古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十八章 「乍恐奉願口上書付」 其の二十五

2016年01月30日 08時20分46秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「乍恐奉願口上書付」第六頁、上の二~三行目

 

解読 故哉四五年已前欠落致余程久敷

    旅住居致御座候處、一類中より呼寄セ

読み (無之)故に哉、四五年以前欠け落ち致し、余程久しく

    旅住まい致し御座候処、一類中より呼び寄せ

 

説明 (致し方もこれ無き)「故哉」・・・故にや。「に」が書かれていませんが、文意から「故にや」としておきます。仕方が無かった故にか。「故」も「哉」も超難解文字です。 「四、五年已前」・・・四、五年以前。「五」も「年」も難解。「已前」・・・以前。「已」は「己」(き)と見えますが、己前ではありません。 「欠落」・・・「欠」と書く場合は、町民が失踪するケースに使用します。(広辞苑)。 「余程久敷」・・・余程久しく。「程」が難解です。文章の流れから読みましょう。 「御座候處」・・・「候處」が難しい。 「一類中」・・・親戚の中で。「類」が難しい。 「呼寄セ」・・・「呼」も難解です。


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