古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十二章 送り一札之事 其の三

2015年10月22日 08時20分55秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「送り一札之事」第一頁、上の五~六行目

 

解読 自今其御村人数ニ御加可被成遣候。尤右之もの

    御法度之切支丹類族ニ而も無之宗旨者代々

読み 自今貴御村人数にお加え成し遣わされるべく候。尤も右の者

    御法度の切支丹類族にてもこれ無く、宗旨は代々

解説 本当に文字が薄くて済みません。解読文にて類推して下さる様お願いします。 「自今」・・・これからは。今後は。 「其御村」・・・貴村。 「人数ニ御加」・・・住民として加える事。 「可被成遣候」・・・成し遣わされるべく候。住民として人数にお加え下さいます様お願い申し上げます。 「尤右之もの」・・・但し、右の女。 「御法度之」・・・『ごはっとの』、ご禁制の。禁止されている。 「切支丹」・・・キリシタン。キリスト教徒。 「類族」・・・同族。同類。 「ニ而も無之」・・・にてもこれ無く。キリスト教徒の仲間では御座いませんで。 「宗旨者」・・・信仰は。信じる宗教は。 最後は「代々」。                         


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