「圧力抵抗」は、前衛投影面積と形状、「表面摩擦抵抗」は、表面の状態と表面積によって決まります。物体の形状を工夫したときに減るのは「圧力抵抗」、表面を滑らかにすると減るのが「表面摩擦抵抗」というわけです。
大切なのは「圧力抵抗」と「表面摩擦抵抗」の割合が、物体の形状によって変わるということです。円柱のような形状の場合、「空気抵抗」:「表面摩擦抵抗」=9:1なのに対し、飛行機の翼のような流線型の場合、その比率が逆転してしまうのです。
数値だけではピンとこないので、ひとつ具体的な例をあげることにしましょう。普通のホイールの丸スポーク1本とバトンホイールのバトン部分の空気抵抗がほぼ同じになるという事実です。つまり空気抵抗を考える場合、円柱形状は極力避けた方が良いという好例です。
かつて、グランツールのTT(タイムトライアル)で、極端に後ろが長い流線型のヘルメットが使われていました。今はUCIのルールが変わり、後端を切り落としたカムテール構造に替わっていますが、プロが速さを追求すると、バイクだけでなくヘルメットやスーツにもエアロ性能が求められるのは当然のことなのです。
大切なのは「圧力抵抗」と「表面摩擦抵抗」の割合が、物体の形状によって変わるということです。円柱のような形状の場合、「空気抵抗」:「表面摩擦抵抗」=9:1なのに対し、飛行機の翼のような流線型の場合、その比率が逆転してしまうのです。
数値だけではピンとこないので、ひとつ具体的な例をあげることにしましょう。普通のホイールの丸スポーク1本とバトンホイールのバトン部分の空気抵抗がほぼ同じになるという事実です。つまり空気抵抗を考える場合、円柱形状は極力避けた方が良いという好例です。
かつて、グランツールのTT(タイムトライアル)で、極端に後ろが長い流線型のヘルメットが使われていました。今はUCIのルールが変わり、後端を切り落としたカムテール構造に替わっていますが、プロが速さを追求すると、バイクだけでなくヘルメットやスーツにもエアロ性能が求められるのは当然のことなのです。
結論からいってしまうと、ロードバイク乗りにとって最大の抵抗の元は自分の身体です。従って、正しいポジションで空気抵抗を軽減することをまず第一に考える必要があるのです。エアロロードでなくてもDHバーを付けて前傾を姿勢を深くするだけでも空気抵抗はかなり軽減できます。また、ヘルメットやシューズにエアロカバーを取り付けるだけでも空気抵抗は軽減されるのです。
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