今日はネットニュースで見つけたお医者さんのインタビューを紹介したいと思います
これまでにも同じような事をお客様に説明してきましたが、所詮は美容師?なぜかお医者さんの言葉には真実味を感じる人が多いでようす
でも、実際には病院に行かれても改善せずに美容室に来られる事も良くありますが、美容師は毎日のように多くの方々の髪や頭皮を見ているので、そのデータ量はお医者様でも適わないと思います
例えば初めてご来店された方の髪や頭皮を見て、日頃のヘアケア商品にどのような性質の物をお使いなのか分かります(それが分からなければパーマやヘアカラーの正確な操作が出来ないからです)
でも、それは意識の問題であり、病院ではヘアケア商品やお手入れ方法などのアドバイスも無く、薬の処方で「しばらく様子を見ましょう」と言われている事でも改善の難しさが伺えます
その点で言えば、美容師は薬の処方などの医療行為が出来ないため、できるだけ自然環境を取り戻すための施術や生活習慣のアドバイスを行い、正しい新陳代謝を取り戻す事を促します。
何はともあれ、今日見たニュースを少し抜粋してみようかな(コピペはダメだけど、これは紹介してみようと思います)
●商品表記に隠されたワナ
最近、人気のあるシャンプーには、どのようなものがあるのでしょうか?
注目されているのは、ノンシリコンシャンプーとオーガニックシャンプーです。シリコンは、「ジメチコン」「シクロメチコン」などの成分が含まれているか確認をすることで判断できます。シリコンの主な効果は「髪の滑りをよくする」「しっとりとした仕上がりになる」といわれています。市販シャンプーは高級アルコール系が主流ですが、洗浄力が強く、皮膚に必要な皮脂も洗い流してしまうのでシリコンを配合して、しっとりさせているのです。
シリコン自体に害があるわけではありませんが、使い方は考えないといけません。一般的に美容室で使われるコンディショナーにはシリコンオイルが含まれており、髪の毛がしっとりするのはシリコンの効果です。シリコン入り、ノンシリコン、どちらのシャンプーを使うにしても、美容師は皮膚の構造や成分の効果などの専門的な知識を習得し、お客様へ的確な情報を提供できるようにする必要があります。
消費者も啓蒙する必要があると思います。多くの人が勘違いしている表記として、「オーガニック」があります。オーガニックと聞くと「化学薬品を使用していない化粧品」と考えている人が多いと思いますが、原材料の一部にオーガニックの植物を使っているだけでオーガニックの表示が可能です。残りは合成界面活性剤や防腐剤などの有害な化学物質が含まれていることも少なくありません。また、オーガニックの原料から成分を抽出する際に強い薬剤を使うことも多いため、オーガニックの表記があったとしても肌に優しいとは限りません。
その原因としては、日本にオーガニックを評価する認定制度がないことが挙げられます。オーガニックの原料は値段が高いので、それだけで製造すると商品も高額になります。そこで、オーガニックと非オーガニックを混ぜた商品が存在しているのです。また、オーガニックの定義も非常に曖昧で、信用性に乏しいのが現状です。
ノンシリコンやオーガニックのほかに、最近は「無添加」という表記を目にしますが、無添加とはどのような商品なのでしょうか?
そもそも、何が無添加なのかに留意する必要があります。無添加という響きから、「すべて天然由来成分でつくられていて、体に悪いものが入っていない」との印象を抱くかもしれませんが、天然由来とは何か、無添加とは何かを知らなければなりません。極論すれば、石油系界面活性剤もシリコンでさえも、元をたどればすべて天然素材からスタートしているので、天然由来といえます。また、無添加との表現に規定はなく、多くは「特定の成分を含んでいない」という意味で使用されています。決して「体に悪い成分が入っていない」という意味ではありません。
ノンシリコン、オーガニック、無添加の表示があるシャンプーは軒並み値段が高めですが、シャンプーの価格は、需要と供給・製造ロット(製造数)・販売予想数、販売予想経費等(広告費等含む)によって決まります。高額な商品だから高額な成分が入っているとは限りません。高額成分もたくさん仕入れれば安くなりますし、販売予想数が少なければ高額になります。ノンシリコンシャンプーは「シリコンが入っていない」というだけで、軒並み高額な理由がわかりません。
●有名ブランドの商品には、だまされてはいけない
有名ブランドが販売している商品にも、同じようなことがいえそうですね。
歴史もあり有名女優やセレブが愛用するブランドが日本でもシャンプーなどのヘアケア商品を発売したところ、大ブームになり、今でもヒット商品に位置づけられています。通常価格の10倍以上もする商品でも、「有名ブランドだから、良い商品のはず」「たくさんの有名人も使っている」という理由で、多くの女性が購入し続けているのです。私が美容室の指導をする際には、数種類のシャンプーを使ってもらい、使い心地を確認するのですが、そのブランドのシャンプーは必ずしも使い心地が優れているわけではありません。
これらの商品に見られる特徴のひとつとして、香りで消費者を釣り上げている点があります。消費者は香りで高級感を得ていますが、品質が優れているわけではありません。価格が市販品の10倍以上していても、成分や効果は変わらないのです。ブランドやうたい文句にだまされず、自分に合っている商品が何かを、一度しっかり考えてみることが必要でしょう。
yahooニュース「高額シャンプーは要注意?オーガニック、無添加、ノンシリコン…有害物質含有のケースも」より
この記事は、ある女医さんと美容家の方の対談ですが、一般の美容師がここまでお話しても、なかなか消費者には届かないのが現状です
本来ならば消費者の一番近くにいる美容師が、本当に安心して使える物を知らせてあげる事が大切なのでしょうね

