための指南を導かなければならない、そういう高い志が必要だ――そんな主張が最初に書かれています。
お遊びや単なる気休めでは済まないことだからこそ、真剣に易占に向かえというのは、当たり前のことではありますが、こうもビシッと言われると背筋を伸ばして正座したくもなります。
象意や占考に対しても豊富な経験から出たヒントに溢れています。爻辞についてはその原文の解釈よりも、実践での状況判断や考え方のほうに重点が置かれています。
この他、江戸時代中期の儒学者&易学者である新井白蛾による64卦の象意や、卦の応用的(変則的な)読み方についても記載されていて、参考になるものがあるでしょう。
12.『易経読本 入門と実践』(河村真光(まさひこ)=著、光村推古書院) ※2017/1/25 追加
この記事のためにAmazonで入門書を探っていて見つけた一冊。全くの未見でしたが、購入して正解でした。
本の構成としては、4.『すぐに役立つ銭流 易経』(銭 天牛=著、棋苑図書)に少し似ている気もします。
爻辞は意訳なので、原文に当たりたい人は他の書を求める必要がありますが、裏卦(錯卦)による補助文もあって参考になりますし、卦の解説も十分です。なにより、各卦にある[事例・要約]が魅力的で、ここだけ見ても買う価値のある書です。
読本というタイトルから、ざっくばらんに知識が散りばめられた中途半端な本を想像する人もいるかと思いますが、これはそうではなく、易のことが総合的にまとめられていて、入門においての不足はないと考えます。
僕自身まだ買ったばかりでしっかり読めていませんが、これから手元に置いて参考にしていこうと思っている一冊です。
13.『艱難を裂く、決断の書 「易経」』(箕輪 隆素(みのわたかもと)=著、幻冬舎)
入門書の域を超えているかもしれませんが、最近出た本で良書かつ大変な労作だと思ったので、紹介しておきます。
著者紹介によると、埼玉県各地の公立高校の教諭を長年勤められたそうで、国語の先生だったのでしょうか、挙げられている参考文献の辞書的な本の数が半端ないです。
それだけに字義的な解釈は懇切丁寧で、専門書を除けば類を見ないほど。どのような読み方をし、どんな意味があるのかを、つぶさに記しています。次に紹介する本田氏の『易』と一緒に読まれると、卦辞・爻辞についての理解がグッと進むのではないかと思います。
易経の原文こそ出ていませんが読み下し文はあります。難読漢字には著者の意向でルビが振られており、読んでいて詰まるということはあまりないと思われます。
はたと気がついたのですが、「新釈漢文大系」の幾つかが文献に挙げられているものの、そこに同シリーズの『易経(上23、中24、下63)』(今井 宇三郎=著、明治書院)が入っていません。
おそらく、そこで使われている底本が異なるためと(※)、著者が学んだ先生の易学を尊重して、あえて参考にされなかったのだろうと思います。
※新釈のほうは主に「周易本義」などの宋易が中心で、こちらのほうは漢文大系『周易』(王弼注の「周易経翼通解」他)によっている。
14.『易』(本田 濟(わたる)=著)
これも初心者には難しい本ですが、易経の全編を読めるという点で、決して外せません。これと次の『易経(上・下)』(高田真治・後藤基巳=訳)の二つがあれば(他にもありますが高価なので、ここではお薦めしません)、 ひとまず易というものの全体像をつかめるのではないかと思います。
この本の特に良いところは古人・先人の解釈を比較したうえで、どれを採用したかを示していることです。原文を解釈したといっても、それが何をベース(底本)にしたものなのか、はたまた自身の経験から来る意訳なのかを明らかにしないと、読み手に変な誤解を与えかねないからです。
実践的には、例えば爻辞の字義的な差異とか解釈の違いよりも、その文章感というかシンボル的な印象のほうが大事だったりする時があり、単純に言葉を煮詰めていくだけではどうにもならないことはあります。そういう意味で、実践(実占)家の書く易書は、意訳あるいは超訳的な文章が多めです。
ただ、本書の意図はそもそも違っていて、冒頭に著者の姿勢が明らかにされています。
「一切の新説を排除」し、「『易』がもと何であったか、でなく、『易』が古来の人々にとっていかなるものであったか、を問題としたい」(3ページ目)
そういうわけで、学術的な側面が強い書ですが、様々な古人の解釈を比較し、また参考にすることもできるという面白味も含んでいます。
