最近、シリコンでの被害報告が広がりはじめ、今では「ノンシリコン」と商品に書き始めているメーカーも少なくありません。
今ごろ何の自慢?って思いますけどね~(かつて無添加の表記が流行ったように・・・)
私達は25年以上も前に枝毛コートなどの商品が世に出た時から、シリコンの使用については、パーマやカラーの施術だけではなく、発毛環境にも悪影響を与えると警告し続けてきました(当時は、ほとんど耳をかさない方が多かったです・・・)
その後も大手の化粧品メーカーさんは低コストで、それなりの質感が求められると言う理由だけでコーティング剤を配合し続けてきました。
今でも「二週間で修復」とか「乾いた後はトゥルン、トゥルン」なんて言うCMを見ると本当に残念です(サロンで受けるトリートメントやヘッドスパにも使われている事が多いですよ)
でも、それよりも酷い話は最近の美容室でブームになりつつある「シリコン除去」がメニュー化されている事です。
さらに、それらの除去剤やメニュー化を売り出しているのも化粧品メーカーであり、それらの除去剤や除去システムの導入のためのセールストークに「プラスαのメニューで単価アップ」などと書かれています(どこまで消費者を馬鹿にするのだろうか・・・)
こんなのを見ていると、多くの化粧品メーカーはシリコン被害を自分達で広めておきながら、今度はそれを無くすために、それようのシステムを作り、料金の二重取りを美容師に勧めているのかと思うと本当に酷い話しだし、残念でなりません。
いま化粧品メーカーが「ノンシリコンが良い」と言うのなら、そのメーカーさんの販売商品の原料から全てのコーティング剤を排除すべきだと思うし、シリコンによるコーティング剤での被害者の方々には除去する事を無償提供しても良いくらいだと思います。
でも、それはとても難しい事なので、消費者の方々には「コーティング剤配合の商品を使わないで欲しい」と願うしかありません。
自分の髪は自分で守れる事に早く気づき、本当に適切なアドバイスをしてくれる美容室を早く見つけてくださいね。
その事で自分の髪の将来は変わってしまいますからね。
そのためにも、より安全で健康を守る商品の開発も続けていかなければと思ってます。