自由帳~子供の心で~

南保大樹が日々思ったことや稽古状況など、舞台創りを綴ります。

さらっと2022年振り返り

2022年12月31日 | 年末と年始と
2022年が終わる前にさらっと振り返り。
一応毎年恒例です。
さらっと…

2月『商船ティナシティ』
色々な不安を抱えながら挑んだ。
流石の演出の鵜山仁さんとの仕事はクリエイティブで様々なものが刺激される。
色々失いそうだったものが甦る時間。
必死に喰らいついた。




6月『美しきものの伝説』
新劇交流プロジェクト。
様々な劇団の方々の交流は楽しい。
しかしプレッシャーも半端ない。
大杉栄のポジションでチケットは早々にソールドアウト。
しかしここも演出の鵜山さんが様々なアドバイスをして導いてくださり、ひたすらフルパワーで懸命に生きた。




7月8月朗読劇『月光の夏』
20回目の夏。
7月は宮崎県で
そして8月は東演パラータで全6ステージを務めた。
緊張感ある舞台を創れた気がする。




10月『なくなるカタチとなくならないキモチ』
グランツプロデュース横浜桜座公演
普段交わらないであろう方々とご一緒できて楽しい毎日。
やはり外部出演は楽しい。
横浜、大阪公演も行けて良い時間でした。




11月『獅子の見た夢』
再演だが一から創りなおし挑みました。
12月には神奈川県ブロック巡演
会員の皆様に出会えて力をいただきました。




そして年末は
来年1月公演『黒い湖のほとりで』稽古。




今年は空いていたのは3月と4月の2ヶ月間だけだった。
その間、劇団の談話室をリフォームし、パラータの改修をして、充実していた。

ソロキャンプをやろうと道具まで揃えたが実現に至らず。
来年こそは。

今年は5本の作品に出会い、素敵な方々と出会い、幸せでした。
そして苦しい時もいつもと変わらず応援してくださる方々が、崩れそうになる今の私にとって大きな支えとなっております。
それは涙が出るほどに感動し幸せな気持ちにさせていただきます。
本当に本当にありがとうございます。

来年もどうかよろしくお願い致します。

2022,12,31
南保大樹
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2つの稽古場をハシゴすれば

2022年12月25日 | 稽古
『黒い湖のほとりで』稽古やっています。


なかなか手強い作品で、
考えなければならないこと満載。

でも座組の皆さんと手を取り合って挑んでいます。

そしてなんと一緒の誕生日だった共演者の沢田冬樹さん。
ビックリハッピー❗
ドイツビールいただきました。

そんななか来年3月公演の
『歌え!悲しみの深き淵より』
の先行稽古がありました。


2つの稽古場をハシゴしていて、
脳がショートしました(笑)

先ずは『黒い湖のほとりで』
どうか観に来てくだされば幸いです❗

南保大樹
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神奈川県ブロック例会が閉幕

2022年12月15日 | 
神奈川県ブロック例会が閉幕致しました。
『獅子の見た夢』

各地で熱を持って迎えてくださり、生きる力をいただきました。

鎌倉で丸山定夫の牌にご挨拶しました。


大仏もめぐり


新鮮な気持ちで過ごしておりました。

やはり旅はいい❗

神奈川県は近いということもあり、交流のある方々が沢山いて、ホッとします。

これからも交流を続けて行きたいです。

ありがとうございました❗

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『黒い湖のほとりで』公演情報

2022年11月28日 | 出演情報
2023年最初の芝居です。
台本読んで「何じゃこりゃ」とワクワクします。
観に来てくだされば幸いです❗
関係者割がありますので
【関係者申込フォーム】
こちらのフォームから扱者「南保大樹」を選択してお申し込みください。
私に直接ご連絡くださればご予約させていただきます。

文化庁委託事業
「令和4年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
日本の演劇人を育てるプロジェクト
文化庁海外研修の成果公演

