宝満山研究会(山岳宗教遺跡の保全と研究)

大宰府の北東に聳える宝満山の歴史的価値を掘り起こし、山の保全を考える会です。

本谷礎石群の作業報告

2007-12-02 | Weblog

本日、太宰府市大字内山字本谷(もとだに)の礎石群の山林にて
地権者の方のご承諾を受けて、
会員12名による下草刈、雑木の間引き作業をおこないました。
伐採作業にかかるまえに元大濠高校生物教諭の冷川先生より
環境を考慮して伐って良い木、伐らない木のご説明をいただき
4名で作業開始しました。
お昼過ぎ頃には太宰府発見塾が引けた会員さんが合流し
件の人数になり・・・


伐採後に山頂が見えて感激する一同。
遺跡の立地もよく考えられる条件となりました。
宝塔院についての詳細は来週8日の例会で
史料を交えながら解説の予定です。

もとは赤松が点々と自生する2次林でしたが、
ここ20年で落葉広葉樹や常緑広葉樹がはびこり、
赤松はことごとく根腐れして倒壊しかかっていました。
それだけ環境の変化が著しいことを示しています。
「遺跡のためにはもとの管理された赤松林の里山に戻そう!」
とのご提案がありました。
ボランティア組織の育成が本会でできればよいのですが。

今日おいでいただだきました皆様方に感謝いたします。

事務局

※ 次回例会は12/8日土曜日 14:00~ 太宰府天満宮文華殿2階 天拝の間にて
  テーマは「太宰府宝塔院について」。夕方18:00からは二日市「こまつ千寿」 にて
  忘年懇親会です(会費3,500円予定)。ご参加をお待ちしております。