昨日はご来店頂いたお客様から、こんなお話を聞きました「以前は、いつも気せずパーマとカラーを同じ日にしていたし、カラーの時の頭皮がシミル(ヒリヒリ感)も普通(仕方が無い)と思っていたんですが、今思うとそれも病気の引き金だったんですよね・・・・」
その方は化学物質化敏捷と言う病と現在も戦っておられます。
この方の過敏症の正確さには本当に驚きます。例えばシャンプー剤ですが、通常の硫酸系のシャンプーが頭皮に塗布されると、途端に頭皮が火傷をするかのごとく熱く痛くなるそうです(美容室でも良くあるタイプです)
しかし、クレールでシャンプーをさせて頂くと、全く何も感じないそうです。さらに驚くのは、現在も開発中の更に低刺激タイプのシャンプー剤を黙って試させて頂いたところ「原料がかわりましたね?頭皮に優しいし、減量臭が違う」と簡単に見破られてしまいます。
これは、ご自身が化学物質に危険を感じる方だからこそ自分の体を守るために備わった防衛反応なのです(身の危険を感じる)
この方との出会いはクレールが移転して1ヶ月ごぐらいの事でした。
ある日、お電話にて、お問い合わせ頂いた時に「初めて寄せていただくのですが、私は普通に美容室に入れないのですが、クレールさんは大丈夫でしょうか?」との問い合わせでした。これが、ご縁の始まりでした。
その後、ご来店頂き詳しくお話を聞くと、化学物質が残留(浮遊)している商業施設などに入ると呼吸が苦しくなりアナフィラシキーを起こすのだそうです。そのためスーパーはおろか、ホームセンターやドラッグストアにも入店できないそうです。
もともと、アレルギーの方などのためにクレールでは店内の内装工事の時にも特殊なクロスを貼ったり、資材にもアレルゲンを排除してきました。さらにパーマ剤やカラー剤には化学薬品の毒性をキレートする天然ミネラルやフィトンチッドなどを多用しています。そんな隠れたサービスが、この様な免疫低下の方々にはとても心地よいそうです。
勿論、クレールを訪れてくださる全てのお客様へのサービスとして、これらの効果を狙って考えていた事なのですが。
話は少しそれましたが、このお客様との何気ない会話の中で、私が常に感じていた事を聞く事になりました。それが冒頭に書いたパーマやカラー時の刺激感なんです。
その方は最後に、このようにお話になりました「今思えばあれが化学物質化敏捷の兆候だったのですね」そして、今では多くの知り合いの方に、化学薬品の怖さを伝えているようです。
私も以前から「予防こそが最良の治療なり」と話していますが、この様なお客様に出会い、その人たちのために髪と体に安全な商品開発や優しい技術を提供し続ける事の意味をあらためて感じました。
皆さん健康と引き換えに美を追求する事はけして美容とは言えない事だと思いませんか?
早く気づいて下さいね。過度の美容施術と粗悪な化粧品は『危険と隣り合わせ』にいることを・・・
今では、このお客様も「安心して美容室にこれるので良かった」と言って下さいます。
でも、こちらこそ、ご縁があって良かったなと思っています。