ポガチャルの100km超のアタックでトリプルクラウン達成となるアルカンシエルを決めてから1週間、先週もイタリアとフランスで雨の中の厳しいレースが行われていました。イタリアのジロ・デッレミリアではアルカンシエルの初お披露目となったポガチャルが38kmの独走を決めて今季の24勝目を挙げています。個人で世界ランク5位のレッドブル・ハンスグローエとほとんど同じ勝利数というのですから驚きです。
TV放送の無いレースでしたが、動画がInstagramに挙がっていました。ジャージに加えバイクもアルカンシエルモデルとなり、今季最後のモニュメントであるイル・ロンバルディアに参戦予定です。ここを勝てば4連覇となる得意なレースなので、ポガチャルがどんな走りを見せてくれるのかが今から楽しみです。
フランスでは第118回パリ~ツールが行われ、地元フランスのクリストフ・ラポルト(チームヴィスマ・リースアバイク)が、一緒に逃げ切ったチェコのマティアス・ヴァチェック(リドル・トレック)をゴールスプリントで下し、初優勝を果たしています。
世界選手権のポガチャルがあまりに強過ぎたので、今後のレースメンバーの選択が難しくなるチームも出て来るかもしれませんが、イル・ロンバルディアはモニュメントなのでファンデルプールやエヴェネプールは確実に参戦してくるはずなので、世界選手権のリベンジに燃えているでしょう。ただ、今回は国別ではなくチーム戦なのでやはりポガチャル優位は変わらないはずです。
本当なら埼玉クリテリウムやジャパンカップでポガチャルの姿が見たいところですが、トリプルクラウンを達成したポガチャルが、今後来日することは無いかもしれません。東京オリンピックや埼玉クリテリウムで生ポガチャルを目に出来た人たちが貴重な存在になる可能性が大です。
昨年は最後の登りでウラソフに食い下がられ下りでアタックして3連覇を果たしたポガチャルですが、今年の調子なら最後の登りでのアタックはあっさりと決まりそうです。ただ、昨年は落車に泣いたエヴェネプールが世界選手権の走りを反省できていれば、ポガチャルにプレッシャーをかけることが出来るかもしれません。
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