多くの易の本を読まれてきた方々からの評価も高い、良書の一つです。
15.『易経(上・下)』(高田 真治・後藤 基巳=訳、岩波文庫)
第一版が1969年で、僕が2000年初頭に買った上下巻は44~45版とあります。それだけ読み継がれてきたという証ですね。
その理由としては、まずポケットサイズだということ。文庫なので上下巻を文字通りポケットに入れることもできます。上下はその名の通り、易経の上経と下経+十翼に分けられています。
昭和の時代は、骨太な易の本が幾つもあって、例えば今も評価の高い、『易経講話(全5巻)』(公田 連太郎=著、明徳出版社)や、『易学大講座(全8巻)』(加藤 大岳=著、汎日本易学協会)がそうですし(僕自身は「易学大講座」は持ってません)、他にも、『易経大講座(全12巻)』(小林 一郎=著、平凡社)や(※)、『易経(天・地・人)』(水野 勝太郎=著、ジャーナル社)などがあります。
※『易経大講座』は国会図書館デジタルコレクションで読むことができます。
こうした分厚い本は容易に持ち運ぶことはできませんから、必然的に手軽なものが欲しくなります。そこで、この文庫版の「易経」上下巻の登場です。
体裁としては、原文→文語訳(書き下し文)→口語訳(現代語での意訳)となっていて、意訳で意味を把握しながら、文語訳で原文の感覚に馴染んでいく感じ。この本に限っては、文章が冗長でないのもいい。
ただ、易について何も知らない人が、いきなりこれから入ると面食らって挫折するかもしれません。
1の『すべてがわかる384爻 易占い』のように、ほとんど原文や書き下し文の出ていない本から入った方で、もっと奥深さを知りたいとか、易の全体像を知りたいと思い始めた人には格好のテキストだろうと思います。
値段も安いほうなので、下手に薄汚れた中古本に手を出すより、新品で買って自分の手垢を付けていくようにしたいものです。
16.『周易本義 (中国古典新書続編)』(朱子=原著、中村璋八・古藤友子=著(訳・通釈)、明徳出版社) ※2017/1/25 追加
易を解説している書は、現代に至るまで数限りなく出てきたといわれますが、これはその代表作です。この『周易本義』(1175-1200年頃)が出て以来、後世に読み継がれ、引き合いに出され、参考にされてきました。
日本の周易書の多くも、この朱子、または程氏の系統によるものだとされています。それほど影響力の強かった書物の一つ、ということです。易の古典に当たってみたいと思う方は、読みやすさの点からもここから始めてみるといいかもしれません。
なお、中村璋八先生は、同じく中国古典である『五行大義』や『菜根譚』についても訳され、解説されています。
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ひとまず、今手近にある本を漁って書きましたが、実際には僕の持っていない本で易の導入としてふさわしいものは、まだまだあると思います。初心者や学び始めて間もない人たちに薦められる本を見つけたら、その時々で追加していきたいと思います。
中には、すでに絶版していたり、プレミアがついて値が跳ね上がっていたりで、手に入れにくい状況にある本もあるかと思います。
例えば、僕自身未見ということで気になっているんですが、田中恵祥さんの著作(『易経入門』と『易経の知恵』)はAmazonでのレビューもよく、初学者にもオススメできるものなんじゃないか、という気がしています。
後日記:2017/3/23
20日の春分の日に注文していた『易経入門』が届きました。パッと見、「恵祥先生のしあわせアカデミー」の易経六十四卦の解説と同じように思います。絶版とのことで、太っ腹にもHPに内容を掲載されているのかもしれません。もしそうであれば、なんと素晴らしいことでしょうか。僕もその精神を見習いたいです。またHPでの説明を読む限りでは、『易経の智恵』というタイトルの本も内容的には一緒のようです(Amazonで値が跳ね上がっていますが)。
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後編は、易の総論的な本や、副読本に良さそうなものを取り上げる予定です。
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