バロックギヤ(非円形インナーチェンリング)の付け換えをしたインプレッションを早くしたかったのですが、気が付けば、販売を始めてからもう半年以上が経過してしまいました。。 なお、バロックギヤについての理論等詳しい説明はこちらをご覧ください ⇒ http://www.smith.ne.jp/products_02.html
本日、筑波山の白瀧林道(白瀧神社入口までの距離2km、獲得標高190m、平均勾配8%、最大勾配15%)のコースで、ノーマルギヤとバロックギヤの変化率の大きい34T±3に付け換えて、パイオニアのペダリングモニターによるデータ比較をしてみましたので、この結果が参考になりましたら幸いです。
今回の比較では、あまり頑張りすぎない程度の心拍数(155~160)に抑えて、タイム(平均スピード)、平均ケイデンス、平均パワー、平均ペダリング効率を出してみたところ、結果は以下のとおりです。
ノーマル(34T) 15分07秒(平均8.1km/h)、51回転/分、226W、56%
バロック(34T±3) 14分20秒(平均8.4km/h)、50回転/分、239W、61%
結果的に、2本目のバロックギヤの方が、同じ心拍数でタイムは速く、大きなパワーを出せていたようです。ただ、1本目はアップ不足だったり、2本目はちょっと気負っていたことも多少は影響があったかもしれません。
でも明らかな感覚の違いとして、パワーを出しやすかったという点があり、シッティングでもダンシングでも上死点を早くやり過ごして、トルクのかけやすいところが仮想最大歯数になるという点は、理屈と感覚が一致した感じです。なお、ダンシング時は、重心を前方にして体重をかける時はいいのですが、重心をやや後ろにするハムダンシングは反対にやりにくい印象。 ⇒ 39Tには4つのクランク角度の設定があるので、自分に合ったものをチョイスすることができます。
また、1本目は最大15%勾配の箇所で、リア側は32Tを使用したものの、2本目は楽々28Tで乗り切れたのは大きな収穫でした。但し、2kmという短い登はん距離だからよかったものの、20kmもきつい登り坂が続いたとしたら、脚の筋肉が悲鳴を上げるのは必至。。 ⇒ かなり鍛えている方には変化率が高め(±3)のタイプがお勧めですが、練習不足の方や、ゆっくり目のロングライドをされたい方は、変化率が小さめ(±2)のタイプをお勧めします。
なお、2本目でペダリング効率が上がった要因については、非真円ギヤによりベクトル(力の方向)が改善された結果なのか?それとも、パワーが上がったことと、よりシッティングで凌ぐことが出来た(ダンシングを多用すると効率が落ちる)のが数字に表れたのかもしれませんが、いずれにせよ、少しでも改善されれば、投資した甲斐があったというものです! ←メーカーから支給されたものではなく、自腹で買ってますので!
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