建交労長崎県本部

全日本建設交運一般労働組合(略称:建交労)長崎県本部のブログです。
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振動病とは

2014年03月28日 09時46分03秒 | 組合紹介
削岩機、チェーンソー、刈払機などの振動の激しい機会を長時間使用することによって、手指や前腕の血管障害、骨関節等の障害や中枢神経の障害等を訴えるようになります。これが振動病です。

≪自覚症状≫
手や腕のしびれ、痛み、冷え、こわばり、筋肉痛、肩こり等がだんだん強くなる。手や腕に力が入らない、手のひらに汗をかく、頭重や頭痛がする、眠れない。重症になると手指が白くなる、鷲手(手の指が変形する)、手や腕の筋肉が落ちるなどの症状が現れ、顔を洗うことや、箸でご飯を食べることもできなくなります。

≪振動障害の認定基準≫
「削岩機、鋲打機、チェーンソー等の振動工具を相当期間(1年以上)連続使用することによって、手指、前腕等にしびれ、痛み等の障害を起こす疾病をいう(307号通達)」としています。

振動工具を相当期間使用した上で、
①手指、前腕等にしびれ、痛み、冷え、こわばり等の自覚症状が持続的、間欠的に現れかつ、次のイからハまでに掲げる障害全てに認められるか、またはそのいずれかが著名に認められる疾病であること。
 イ、手指、前腕等の末梢循環障害
 ロ、手指、前腕等の末梢神経障害
 ハ、手指、前腕等の骨・関節・筋肉腱等の異常による運動機能障害
②レイノー現象の発現が認められた疾病であること。
となっており、イロハは検査基準が定められており専門医での検査が必要です。②のレイノー(白ロウ現象)については、医師の視認、または写真等の客観的に認められる資料があれば認定条件を満たすとされています。レイノーの出る人は必ず写真を撮るようにしましょう。

「もしかしたら」と自覚症状のある人は、建交労にぜひ相談ください。
建交労は、組合員の生活と健康を守るために、安心して治療に専念し社会復帰するために、病院等との連携や労基署や事業主との交渉などに力を入れています。


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