『黒い湖のほとりで』
作:デーア・ローアー
訳:村瀬民子
演出:西本由香
2023年1月27日(金)~31日(火)
池袋シアターグリーンBOX in BOX

出演:山崎美貴、沢田冬樹、井上薫、南保大樹

美術:杉浦充
照明:賀澤礼子
音響:丸田裕也
衣裳:萩野緑
ムーブメント:手代木花野
舞台監督:宮﨑義人
演出助手:橋本佳奈
プロデューサー:前田麻登
制作協力:文学座

主催:文化庁、公益社団法人日本劇団協議会
協力:文学座、劇団東演、株式会社NLT、ゲーテインスティテュート東京

【公演スケジュール】
1月27日(金)19:00
1月28日(土)14:00
1月28日(土)19:00★
1月29日(日)14:00
1月30日(月)14:00
1月30日(月)19:00★
1月31日(火)14:00

★=アフタートーク(詳細はHPにて)

【チケット料金】全席指定・消費税込
一般:4,500円⇒関係者割引4,000円
U25(25歳以下):2,500円(要身分証明書)
※全て当日精算

【関係者申込フォーム】






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『獅子の見た夢』公演詳細

2022年10月30日 | 出演情報
劇団東演 第163回公演  
 『獅子の見た夢』
ー戦禍に生きた演劇人たちー

❏ 原作/堀川惠子『戦禍に生きた演劇人たち』(講談社文庫より)
❏ 脚本/シライケイタ
❏ 演出/松本祐子

❏ 2022年11月20日㈰~27日㈰
❏ 俳優座劇場

[協力]移動演劇桜隊平和祈念会

2019年に東演パラータで初演をし、俳優座劇場に場所を移しバージョンアップして再演に挑みます。
どうか東演の原点、新劇の始まりともいえる芝居をどうか観に来てください。
私までご連絡くださればご予約させていただきます。
hiroli.nanpo@gmail.com
LINE、Message、TwitterDM、でも受け付けております。
お気軽にご連絡ください。

 堀川恵子著書「戦禍に生きた演劇人たち 演出家・八田元夫と「桜隊」の悲劇」を原作にシライケイタ脚本にて2019年に舞台化。
東演創立者である八田元夫の資料・手記を元に移動劇団「桜隊」の悲劇を克明に記した「戦禍に生きた演劇人たち」。
劇団東演の原点とも言える芝居を前回劇場の東演パラータから俳優座劇場へ移してスケールアップした舞台ををお届け致します。

◇戦争一色のなか、自由を奪われ、
◇検束の危険を冒しながら、
◇それでも芝居をやり続けようとした新劇人たち。
  劇作家・三好十郎、
  俳優・丸山定夫、
  演出家・八田元夫
◇が炎のように向かった先は…

_______
 ストーリー
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
1945年(昭和20年)8月下旬、八田元夫は世田谷・赤堤の三好十郎宅に広島からやっとの思いでたどり着いた。
大事に抱えてきた風呂敷包みの中には丸山定夫の骨壺があった。
あの惨劇からまだ三週間もたっていない。
挨拶もそこそこに骨壺を前に、二人は言葉少なに稀代の名優を偲び、まずい酒を酌み交わす。
突如男の声が割って入ってくると、時は前年(昭和19年)の秋にさかのぼる。
丸山定夫はしきりに八田元夫を「苦楽座」の演出家として、一緒に芝居をやろうと土下座までして説得をする。しかし数年前検挙投獄されて以来、演出家登録は取り消されていて、鑑札が無ければ演劇活動は出来ないのだ。それでも丸山定夫は諦めない…。
一方、戦局がますます厳しくなるなか、苦楽座も大政翼賛会・日本移動演劇連盟に参加しない限り芝居を続けられない状況に追い込まれていた。せっかく創りあげてきた芝居もこのままでは上演できない…。
「僕は芝居がしたい、したいんです」
「それしかお芝居やれる手段がないんですよね?」

