未来ある若者なのに、とても残念な事ですね。
美容師の手荒れについては、これまでに何度も書きましたが、それは美容師だから手荒れするのでは無く、手荒れるような薬剤(ほとんどがシャンプー剤です)を使っているからなるのです。
でも、そのようなお店で使われている薬剤ではスタッフの手と同じようにお客様の髪や頭皮にもダメージを与えているのです。
それでも世の中のイメージでは美容師は手荒れをするものだと思われている事が多く「自分は肌が弱いから美容師は無理だ」と志半ばで辞めてしまう人の数も少なくありません。
当店にもこれまでに他店で働いていて、手荒れが酷くて美容師を諦めかけた人がスタッフとして長年働いてくれたことがありましたが、その人たちは一度も手荒れをした事がありませんでした。
そして、昨日は別のお客様が「いま姪っ子ちゃんが美容学校に行っているのですが、どんなお店に就職したら良いのでしょうかね?」と聞かれましたが、それについては「どんな美容師になりたいか?という事にもよるでしょうね」とお答えしました。
そんな事を話していたら、そのお客様は汗疱で悩んでおられたので、その事についても説明させて頂くと「美容師さんはそんな勉強もしているのですか?」と聞かれたので「美容師にもよりますが」とお話ししました。
聞けば皮膚科や歯科に行って色々と相談されていたそうですが、思うような結果が出ず、長い間この病で苦しんでいるそうです。
何よりも問題なのは病院でも決定的な原因が分からないと言われながらもステロイドを出される事に不信感を抱いていたそうです。
なので、治るかどうかは分かりませんが、考えらえる改善方法をお話しさせて頂くと「やってみます」と笑顔を見せて来れました。
またアロマの勉強を凄くしていたそうで精油についても色々とお話しさせて頂くと「知らない事がたくさんありました」と喜んでました。
とにかくたくさんのご質問をして下さったので何時もよりも長い時間お店に滞在されていましたが、お互いにとても勉強になりました。
最後に姪っ子ちゃんの美容室選びについては面接では見えない3つの見極め方をお話させて頂きました。
でも、それはお客様でも同じ事。
「それを見れば、その店のお客様やスタッフに対する考え方が分かるので」とお話すると「なるほど。分かりやすいですね、姪っ子ちゃんに伝えておきます」と喜んでいました。
これから美容師を目指す若い人達には一度くらいの手荒れで夢を諦めるまえに本当に良いお店(オーナー)を本気で探してみてはいかがでしょうか?
どうか本当に良い出会いがある事を心から祈ります。