歯車…

先日4月9・10日に北九州と別府と大分へ行って来ました。

地震がおきる前です。

市民劇場の総会とかで講演をしに。

とても濃い二日間でした。

北九州では総会の講演は二回目。

前回は生まれて初めての講演を2010年にやらせていただいた。

今回はロシアの通訳者で団友でもある佐藤さんと一緒でした。

佐藤さんの話が素晴らしく、自分の番になったとき何だかリズムがつかめず言いたいことを二つ言い忘れた…

アホです。

ここで少しそのことを…

ハムレットの話をしたのですが、色々と大変でこの試練とどう向き合ったか、なぜ自分はハムレットをやっているのか、なぜだかいまだに答えが見えない…

自分自身の弱さをさらして、人間は様々な矛盾を抱えて生きて…

そんなところで終わってしまった…

思い返すと改めて思う…アホです。

アホなりにその続きがあって…

ほんとアホだ…。

総会の最初に事務局長の民谷さんがお話しされていた、脈々と続く新劇の歴史…、成り立ちの想い…、その想いと同じ市民劇場…

演劇の可能性…今それが必要とされているのではないか…

その中で私はハムレットと出会い、その歴史の小さいながらも歯車の一つになれた気がしていて…

その歯車を作ってくださったのは市民劇場の皆さんです。

皆さんがいなければ今の私はいません。

ハムレットがあったのは「どん底」があったからだし、

そして何よりもハムレットを171ステージできたのは皆さんのおかげです。

いま必要とされている力…その歯車をまわし続けているのは皆さんなのです。

…ということを言いたかったのですが…

なんだか文章にしてもまだ足りない気がする…

アホです。

すみません。


もう一つは…これから先の話を…九州での「検察官」があって、夏は恒例の「月光の夏」があって、その先…

これは改めて、近々ブログに載せます！


北九州の街並み…ホテルの窓から。


そして次の日は朝から別府で講演



こんな感じでした。

古い映画館なのですが、風情があってテンション上がりました。

楽しかったです！

良い経験をさせていただきました！



そして昼過ぎから大分。

大分では私が先に話をさせていただき、昨日、今日の経験があったからなのか、皆さんが好意を持って聴いてくださったからなのか、いいリズムでできました。

佐藤さんとの役割分担、バトンタッチも上手くいった。



大分駅前は新しくなっていた。


そんなこんなの二日間でした。

そのあとに地震…

他人事にはとても思えない…

そしてこれからまた行くし…

とにかくおさまってほしい、被災された皆さんの一日も早い復興を願っております。

自分に何ができるか…

今は「検察官」の稽古中。

これも何かの歯車なのかな…


南保大樹

「兄弟」閉幕しました。感謝！

「兄弟」ご来場くださいまして誠にありがとうございました！

初演から1年半での再演。

またできる喜びを噛み締めてチャレンジしていました。

劇場が大きくなったのですが、個人的にはやりやすかったかな…

全体もよりダイナミックになった気がします。

初日に原作者の余華さんが観に来ていましたが、凄く喜んでいた。

演出的にここまでやるんだって(笑)

初日終わって余華さんと会食(飲み)しましたが、色々交流できて楽しかった。

演出の松本祐子さんも色々話したいこと伝えたいことがあり、そのお二人の会話が興味深かったです。


なにはともあれ、５日間走り抜けました。

全力疾走のような芝居なので身体的に難しいときがありましたが、舞台に出ちゃえばエネルギー出ちゃうんです。


さてこれからこの「兄弟」…どうなることやら…

そりゃ～できることならまたやりたいものだ。

そしてまた時間を経てチャレンジしたいな…



観に来てくださいました皆様、本当に本当にありがとうございました！



今は「検察官」の稽古中…こちらも頑張ります！


南保大樹



写真：成毛彰浩

ちょいと九州へ

今日、明日と北九州、別府、大分に行ってきます。

講演をさせていただきます。

出発前のブレイク。

楽しんできます！