やがて皆の心は一つとなって、広島へと向かうのだった…。

______
 キャスト
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
三好十郎・・・星野真広
八田元夫・・・能登剛
丸山定夫・・・南保大樹
森下彰子・・・覚田しずく(フリー)
薄田研二・・・豊泉由樹緒
永田靖・・・奥山浩
園井恵子・・・古田美奈子
多々良純・・・小泉隆弘
仲みどり・・・大川綾香
島木つや子・・・中花子
戸川春恵・・・三森伸子
高山象三・・・三代陽輔
水谷健三・・・原野寛之
川村禾門・・・山岡隆之介(文学座)

______
 スタッフ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
美術/石井強司
照明/中島俊嗣
音響/山北史郎
衣裳/有島由生
お神楽指導/おかめ会・社中
宣伝美術/早川さよ子[栗八商店]
舞台監督/相川聡
制作/横川功

__________
 公演スケジュール
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
2022年11月
20日(日)13:30~
21日(月)13:30~
22日(火)休演
23日(水)13:30~
24日(木)  18:30~
25日(金)  18:30~
26日(土)  18:30~
27日(日)13:30~

____
 劇場
 ̄ ̄ ̄ ̄
俳優座劇場 [六本木]

〒106-0032東京都港区大本木4-9-2
03-3470-2880
六本木駅
都営地下鉄大江戸線6出口すぐ
東京メト口日比谷線 4b出口徒5分

______
 チケット
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
前売開始10月5日(水)

❏一般5,500円
❏シニア(65歳以上)5,000円
❏U25(25歳以下)3,000円
*劇団のみ取り扱い、当日年齢確認

❏+1チケット(3名様のグループで1名様ご招待)16,500円
*劇団のみ取り扱い
[大変お得なチケットです。3名様の代金で4名様が観劇できます]

◆全て税込み
[日時指定・全席指定]

__________
 チケット取り扱い
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
私までご連絡くださればご予約させていただきます。
hiroli.nanpo@gmail.com
LINE、Message、TwitterDM、でも受け付けております。
お気軽にご連絡ください。









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

下北沢・横浜・大阪 閉幕『なカ なキ』

2022年10月23日 | 芝居道
『なくなるカタチとなくならないキモチ』
下北沢、横浜、大阪、全ステージ閉幕致しました。

観に来てくださいました皆々様誠にありがとうございました。

観客の皆様に育まれる日々でした。

横浜桜座という障がい者の方々のカンパニーのプロデュース公演に参加出来るのはとてもやりがいがあります。

桜座のメンバーとの交流は心が豊かに優しく澄み渡ります。

これからも交流は続けて行きたい。


下北沢駅前劇場


横浜ラポールシアター


大阪インデペンデントシアター2nd


道頓堀


通天閣


ありがとうございました❗


明日は『獅子の見た夢』の稽古。
立ち稽古が始まる。
こちらも頑張ります❗

南保大樹



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

下北沢・横浜が終わり…大阪へ

2022年10月21日 | 芝居道
『なくなるカタチとなくならないキモチ』
下北沢駅前劇場と
横浜ラポールシアターでの
公演が閉幕しました。

観に来てくださいました皆々様ありがとうございました❗


連日の公演でしたが、無事に終わりホッとしています。


駅前劇場


横浜ラポールシアター

横浜桜座のメンバーとはここでお別れだ。

寂しい。寂しいよ。

みんなといると、心が豊かに優しく澄み渡る。

大切な仲間。



色々なことを教わりました。



駅前劇場にはモデルとなった早川千枝子さんもご来場くださりました。



さあ最後地、大阪。

あと4公演。

どんな出会いがあるのか楽しみです。

南保大樹






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

始動しています『なくなるカタチとなくならないキモチ』

2022年09月09日 | 稽古
稽古やっています『なくなるカタチとなくならないキモチ』

始めましての方々が沢山いるので新鮮な気持ちで挑んでいます。

今回は横浜桜座という団体にお世話になっているのですが、こちらには2019年に『4センチメートル』で参加しています。

横浜桜座は障がい者と共に創る演劇団体で、今回の作品もその特性を活かした物語。

あの2011年震災時、福島の障がい者の方々とその周りにいる方々には、恐怖があり、悩みがあり、涙があり、笑いがあり、苦しみがあり、そして「愛」があった。

そんな私たちの想いを観に来てくだされば幸いです。

_______
 お申し込み
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
私までご連絡ください。ご予約致します。
❏hiroli.nanpo@gmail.com
❏LINE、携帯メール、Message、TwitterDM
などでも受付けております。
お気軽にご連絡ください。
 南保大樹





