今日、雑誌の付録にP社のトリートメントがついてきました(最近の女性雑誌は豪華な付録がついてますね)
本心は、怖くてとても試す気にはなりませんが、これもデータ収集と思い恐る恐る触って見ました。
まずは何時もの配合成分のチェック!すると、お決まりのようなシリコンコーティング剤が配合されています。
しかも配合表示(16種類の内)が水の次の2番目にビスアミノプロピルジメチコンと書いているので、かなり高濃度で配合してるようです。
また、原料臭を消すのに5番目に香料が書いてあります(珍しいくらいの高濃度の香料と思います)
通常、化粧品の表示成分表は配合量の多い順番から明記されます。
このトリートメント剤は16種類の原料を配合して作られていますが、その中でも珍しいのは通常はジメチコンや香料は補助的に配合しますが、この商品は表示の順番から推測して、それらの原料を結構な高濃度で配合されているように思います。
さらに不思議な事にトリートメント剤なのに着色料を2種類も配合している事です(洗い流すトリートメント剤なのに色は売れ行きに関係あるのでしょうか?)
アレルギーの方々が増えている現代でも発がん性やアレルギー性の疑いのある原料でも平気で配合するあたりは、さすがに大手化粧品メーカーさんですね。
私は商品開発のために良くサロン系の商品を購入し、テストをします。
しかし、市販品にはあまり興味がなく(原料メーカーさんからのデータで知っているから)買う事もありませんが、今日はサンプルがついていたので、久しぶりにあれこれと試してみました。
その結果、まず匂いで既にノックアウト(匂いと言うより、まるで臭い)
さらに手に取って水をかけたり、その手を乾燥させたり、色々試しましたが、一番問題に感じたのは、その残留性による危険性です(さすがに髪と頭皮には怖くて使えませんでした)
その後、何度か手を洗ったけどツルツルも取れないし臭いも取れない(臭い)。
これ、アトピーや敏感肌の方々が使うなら必ずパッチテストをした方が良いですよ(余談ですがアレルギーのある方はシャンプーでさへ、パッチテストをすることをお勧めします)
久しぶりに市販品のヘアケア商品に恐る恐る触れ、あらためて感じましたが、これなら髪の修復(現実には修復ではないけど)に14日もかからず、これほどの高濃度のコーティング剤なら瞬時に毛髪はサラサラになるはずです。
その代わりに、人間の本来の毛髪ではなく、その生理機能も含めて、別の物に変化してしまう事も忘れないで下さいね。
何よりも恐ろしいのは、これらの商品に触れる事や、その感触を普通と感じるようになってしまう事です。
そのためにも、あらためて女性の髪の安全なノンシリコンで負けない手触りや艶を出せるような商品を作らなければと、強く感じました。