昨日、インターネットニュースにこんな記事がありました。
1/7(火) 17:24配信 東京商工リサーチ
「理容業・美容業」の倒産が急増、過去最多を更新。理容業・美容業の倒産年次推移過去最多の119件、過当競争で淘汰進む。
2019年(1-12月)の「理容業・美容業」倒産は、バブル末期の1989年以降の30年間で最多の119件に達した。これまで過去最多だった2011年の118件を8年ぶりに上回った。件数は2016年の82件から4年連続で増加し、増勢が強まっている。
2019年の理容業の倒産は14件(前年比6.6%減)で前年から1件減少したが、美容業は105件(同10.5%増)と大幅に増加し、明暗を分けた。
理・美容業は、大都市を中心に店舗が乱立し、過当競争が続く。人口減少や顧客の高齢化などで顧客囲い込みが激しさを増すなか、1000円カットなど低価格チェーンも台頭し競争が過熱化している。小資本でも独立できる業界なため、参入障壁も低く、既存店舗と相次ぐ新規参入組との間で熾烈な競争が繰り広げられている。
生き残り競争には、新規顧客の獲得に向けたPRやクーポンなどのアイデアだけでなく、技術や価格競争力も必要になっている。また、予約システム、顧客のヘアーデザインのデータ化など、顧客獲得にはIT化と利便性も求められる時代を迎えている。
倒産ではないが、事業停止した休廃業・解散も2018年は317件(前年264件)と増加した。1社で複数店舗を経営しているケースも多く、店舗数ではかなりの数が休廃業・解散で閉店し、一般的な閉店も含めると数千店舗に達する可能性もある。
経営者の高齢化や人材確保の問題などの問題もあり、理・美容業は小・零細規模を中心に淘汰を余儀なくされている。「理容業・美容業」の倒産は、今後も増加する可能性が高まっている。
「理・美容業」の倒産は今後も増加の可能性
2019年の「理容業・美容業」の倒産は119件(前年比8.1%増)に達し、1989年以降では東日本大震災が発生した2011年の118件を上回り、最多記録を更新した。また、2016年以降、4年連続で増加している。
このうち、「理容業」は14件(同6.6%減)と、8年連続10件台で落ち着いて推移している。一方、「美容業」は105件(同10.5%増)で、過去最多だった2018年の95件を上回り、最多記録を塗り替えた。最近は男性客も多い「美容業」は新規参入が多く、淘汰の波はしばらく続くとみられる。
この記事を読んだ時『当然の結果』だと思いました。
理由はいくつもあると思いますが、最大の理由は個性(独自性)が無いのが大きな問題なのでは無いのかな?と思います。
ディスカウント率の違いや、店舗の規模だけの競争はもう終焉を迎えていると思います。
なぜなら、女性が薄毛や抜け毛で本気で悩むそのような時代に、たんに売り上げアップの為に過度の美容施術により頭皮や頭髪に負担を掛ける事を平気で行う、そんな美容室に消費者はNOを突き付けるのは当然の事だと思います。
同じ世代の大型店のオーナーさんなどは「面接の時にがっかりする事が多いよ」と嘆いていていたことがありました。
それは知り合いのある人気店のオーナーさんが求人応募できた美容師との面談で「○○○店で店長をやっていて給料は○○円ぐらい貰っていた」と言われ「じゃあショートレイヤーでスタイルを切って」とカットウィッグを渡すと「ショートレイヤーってどんなんですか?と聞き返された事が何度もあるよ」と話してくれて「そんなレベルでも店長やれる(そんな人しか人材がいない)事自体がこの業界のダメになっているところだね」と話してくれた事がありました。
本当に残念な事です。
それも、これも今では働く側の権利ばかりが主張される時代になり、パワハラや働き方改革などのある意味『甘やかし』にも問題があるのかな?なんて思います。
何しろ自分達が育った時代の美容室での日常は、現代なら毎日のように逮捕者が出ているかもしれないなんて思います(笑)
だって先輩の恫喝なんて当たり前だったですしね。
それが良い事だとは言わないけれど、あの頃の厳しさがあったから、今があると思える事がたくさんあります。
今の時代にように簡単に出店出来ることはある意味良いのかも知れませんが、プロである以上は他の店には無い物を提供できる事がとても重要なことでは無いだろうか?(つまり独立する事の意味が重要)
少なくとも、それが多くの店の中から自分を選んで来てくださるお客様への礼儀では無いのかな?と何時も思っています。
1/7(火) 17:24配信 東京商工リサーチ
「理容業・美容業」の倒産が急増、過去最多を更新。理容業・美容業の倒産年次推移過去最多の119件、過当競争で淘汰進む。