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「なくなるカタチとなくならないキモチ」公演詳細

2022年08月20日 | 出演情報
第4回横浜桜座プロデュース公演

『なくなるカタチとなくならないキモチ』
~あの日、生き残った私たちのこれからは~

劇作:大西弘記(TOKYOハンバーグ)
演出:磯村純(劇団青年座)


横浜桜座公演には2019年『4センチメートル』に続く出演です。
障がい者と共に演劇を創る団体で今回もその特性を活かした公演です。
観てくだされば幸いです。
私にご連絡くださればご予約致しますのでお気軽にお申し付けください。


■散文詩■
震える私をなんとかして
震える人たちの手を握って
大きく震える大地が恐くって
握った手たちと遠くへ逃げた

あの日の朝のいつも通りに鳴く鳥たちも
あの瞬間の低い空は翼が重そうで

誰が本当のことを教えてくれるのかな
露わになった嘘がきのこ雲になって
なくなるカタチを眺めてた

こころに萎んだ花に戸惑いながら
明日に向かうことを恐れながら
夢の狭間で涙を堪えながら
握った手たちはその先に今

もう一度帰りたい私たちの楢葉町
もう二度と奪われない夢を胸に

誰も本当のことなんか知らなくて
露わになった真実よ言葉に変われ
なくならないキモチがあるのなら

■出演■
南野陽子
南保大樹(東演)
白幡大介(文化座)
館野元彦(銅鑼)
甲津拓平(流山児★事務所)
井上夏葉(青年座)
萬谷真之
北澤小枝子(HANATOMO 演仕屋)
三浦拓真(青年座)
笠井幽夏子
末次由樹
仙名翔一
中川涼香(文学座)
飯田浩志(グランツ)
藤夏子(青年座)
千葉昇司
高後楓(東京・横浜公演)
横浜桜座(東京・横浜公演)

■タイムスケジュール■ 
(東京・大阪の音声ガイド日未定・字幕(横浜公演のみ)東京・大阪は耳の不自由な方向けに台本貸与)

■東京公演 下北沢 駅前劇場
https://www.honda-geki.com/access/
(日時指定・全席指定席 受付は開演の 60 分前、開場は 30 分前)

10月
7日(金)19時
8日(土)14時 19時
9日(日)14時
10日(祝)14時
11日(火)休演日
12日(水)14時 19時
13日(木)14時
14日(金)14時◇
15日(土)14時◇19時
16日(日)14時

全公演 車椅子席あり 耳の不自由な方でご希望の方には台本貸与
◇マークの回は音声ガイドあり(利用は無料。目の不自由な方向け。他の方でも利用可)

■横浜公演 横浜ラポール ラポールシアター
(日時指定・全席指定席 受付は開演の 60 分前、開場は 30 分前)

10月
18日(火)18時
19日(水)13時
※全公演 車椅子席あり
※全公演 字幕・音声ガイドあり(利用は無料)

■大阪公演 インディペンデントシアター2
(日時指定・全席指定席 受付は開演の 60 分前、開場は 30 分前)

10月
21日(金)19時
22日(土)14時◇ 19時
23日(日)13時
※全公演 車椅子席あり
※耳の不自由な方でご希望の方には台本貸与
◇マークの回は音声ガイドあり(利用は無料。目の不自由な方向け。他の方でも利用可

■チケット
一般前売開始 8月20日(土)
前売り当日共 一般 6,000 円(税込)

