東日本大震災が起こった2011/3/11の空の再現と被災者の方達から寄せられた
星と震災にまつわるエピソードをもとに2012年仙台市天文台が制作された
プラネタリウム特別番組「星空とともに」が、今年も各地のプラネタリウムで
投映されているそうです。 < http://www.sendai-astro.jp/news/2016/02/2016.html#more ご参照 ＞
無数の流れ星が天国へ向かう命の様だったと3/10TV番組で一部紹介されており、
改めて犠牲になられた沢山の方達のご冥福をお祈りします。
震災2011年は、阪神大震災のご遺族の方達でつくられたNPO法人「1・17希望の灯り」
タスキプロジェクトに賛同し作った男性用２女性用２福袋が間に合わなかったものを
福島県浪江町から避難されていらしたご家族にご縁を通してお渡しするだけで、
被災地を初めてお訪ねしたのは2012年のツール・ド・三陸参加からになりました。
翌年2013年からはツール・ド・東北に参加させて頂き復興の現状をほぼ年一回ペースで
拝見していますが、当初想像していたよりも多種の問題があり土地の嵩上げや
高台移転に仮設住宅の解消まで時間はまだまだかかりそうだと拝察しています。
辛抱強い東北の方達が参ってしまわれない様に、迅速な復興を願っています。
写真は2012年以来お訪ねしている陸前高田一本松近く工事風景(pc左tablet上)と、
同じく気仙沼安波山からの風景(pc右tablet下)。
安波山は震災時沢山の気仙沼の方達を津波から守ってくれた山ですが、
迫りくる津波から逃れる心境はどれほどの恐怖だったか。
安易に判るなどとは絶対に言えませんが、想像力を働かせて交流させて
頂く事はできるので継続は力なりで今年もお訪ねしたいと思っています。
以前震災日に向けどんな事を書いていたか、一年後2012年記事を振り返ってみました。
＜ http://blog.goo.ne.jp/cyclesmarmotte/e/c81c318df08a09e86c6233658d7372f5 ご参照＞
当時も現在も、一番予測不可能でモヤモヤが晴れないのは原発事故問題。
松戸市内も比較的放射線量が高く、マンションを取り囲む植栽は通学路に面しているため
側溝の除染作業とともに全て新しい樹木に植え替えられました。
お料理用にと地植えしていたローズマリーなど、今でも利用する気になれません。
3/6 のNHKスペシャル「被爆の森～原発事故 ５年目の記録～」の中で、
日本放射線影響学会理事長東北大福本学教授の実験とお話を興味深く拝見しました。
福島原発事故後ではチェルノブイリ事故後と同様な植物や鳥類や動物などの異常が
特定地域で科学者によって確認されているが、唯一比較できないのはチェルノブイリ
周辺には生息しない人間と同じ霊長類のサル、二ホンザルであるとの事。
避難区域とその周辺で汚染された食べ物を通じ内部被爆している二ホンザルは、
現在まで有害駆除された229匹が解剖後甲状腺など20以上の臓器について詳しく分析。
特に赤血球、白血球を作り出す骨髄に注目され、9匹での骨髄を精密に解析した結果
サンプル数が少ない事の前置きがあった上で、筋肉に吸着されているセシウム濃度が
高いほど白血球を作り出す細胞の数が少ない傾向が見られる。
今のところ白血病など血液自体の問題は見つかっていないが、
数十年にわたり分析していく必要性を話されています。
（追記 今年申年でもあるので老婆心ながら。自分の対象rat卒論時もでしたが、
分析にあたり研究室で検体となってくれた命に感謝し必ずご供養をされると思います。）
想定外の事が起きるのも現実、驕る事なく注意深く観察していく必要がありますね。
そして、東北の方達の笑顔が少しでも増えます様に！！
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