超訳マンガ百人一首物語第二十首(元良親王)
「百人一首がよくわかる」という本。橋本治先生の書いた本を読んでいます。古典の現代語訳や解説にはとても詳しくやさしい語りで書いておられとても参考になります。この「百人一首がよくわかる」本もとても歌の味わい方を示しております。その中で「不倫」を詠んだ歌があります。第二十首・作者・元良親王(もとよえもししんのう)
「わびぬれば 今はたおなじ難波なる 身をつくしても逢はむにもとぞ思うふ」【現代語訳】悩んださ、今さらなにもかまわない、身をつくしても逢いたいだけです。 元良親王の恋の相手は宇多上皇の妃でその不倫がばれちゃったからとんでもないことになった。「わびぬれば」はそれのこと。美しき姫に恋心をいだき「不倫の恋」の歌として有名です。
