茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

驚きの新聞全面広告!!「政治に殺される」話題の宝島社のタケヤリ広告に戦争中の生活を想いだす。!!

2021年05月12日 | Weblog


11日の読売新聞を広げて大きなショックをうけました。ワクチンもない、クスリもない、タケヤリで戦えというのか、このままじゃ政治にころされる!」なんとショッキングな見出しでしょうか。我ら戦争体験者には、あの悪夢が再びかと思わせるものでした。今の状況が太平洋戦争末期の「タケヤリ」訓練など非化学的な戦術と重なり合うとして「科学の力が必要」と呼びかける意図があるとの宝島社の説明ですが・・・実際には当時の女子学生は「タケヤリ」ではなく「なぎなた」の訓練をしていました。私も当時、中学一年生で、学校の授業といえば軍事訓練や勤労奉仕ばかりで、学習はほとんどありませんでした。軍事教練も厳しく、実際小銃訓練もありました。この広告の写真にあるように女子生徒は日本古来の武器、なぎなたの訓練でした。当時はこれら厳しい訓練も戦争に勝つためと信じこみ、負けは死あるのみという精神を叩き込まれていました。そんな時代と今のコロナ禍の一年以上も過ぎていまだ見通しのつかない状態には我々市民の努力も限界があります。真面目に対応している一人一人が先の見えない不安に押しつぶされそうになり、疲弊するばかりです。この状況はまったくあの戦争末期と重なり合います。当時「欲しがりません勝つまでは」という標語がありましたが、・・・この新聞広告は我が戦争体験者には大きな意義を感じさせました。
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