◆東京・大阪公演共通
・ユース割(20 歳以下) 3,000 円
当日身分証持参
◆横浜公演
・ユース割(20 歳以下) 3,000 円
当日身分証持参

■スタッフ
音楽/印南俊太朗 舞台美術/根来美咲 照明/鷲崎淳一郎(ライティングユニオン) 音響/坂口野花(TEO) 舞台監督/赤坂有希子 演出助手/中花子 衣装/高木渚 鑑賞サポート/舞台ナビLANP 字幕製作/字幕サークル『まじっく』(横浜公演) 宣伝美術/徳永健(クラウドボックス) 宣伝写真/たかはしじゅんいち 宣伝メイク/得字マキ 宣伝スタイリスト/千葉良(オーガスト・インターナショナル) 制作協力/株式会社星企画 制作統括/加藤昌史 プロデューサー/飯田浩志 
共催/社会福祉法人横浜市リハビリテーション事業団(横浜公演)
製作/一般社団法人グランツ

チケット申込みは私にご連絡くださればご予約致します。
南保大樹
hiroli.nanpo@gmail.com
LINE、Message、TwitterDM、なども受付けております。
お気軽にお申し付けください。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

20回目の夏…『月光の夏』

2022年08月15日 | 芝居道
朗読劇『月光の夏』閉幕しました。
観に来てくださいました皆々様ありがとうございました❗



今年は東演パラータでの公演で、普段よりも多いステージ数のなか、感染症の影響で全6ステージを務めさせていただきました。

毎回違うメンバーとピアニストとで奏でる物語がとても新鮮で、濃密な空間を観客の皆様と共有できていたら幸いです。

初演時、故鈴木完一郎さん(演出家)と共に一から創りあげた今作品が20回目の夏を迎えたことはとても感慨深いです。

劇団の財産演目である『月光の夏』を朗読劇にして、まだ20代だった私が風間や石倉を演じ語り、それは大きなプレッシャーを感じ、初日は台本を持つ手が震えたのを今でも覚えています。

完一郎さんに「この芝居は君らのライフワークにして続ければいい」と仰り、その言葉通りに全国各地で上演して来ました。

音楽を愛する、戦争を嫌う、ストレートな演出が私達の道標のように、今でも完一郎さんは生きています。

「最後は音楽会にしたいんだ」と仰っていた通り今日もピアノ・ソナタ「月光」は劇場に響いていました。

そして現演出家の原田一樹さんはこの作品にさらなる幅と深みをもたらせてくださり、これからも共に創り続けたい。

ありがとうございました。

南保大樹

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宮崎と都城で『月光の夏』

2022年07月31日 | 
7/30宮崎と7/31都城で朗読劇『月光の夏』が閉幕しました。


感染者状況と不安定な天気で不安がありましたが、沢山の方々が観に来てくださいました。

熱気すら感じる劇場で、言葉を紡ぎ、観客席からの息づかいと集中力を感じながら物語を共に歩みました。

ピアノ「月光」の調べも相まって、熱い熱い拍手をいただき、嬉しさと共に安堵致しました。


■感想など聞かせてくだされば幸いです。
こちらのメールへhiroli.nanpo@gmail.com
お願い致します。

都城が終わってバラシて空港に行き、そして東京。

達成感と寂しさが入り混じりの帰路。

次は毎年恒例のお盆時期の東京公演。

今年は東演パラータにて
8月12日〜15日
【詳細】https://blog.goo.ne.jp/daiju1223/e/dfd9853280576a7f8e096208d6fc98ee

お申し込みは私まで
hiroli.nanpo@gmail.com
その他、LINE、携帯メール、Message、TwitterDMなどでも受付けております。
お気軽にご連絡ください。
南保大樹


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022朗読劇『月光の夏』公演詳細

2022年07月09日 | 出演情報
ライフワークである『月光の夏』も20回目の夏を迎えました。
今年は本拠地「東演パラータ」にてお届け致します。
私は2つの役を回によって変わります。
どちらも観ていただきたいです。
よろしくお願い致します。


