CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

ロードバイクのタイヤ選びを考える

2024-12-30 14:58:21 | 自転車用品
 タイヤ選びに関してはプロでない以上、ある程度好みになると思っています。プロが使用するチューブレスタイヤは1本1万円前後の製品ですが、消耗品に前後で2万円は大きな金額です。個人的にはミシュランンのタイヤが好みだったのですが、とにかくパンクに泣かされ、今はVITTORIAのタイヤを使用し続けています。コットンケーシングのCRSA Proが理想なのですが、価格がネックでRUBINO ProとZAFFIRO Proを併用しています。

 重量は少し嵩みますが、とにかくパンクが無いことが使い続けている最大の理由です。ここ10年以上使用し続けてきて、パンクは突然の大雨時のサイドカットが1度あるだけなのです。雨の日でも水たまりを避けることを覚えてからはパンクは1度もありません。

 VITTORIAのタイヤは高い空気圧が特徴で、25Cまでは7~9BAR(ミシュランは5~7BAR)でやや硬い印象がありますが、CAAD10時代からほとんどRUBINO Proでした。初のカーボンロード第3世代のSupersix EVOにはZAFFIRO Proが装着されていたので、その時のホイールフルクラムR900にそのまま履かせています。軽量ホイールのAREXRIMにはRUBINO ProをZONDA17Cも同様です。VITTORIAも28C以上のタイヤは5~7BARになっていています。

 国内シェアはあまり高くはないVITTORIAですが、プロツアーでは33.3%と44.4%のコンチネンタルに次ぐシェアを誇っているメーカーです。近年はピレリなどの自動車タイヤメーカーも参戦し、競争が激化していますが、製品価格は上がる一方なのは残念です。ZAFFIROグレードはやや重いのが欠点ですが、RUBINO Proはミドルグレードのタイヤで、私のようなホビーライダーには価格も手ごろで、愛用し続けているのです。

 且つては海外通販のWiggleで価格が安い時にまとめ買いしていたこともあります。パンクはありませんが、消耗品なので、予備は多くても問題はありません。それに、今はホイールの数も増えているので、都度買い足すことが増えています。

 コンチネンタルのグランプリシリーズにも興味はあるのですが、価格的には少々高目になるので、VITTORIAになってしまうようです。乗り心地は少し固めですが、25Cなら6BAR、28Cなら5BAR程度の空気圧にすれば、アルミロードでも特に不満はありません。乗り心地は圧倒的にミシュランでしたが、パンクはせっかくのライドの楽しみを台無しにしてしまうものですから、そのリスクは極力避けたい思いが強いのかもしれません。
 



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黒いダイヤモンド(3)

2024-12-30 11:57:30 | その他
 『海に眠るダイヤモンド』の舞台となった端島は三菱系の炭鉱です。1890(明治23)年に三菱二代目社長岩崎弥之助(三菱の創業者弥太郎の弟)が、10万円(現在の価値で約20億円)で端島を買収。1890(明治23)年の買収以降、閉山に至るまでの約90年間にわたって、端島は三菱の経営下に置かれることになります。

 一方北海道では三菱系の鉱区は早々に資源が枯渇し撤退を余儀なくされたのですが、三井系の鉱区は平成年間に入っても採掘を続けていました。それでも、格安で輸入される石油には勝てず、石炭鉱業は衰退の一途を辿ることになるのです。さらに、今では石炭さえ輸入に頼っています。石炭はエネルギーとしてだけではなく鉄鋼用の原材料としても使われているからです。

 では、石炭火力発電は世間で思われているほど悪なのでしょうか。化石燃料でCO2を排出するという点では石油も同じです。何か石炭というと真っ黒な煙をもくもくと上げるイメージが強いようですが、現在は技術も進み、石炭火力発電で排出されるCO2等の大気汚染物質は相当削減されているのです。例えば、横浜市にある磯子石炭火力発電所は、「クリーンコール技術」とよばれる技術を活用し、大気汚染物質の排出を大幅に削減しています。2002年のリプレース(建て替え)前に比べると、窒素酸化物(NOx)は92%、硫黄酸化物(Sox)は83%、粒子状物質(PM)は90%も減っています。特に日本は世界でも最高効率の発電技術を持っています。発電効率が向上すれば、少量の燃料でたくさんの電気をつくることができるようになり、その分、火力発電から排出されるCO2排出量も削減されるのです。


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