これまでにも同じような事をお客様に説明してきましたが、所詮は美容師?なぜかお医者さんの言葉には真実味を感じる人が多いでようす

でも、実際には病院に行かれても改善せずに美容室に来られる事も良くありますが、美容師は毎日のように多くの方々の髪や頭皮を見ているので、そのデータ量はお医者様でも適わないと思います

例えば初めてご来店された方の髪や頭皮を見て、日頃のヘアケア商品にどのような性質の物をお使いなのか分かります(それが分からなければパーマやヘアカラーの正確な操作が出来ないからです)
でも、それは意識の問題であり、病院ではヘアケア商品やお手入れ方法などのアドバイスも無く、薬の処方で「しばらく様子を見ましょう」と言われている事でも改善の難しさが伺えます

その点で言えば、美容師は薬の処方などの医療行為が出来ないため、できるだけ自然環境を取り戻すための施術や生活習慣のアドバイスを行い、正しい新陳代謝を取り戻す事を促します。
何はともあれ、今日見たニュースを少し抜粋してみようかな(コピペはダメだけど、これは紹介してみようと思います)
●商品表記に隠されたワナ
最近、人気のあるシャンプーには、どのようなものがあるのでしょうか?
注目されているのは、ノンシリコンシャンプーとオーガニックシャンプーです。シリコンは、「ジメチコン」「シクロメチコン」などの成分が含まれているか確認をすることで判断できます。シリコンの主な効果は「髪の滑りをよくする」「しっとりとした仕上がりになる」といわれています。市販シャンプーは高級アルコール系が主流ですが、洗浄力が強く、皮膚に必要な皮脂も洗い流してしまうのでシリコンを配合して、しっとりさせているのです。
シリコン自体に害があるわけではありませんが、使い方は考えないといけません。一般的に美容室で使われるコンディショナーにはシリコンオイルが含まれており、髪の毛がしっとりするのはシリコンの効果です。シリコン入り、ノンシリコン、どちらのシャンプーを使うにしても、美容師は皮膚の構造や成分の効果などの専門的な知識を習得し、お客様へ的確な情報を提供できるようにする必要があります。
消費者も啓蒙する必要があると思います。多くの人が勘違いしている表記として、「オーガニック」があります。オーガニックと聞くと「化学薬品を使用していない化粧品」と考えている人が多いと思いますが、原材料の一部にオーガニックの植物を使っているだけでオーガニックの表示が可能です。残りは合成界面活性剤や防腐剤などの有害な化学物質が含まれていることも少なくありません。また、オーガニックの原料から成分を抽出する際に強い薬剤を使うことも多いため、オーガニックの表記があったとしても肌に優しいとは限りません。
その原因としては、日本にオーガニックを評価する認定制度がないことが挙げられます。オーガニックの原料は値段が高いので、それだけで製造すると商品も高額になります。そこで、オーガニックと非オーガニックを混ぜた商品が存在しているのです。また、オーガニックの定義も非常に曖昧で、信用性に乏しいのが現状です。
ノンシリコンやオーガニックのほかに、最近は「無添加」という表記を目にしますが、無添加とはどのような商品なのでしょうか?
そもそも、何が無添加なのかに留意する必要があります。無添加という響きから、「すべて天然由来成分でつくられていて、体に悪いものが入っていない」との印象を抱くかもしれませんが、天然由来とは何か、無添加とは何かを知らなければなりません。極論すれば、石油系界面活性剤もシリコンでさえも、元をたどればすべて天然素材からスタートしているので、天然由来といえます。また、無添加との表現に規定はなく、多くは「特定の成分を含んでいない」という意味で使用されています。決して「体に悪い成分が入っていない」という意味ではありません。
ノンシリコン、オーガニック、無添加の表示があるシャンプーは軒並み値段が高めですが、シャンプーの価格は、需要と供給・製造ロット(製造数)・販売予想数、販売予想経費等(広告費等含む)によって決まります。高額な商品だから高額な成分が入っているとは限りません。高額成分もたくさん仕入れれば安くなりますし、販売予想数が少なければ高額になります。ノンシリコンシャンプーは「シリコンが入っていない」というだけで、軒並み高額な理由がわかりません。
●有名ブランドの商品には、だまされてはいけない
有名ブランドが販売している商品にも、同じようなことがいえそうですね。
歴史もあり有名女優やセレブが愛用するブランドが日本でもシャンプーなどのヘアケア商品を発売したところ、大ブームになり、今でもヒット商品に位置づけられています。通常価格の10倍以上もする商品でも、「有名ブランドだから、良い商品のはず」「たくさんの有名人も使っている」という理由で、多くの女性が購入し続けているのです。私が美容室の指導をする際には、数種類のシャンプーを使ってもらい、使い心地を確認するのですが、そのブランドのシャンプーは必ずしも使い心地が優れているわけではありません。
これらの商品に見られる特徴のひとつとして、香りで消費者を釣り上げている点があります。消費者は香りで高級感を得ていますが、品質が優れているわけではありません。価格が市販品の10倍以上していても、成分や効果は変わらないのです。ブランドやうたい文句にだまされず、自分に合っている商品が何かを、一度しっかり考えてみることが必要でしょう。
yahooニュース「高額シャンプーは要注意?オーガニック、無添加、ノンシリコン…有害物質含有のケースも」より
この記事は、ある女医さんと美容家の方の対談ですが、一般の美容師がここまでお話しても、なかなか消費者には届かないのが現状です

本来ならば消費者の一番近くにいる美容師が、本当に安心して使える物を知らせてあげる事が大切なのでしょうね