最後に思いっきりピアノが弾きたい・・・
-生きたくても許されなかった青春-

日本の夏を語り継ぐ企画
朗読劇『月光の夏』

原作・脚本=毛利 恒之(講談社文庫『月光の夏』より)
演出=鈴木完一郎/原田一樹

2022年8月12日~15日
東演パラータ

【ストーリー】
佐賀県鳥栖市 - 。
戦後45年のこの年、鳥栖小学校の古いグランドピアノが廃棄されようとしていた。
かつて教師をしていた吉岡公子は、そのピアノに忘れられない思い出を秘めていた。
そしてピアノを平和の願いの証として保存して欲しいという思いから、全校集会で生徒達にその思い出を語る・・・。
太平洋戦争末期の昭和20年初夏、音楽学校出身の特攻隊員二人が学校に駆けつけ、今生の別れにベートーヴェンのピアノ・ソナタ「月光」を弾き、沖縄の空に出撃していった・・・。

【キャスト&スケジュール】
8月12日(金)19:00開演
能登剛、奥山浩、和泉れい子、中花子
ピアニスト 仲道祐子

★出演回(男B)
8月13日(土)13:00開演
能登剛、南保大樹、山田珠真子、小池友理香
ピアニスト 佐々木崇

★出演回(男A)
8月13日(土)17:00開演
南保大樹、奥山浩、岸並万里子、古田美奈子
ピアニスト 佐々木崇

8月14日(日)14:00開演
能登剛、奥山浩、和泉れい子、中花子
ピアニスト 仲道祐子

★出演回(男B)
8月14日(日)17:00開演
能登剛、南保大樹、山田珠真子、小池友理香
ピアニスト 根岸弥生

★出演回(男A)
8月15日(月)12:00開演
南保大樹、奥山浩、岸並万里子、古田美奈子
ピアニスト 根岸弥生

【スタッフ】
原作・脚本=毛利 恒之(講談社文庫『月光の夏』より)
演出=鈴木完一郎/原田一樹
照明=鵜飼守
音響=高橋巌
舞台監督=原野寛之
制作=横川功

【劇場】
東演パラータ
(下北沢駅下車徒歩15分)
送迎車有り(居酒屋「都夏」前)

【チケット】
一般/3,000円  
U25(25才以下)/1,000円(劇団のみ扱い)
[日時指定・全席自由・税込]

【お申し込み】
私までご連絡ください。ご予約致します。
hiroli.nanpo@gmail.com
その他、LINE、携帯メール、Message、TwitterDMなどでも受付けております。
お気軽にご連絡ください。
南保大樹




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

完『美しきものの伝説』

2022年06月29日 | 芝居道
『美しきものの伝説』閉幕❗

観に来てくださいました皆様誠にありがとうございました。

始まる前からチケットは完売。
観られなかった方もいらっしゃることと思います。
すみません。

クロポトキンこと大杉栄を演じるにあたって、大きなプレッシャーを感じる毎日でした。

『美しきものの伝説』での大杉栄の役割と、新劇交流プロジェクトという公演と、チケットは完売という期待の大きさ…

なかなか眠れぬ日々を過ごしましたが、
大杉栄の生き方でもある、精神の自由、当たり前の常識や価値観に真向から異を唱えぶつかっていく、
「まだまだ修行が足りぬ、もっと馬鹿になれ」
と大杉が語るように、枠をはみ出た存在を目指し、
演出の鵜山さんもそのように導いてくださり、どこまで激しさを追求できるかを日々の課題としておりました。

『美しきものの伝説』という芝居は、そこそこ上手くいって、ある程度調和が取れて、役者もハズレ無しで、みたいになると、とてもつまらない作品になると感じる。
一つ一つの役という柱が、太く熱く歪なくらいが、あの異常な時代の革命家や変革者の空気が醸し出せる気がします。

演出家も一幕は漫画のようにやればいいと、稽古の序盤に仰っていて、そこを念頭に日々励んでおりました。

本番は少しうるさいかなと思うくらい熱と激しさとスピード感をもって、良い意味で調和を考えないで突っ走り、
「階調は偽りなり、美は乱調にあり」
整ったものは偽物で、乱れたところに美はある
という大杉の言葉を鵜山さんも引用して演出されていたので日々挑戦だった。

