シクル・マーモット(Cycles Marmotte)

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油圧ブレーキのピストンが閉じてしまったら・・・

2020年10月01日 | 6.自転車メカニック情報

油圧ディスクブレーキがロードバイクの間でも急速に普及していますが、当店でも、販売のみならず、修理やメンテナンスで持ち込まれるケースが増えています。

油圧ディスクでトラブルが多いのが、ローターとの接触や音鳴り、エア混入などがありますが、ちょっと注意したいのが、ホイールを外した際にブレーキレバーを握るなどして、キャリパーのピストンが閉じてしまうことです。

 

↑ 上の写真は、右側のピストンが飛び出したまま戻らなくなった状態。

↑ レースやイベントなどの出走直前にやってしまうと本当に焦ってしまいますが、こうした緊急事態の際はマイナスドライバーなどを使って急場をしのぐこともあります。ただ、急いでやろうとすると、ピストンを斜めに押すことによって固着させて傷めてしまったり、ブレーキパッドに傷がついてしまう恐れがあります。

まず、ブレーキパッドを外し、専門工具がベストですが接触面積が大き目の道具などを使って、ピストンを垂直にゆっくり戻してあげることで、ピストンは元の位置に戻ってくれます。(簡単に戻らない場合は何らかの原因が考えられるので、必ずショップにお持ち込みください。)

↑ シマノの話だと、上の写真のようにピストンの側面にキズ(筋)が入ってしまうと、油漏れの恐れがあり、最悪の場合は制動力ゼロになってしまうので、必ずキャリパーごと交換してくださいとのことです。(シマノではピストンだけのパーツ販売は不可)

 

ロード界ではまだまだディスクブレーキに関する経験や情報の蓄積が少ないのは否めないところではありますが、今後とも安全第一で整備をさせて頂きますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

 

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