2019年(1-12月)の「理容業・美容業」倒産は、バブル末期の1989年以降の30年間で最多の119件に達した。これまで過去最多だった2011年の118件を8年ぶりに上回った。件数は2016年の82件から4年連続で増加し、増勢が強まっている。
2019年の理容業の倒産は14件(前年比6.6%減)で前年から1件減少したが、美容業は105件(同10.5%増)と大幅に増加し、明暗を分けた。
理・美容業は、大都市を中心に店舗が乱立し、過当競争が続く。人口減少や顧客の高齢化などで顧客囲い込みが激しさを増すなか、1000円カットなど低価格チェーンも台頭し競争が過熱化している。小資本でも独立できる業界なため、参入障壁も低く、既存店舗と相次ぐ新規参入組との間で熾烈な競争が繰り広げられている。
生き残り競争には、新規顧客の獲得に向けたPRやクーポンなどのアイデアだけでなく、技術や価格競争力も必要になっている。また、予約システム、顧客のヘアーデザインのデータ化など、顧客獲得にはIT化と利便性も求められる時代を迎えている。
倒産ではないが、事業停止した休廃業・解散も2018年は317件(前年264件)と増加した。1社で複数店舗を経営しているケースも多く、店舗数ではかなりの数が休廃業・解散で閉店し、一般的な閉店も含めると数千店舗に達する可能性もある。
経営者の高齢化や人材確保の問題などの問題もあり、理・美容業は小・零細規模を中心に淘汰を余儀なくされている。「理容業・美容業」の倒産は、今後も増加する可能性が高まっている。
「理・美容業」の倒産は今後も増加の可能性
2019年の「理容業・美容業」の倒産は119件(前年比8.1%増)に達し、1989年以降では東日本大震災が発生した2011年の118件を上回り、最多記録を更新した。また、2016年以降、4年連続で増加している。
このうち、「理容業」は14件(同6.6%減)と、8年連続10件台で落ち着いて推移している。一方、「美容業」は105件(同10.5%増)で、過去最多だった2018年の95件を上回り、最多記録を塗り替えた。最近は男性客も多い「美容業」は新規参入が多く、淘汰の波はしばらく続くとみられる。
この記事を読んだ時『当然の結果』だと思いました。
理由はいくつもあると思いますが、最大の理由は個性(独自性)が無いのが大きな問題なのでは無いのかな?と思います。
ディスカウント率の違いや、店舗の規模だけの競争はもう終焉を迎えていると思います。
なぜなら、女性が薄毛や抜け毛で本気で悩むそのような時代に、たんに売り上げアップの為に過度の美容施術により頭皮や頭髪に負担を掛ける事を平気で行う、そんな美容室に消費者はNOを突き付けるのは当然の事だと思います。
同じ世代の大型店のオーナーさんなどは「面接の時にがっかりする事が多いよ」と嘆いていていたことがありました。
それは知り合いのある人気店のオーナーさんが求人応募できた美容師との面談で「○○○店で店長をやっていて給料は○○円ぐらい貰っていた」と言われ「じゃあショートレイヤーでスタイルを切って」とカットウィッグを渡すと「ショートレイヤーってどんなんですか?と聞き返された事が何度もあるよ」と話してくれて「そんなレベルでも店長やれる(そんな人しか人材がいない)事自体がこの業界のダメになっているところだね」と話してくれた事がありました。
本当に残念な事です。
それも、これも今では働く側の権利ばかりが主張される時代になり、パワハラや働き方改革などのある意味『甘やかし』にも問題があるのかな?なんて思います。
何しろ自分達が育った時代の美容室での日常は、現代なら毎日のように逮捕者が出ているかもしれないなんて思います(笑)
だって先輩の恫喝なんて当たり前だったですしね。
それが良い事だとは言わないけれど、あの頃の厳しさがあったから、今があると思える事がたくさんあります。
今の時代にように簡単に出店出来ることはある意味良いのかも知れませんが、プロである以上は他の店には無い物を提供できる事がとても重要なことでは無いだろうか?(つまり独立する事の意味が重要)
少なくとも、それが多くの店の中から自分を選んで来てくださるお客様への礼儀では無いのかな?と何時も思っています。
記事を読んで本当にそう思います。
私の時は、今のような時代ではなかったので、記事を読んでると共感できるものがあります。
又訪問します。
何時もブログを書いていて共感して下さる人もいれば、そうでもない方もたくさんいると思います。
でも職人は何年たっても探求心を失えば、それは仕事を失う事になるのも当然の事だと思います。
お客様から頂く報酬(施術料金)に還元するために、この仕事を終えるその日まで努力し続ける事が、選んで下さる方への礼儀だと思っています。
今日は同じ価値観を持って、コメントを書いて頂けた事を、とても嬉しく思いました。