それにしても疲れた。
3倍速で喋ってくれという要求と、熱さと激しさと、大きなプレッシャーを抱えての毎日は、命を削る時間だった。

そして
民衆をとことん信じるアナーキズム、自由恋愛、
民衆芸術論が今の世にどう響くかはわかりません。

「国家」なんかいらないという論は、現在の当たり前にある「国家」を必要ないと言っても、ほとんどの方が「?」となるでしょう。
自由恋愛にしても受け入れられない方が多いでしょう。
しかしそれらの当たり前にあるもの、当たり前の価値観、権力構造、道徳、が本当に正しいのか…
そこを改めて問いただす存在が大杉栄なのかなと思いますし、芸術の役割なのでしょうか。

道徳や美徳や価値観、常識が狭まれて行った先に何があるのか…
それはもう歴史が証明しており、
やはりそれぞれの個人の自由、精神の自由というのは守られなければならない。
(勿論絶対的にやってはダメなものはあるが)

クロポトキン大杉栄、というより宮本研が言う、
「権力は民衆のものだ」
「民衆を信頼できないから働きかける。しかし、信頼できるからこそ働きかける」
「誰も何もしてくれない場合にのみ民衆は動きます」
今の世に響かせたい国民主権。
権力は我々のものなのだ。
近々選挙ある〜

今回の新劇交流プロジェクトで出会った皆さんとは、単なる寄せ集めではなく、新劇を背負った、根っ子はつながる同志という絆を感じました。
良い出会い、良い時間を過ごさせていただき感謝です。




そして今回最後の芝居となった渡辺美佐子さん。
最後のカーテンコールは感動しました。
一時代を築いた方の最後のステージにいる自分が不思議で、花を咲かせられた芝居に安堵と感謝の気持ちで一杯です。


本当に皆々様ありがとうございました❗


さて少し休みたい。
正直、身体の不調、心の不調もピークに達している。
10日間くらい休んで、稽古が始まる。
8月は毎年のライフワーク『月光の夏』
そこから怒涛のような芝居漬けの日々がまた始まる。
10月は外部出演、東京、大阪、横浜公演
11月『獅子の見た夢』東京、神奈川公演
2023年
1月は外部出演
3月は劇団公演(未定)
と休みはない。

とにかくリフレッシュしたい。
その日その時間をただただ気持ちよく生きる。

南保大樹



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『美しきものの伝説』追加公演決定

2022年06月07日 | 稽古
『美しきものの伝説』
【6月25日㈯18:30追加公演決定❗】

すごい。
あれよあれよとチケットが完売して追加公演が今日決まりました。
ビックリ❕

全日チケット完売してみんなで驚き喜びと共に、期待の大きさに気が引き締まります。

稽古は連日、通し稽古を行い日々成長しています。
まだまだやれることは沢山ありますが、少しずつでも前に進めるよう励んでいます。

各劇団の皆さんとも仲が良くなり、色々な考えや想いを共有できるようになっています。


さあこれから一瞬一瞬を大切に本番まで走りたいと思います。

南保大樹
【お申し込み】
hiroli.nanpo@gmail.com
メール、LINE、TwitterDM、Message、などで受付ております。
お気軽にご連絡ください。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

立ち上がる大杉栄

2022年05月09日 | 稽古
『美しきものの伝説』稽古やってます。
といのも6日間読み合わせをして、
少し中断期間があり、5月14日から再開。

いよいよ立ち上がっていきます。

この期間、人とあったりリラックスもしていますがもちろん準備もしています。

以前読んだ本を読み返したり、新たな本を見つけて、主に公園か図書館でコーヒー飲みながら読んでいます。





6月16日から26日
俳優座劇場にて

なんとか本番までたどり着けるよう色々気を付けて、
思いっきり励みます❗
どうか観に来てください。
ご来場お待ちしております。

【お申し込み】

私までお気軽にご連絡ください。

hiroli.nanpo@gmail.com

上記メールにご連絡くださればご予約致します。

その他のメール、LINE、messenger、TwitterDMでも受付ております。

心よりお待ちしております


南保大樹



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする