ロードバイクのエアロ化を考える時、最も空気抵抗を受けるのは乗っているライダーの身体です。どんなに良いエアロロードバイクに乗っていても、ポジションがアップライトで身体がまともに風を受けてしまえば元も子もないのです。これまでのエアロフォームはドロップハンドルの下ハンを持って、前傾を深くするのが一般的でしたが、近年では科学的な分析が進み、幅の狭いハンドルバーにブラケットを内向きにして握り込む方が、空気抵抗が少ないポジションだということが分かって来たのです。簡単な計算では、バー自体が40km/hで走行するときに2cmごとに約0.9ワット節約できるというのです。
プロの場合はUCIの規定もあり、ハンドルバーの幅は350mmまでとされています。最近ではハンドル幅が360mmという選手も増えているようです。ただ、身体の大きな選手にとって狭いハンドルはコントロールが難しくなります。そこでロードレースでもフレアハンドルを使用する選手が増えて来ているのです。フレアハンドルの角度により、ブラケットを持つと幅が350mmでも下ハンを持つと400mmという幅になることもあるので、空気抵抗が少なくしてコントロール性能を保つことも出来るという訳です。
今、ショップで相談し、第4世代のSupersix EVOのブラケットがどこまで内向きに出来るのかを考えている所です。メーカーが定めた取り付けガイドラインがどの程度のものなのかは素人では分からないので、ショップと相談しながら考えています。状況によっては第4世代のSupersix EVOのハンドルをフレアに替えることも視野にいれています。
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