美容師の悩み？

深夜にテレビを見ていたら、職業別に若い女性を集めて、人間ドックを行い健康状態を調べると言う番組がありました。

その番組内での質問コーナーで３人の美容師さんに悩みを聞くと「手荒れ」と、すかさず答えていました。

毎日シャンプーをしているアシスタントの美容師さんは「指が腫上がり痒くて寝れない」と言い、スタイリストさんは「病院に行っても治らない」と言っていました。

でも、全ての美容室でこの様な事になるわけでは無く、むしろ、それを公言することは、そのサロンの材料や商品が粗悪品である事を証明しているような物なのです。

また、その事が「女性の脱毛症」の原因にも関与しているのです。

それは、手の角質を溶かしてしまうほどの溶解力の強いシャンプー剤により、それよりも薄い角質層の頭皮などは簡単に溶かされてしまいます。

その事が、真皮細胞に多大な影響を与え、髪の素である「毛芽」も溶かされてしまうので、新生毛が出来にくくなるのです。

いづれにしても、美容師だから「手荒れをしている」のではなく、手荒れを起こすような粗悪な材料を使っている美容室に問題があるのです。

本当に安全な材料を使っている美容室では手荒れで悩む美容師さんは、いないものなのです。

今頃になって・・・・・

昨晩、テレビを見ていたら、またまた髪の健康について話をしていました。

やはり女性の脱毛症は確実に増えています。

私たちが７～８年ほど前に美容師さん向けの講習会を始めたころ「頭皮の健康の大切さ」に興味を示す美容師さんはほとんどなく、世間はカリスマ美容師ブーム一色に染まっていました。

その結果、美容師さんに呼びかけをしても、ほんの数名しか集まりませんでした。

ところが近年ではヘッドスパなどのスキャルプケアのメニューや商品に注目が集まっています。

その事を証明するかのように、私たちの講習会でも興味を示す、美容師さんが増え、会場に入りきれなかったり、入会を制限するほどになりました。

そんな中、頭皮の健康や女性の脱毛症についての正しい情報が伝わらず、いまだに「頭皮の汚れ」だけに囚われ、間違えた商法で人気を集めているサロンが増えています（勿論、清潔にする事は大切ですが・・・）

これもまたブームになり、やがて消滅してしまうのでしょうか？

でも、本当に困っている女性が増えている限り、本当に正しい情報を伝えてほしいと願っています。

普通の事に感動

今日、２年ぶりに髪をカットされた、お客様が「カット出来るようになったなんて夢のようです」と言って大変喜んでおられました。

何でもない、普通の出来事なのに、一度髪を失った女性が、再び髪を取り戻し、カット出来る事が、こんなに嬉しいと思えるのは、その人の立場にならないと分からないものなのでしょうね。

クレールでは、このような場面にたくさん出会いました。だからこそ、本当に髪を「大切にしてほしい」と思います。

詳しくは「これも美容室の大切な仕事です」をご覧下さい。