「乍恐奉返答口上控え」第二頁、上の三~四行目
解読 谷口より霞ヶ谷迄奥ニ瀧壱ヶ所御座迄ニ而
水流一谷ニ而、他領より紛敷入込候谷筋等
読み (奥地ヶ)谷口より霞ヶ谷迄、奥に瀧一箇所御座候迄にて
水流一谷にて、他領より紛らわしく入り込み候谷筋など
解説 「霞ヶ谷」の次の字は読みにくいですが「迄」です。田並上村領の奥地ヶ谷口より霞ヶ谷迄の間には。 「御座候迄ニ而」・・・「奥に瀧一箇所有る所までにて」。「迄」にはこの様な形も有ります。 「水流一谷にて」・・・水の流れは一つの谷川の一本だけで。 「他領」・・・「他」が難しい。 「紛敷」・・・紛らわしく。この用法は 「入込候谷筋ホ」他村の領分から紛らわしく入り込んで来た谷川の流れなど。「ホ」は「等」の略字です。
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