私は、良くお客様に「美容師さんなのに綺麗な手をしてますね」と言われます。
美容師の悩みでもっとも多いのが『手荒れ』です。
私も若い頃は、手荒れで辛い日々を過ごしていました。
いま思うと何よりも無知だったのは美容師だから手が荒れるのは当たり前だと思っていたことです。
ところで、人の体の表皮には常に外界にさらされている手のひらや足の裏は、とても分厚く丈夫に出来ています(手足は約0,4~0,6mmで、その他は0,1mm程度)
これほどまでに分厚く丈夫な手を荒れさせるほどのシャンプー剤により、とても薄くてデリケートな頭皮を洗浄する事に危険を感じている人はどれほどいるのでしょうか?
私はシャンプーを開発するようになってから、もう何年も手荒れをしていません(アレルギー体質なのですが)
それどころか、いつもお客様に「凄く綺麗な手ですね」なんて言われます。もちろん1年中。
昔は美容師だから手荒れをすると思っていましたが、そうではなく手荒れをするようなシャンプー剤を使っているから荒れるのですよ。
最近は、お客様の髪と頭皮の健康を考え、低刺激を追求する美容師さんも増えています。
それでも、まだ手荒れが酷い美容師さんがいる事も事実です。
髪と頭皮の健康のために安全な美容室を選ぶのなら、サロンスタッフさんの手荒れのチェックを忘れずにしてくださいね。
また、美容室で働く美容師さんも、酷い手荒れを起こさない薬剤を使っているサロンさんを選ぶことが今後の美容師人生にとって重要なことを覚えておいてくださいね。
手荒れと頭皮の健康には重要な関係性があり、少なからずとも脱毛症などにも影響があることも覚えておいてくださいね。
恥ずかしながら、毎日シャンプーしているおじさん美容師(私の)手です