NPO法人 大雪山自然学校

所在地:〒071-1404 北海道上川郡東川町西4号北46番地 TEL/FAX:0166-82-6500

はっちゃけ春キャンプ 本番!

2009-03-30 09:38:10 | その他の事業




研修中の今日、いよいよ子どもキャンプ”はっちゃけ春キャンプ”が始まりました。午前10時頃札幌、旭川、そして地元東川の各地から子どもたちが到着。
当初は子どもたちのテンションの高さに圧倒されかけましたが、すぐにうちとけることができました。




一日目はレクレーション、ソリ滑り、ファームレラでの農業体験などの主に野外活動が中心でした。なかでもファームレラでは、養鶏場にいって卵を収穫したり、鶏にエサやりをしたりと貴重な体験をさせてもらいました。(その卵は夕食時においしく頂きました。)



そして、その後はみんなで焚き木拾いのお手伝いをしたりしました。夕食の頃には子どもたちもすっかりリラックスしている様子でした。



二日目は”農業に挑戦の日!”ということで「発信ランド」という農業体験施設に行って越冬野菜の収穫をしました。…収穫といいますが実際は発掘でしたが(笑)。



堀り始めこそ子どもたちもシャベルの争奪戦を始める有様でしたが、野菜たちも負けじと地中深くに隠れていたので、結果的には大人が土を掘り、子どもたちは泥まみれになりながら今度は野菜の争奪戦、といった様子でした。



その後はスノーモービルに乗せてもらったりポニーや羊と触れ合ったりして過ごしました。また、薪割りにも挑戦しました。最初は子どもたちに鉈が扱えるのか?!と不安でしたが施設の方のご指導もあって次第に上手にできるようになっていました。
子どもの成長の早さには驚かされてばかりです。



昼食では収穫したばかりのじゃがいもをじゃがバターにしたり、昨日拾った焚き木で焼いたパンを食べたりしました。



午後からは再びファームレラに行って昨日に比べるとより本格的な林務作業をしました。具体的には、他の木の成長を阻害する枯れた立ち木をノコギリを使って伐採するといった作業です。木を倒してからも運びやすい大きさに切ったりとハードな作業でしたが、自分たちで立ち木を薪にするというなかなか出来ない体験をすることができました。



この日の夕食は、班ごとでカレーづくりということで、初めて包丁を握った子どもも多かったと思います。それでも手を切ったり、カレーがスープ状になったりする班もなく予想以上にスムーズにできました。
私もこの頃には子どもたちの性格や個性が把握できるようになってきました。




三日目は昨日の疲れもあってか、子どもたちも起床時間までは大人しく寝ていました(笑)。この日は昔遊び体験やクラフト体験をしました。クラフトで作った鳴子はいいお土産になったことでしょう。絵を描く子もいればみんなのサインを集める子もいたりと多種多様な出来になっていました。



その後閉会式を終え、いよいよ解散の時間。嬉しかったのは「また来たい」とか「また来てね!!」と言ってくれる子がたくさんいたことです。今から5年後、10年後に子どもたちがどのように成長しているかが楽しみです。




この三日間では、多くの人たちを通してさまざまな経験が出来ました。また、子どもたちから気づかされることも多く自分の価値観や視野も多少は広くなったのかな、と感じたりもしています。



今回お世話になった皆さん、本当にありがとうございました。



田舎で働き隊 伊藤 岳



キャンプ準備

2009-03-30 09:09:37 | その他の事業
3月26日 晴

研修二日目。
昨日は研修でお世話になる方々との挨拶や、フィールドの下見が主な作業であった
が、今日は名札や記念バッジの作成および食糧の買い出し,パッキングを行い、
本格的なキャンプの準備を行った。

私は働き隊のメンバー、伊藤君と大雪山自然学校職員の鳥羽さん(とばじー)と
食糧の買い出しを行ったが、たかが2泊3日とはいえ、スタッフを含めた30人分の
食糧は目を疑うばかりの量であった。

キャンプに参加する子供の中には食材アレルギーがある子供もいるので、食材選択
には十分な注意を払ってはいたが、たとえばりんごアレルギーの子供はバラ科の食
物全部がNGなので桃系もダメと鳥羽さんに指示を受け、カートに積んであったメ
ニューの一部、フルーチェ・ピーチを柑橘系に変更する。ここで常に自然に接して
いるプロの姿を垣間見た気がする。

大型カート3台に食料を満載し、いざレジへ。
周りからは何事かとジロジロ見られるが、これも仕事。あえて無視。


その間、同じ働き隊のメンバー高野君と紅一点の藤原さん(マメちゃん)は子供に
渡す記念バッジや名札の作成。

その後、各日程毎に買ってきた食糧をパッキングしたが、ここではプロのパッキン
グの技やノウハウを僅かではあるが修得することができた。

パッキングが終わり、最終日に子供たちへ渡す記念バッジに日付を書き込んだり名
札の作成を支援し、最後は教育大から支援に来て下さる方を交え、最後のミーティング。

スケジュール確認やイベントの詳細はもちろんのこと、真駒内での研修にあった子
供に対する接し方などについて、最後の注意を受けた。


明日からはいよいよ本番。
子供への接し方もあらゆる場面を想定したイメージトレーニングも万全。
4日間の研修が試される日が始まる。

大関 洋志(ぜっきー)