古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十九章 漂流外国物語 其の百九十一

2016年11月27日 08時34分59秒 | 古文書の初歩


 

 

 

 

 

「漂流外国物語」第五十五ページ、上の三~四行目

解読 ハ可むり不申、役人躰ニ而茂坊主此笠越可むり来り候へバ吾

    笠越ぬくが敬ふ礼と相見へ申候。

読み はかぶり申さず、役人躰にても坊主此の笠をかぶり来たり候えば、吾が

    笠をぬぐが敬う礼と相見え申し候。

説明 「節ならではかむり不申」・・・こういう時でなければ、かぶらない。 「役人

躰にて茂」・・・役人の様に見える人でも。 「坊主此笠をかむり来たり候えば」

・・・お坊さんがこの笠をかぶって来た時には。 「吾が笠をぬぐが」・・・自分の笠を

脱ぐのが。 「敬ふ礼」・・・尊敬の礼儀。 「と相見へ申候」・・・と見えました。  


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