狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

遠く大統領選アルゼンチンからサイコパス:日本の教師いじめは世界に伝わる?、マクリ政権の新自由主義でグローバリストIMF債務奴隷/psycho, Argentine debt by Neoliberal

2019-10-27 23:45:26 | 国際時事 2012~
 ※ 本記事において幾つかの文献と画像を引用する事によって構成しておりますが、本記事により当方は収入を一切受け取っておりません。
 ※ I have made composition by borrowing some references and pictures in this article, but I don't receive the income at all by this article.


 遠く大統領選アルゼンチンから「サイコパス」!
  日本の教師いじめ、元い暴行暴言傷害事件は世界に伝わる?
   マクリ政権の「新自由主義」の下でグローバリストIMFの債務奴隷に
    "psychopath", Argentine debt by Neoliberal Economic Policies


 



 
YouTube: Cristina Fernández acusa a Macri de hacer acciones de ‘psicópatas’
 クリスティーナ・フェルナンデスは、マクリが「サイコパス」行動をしたと非難する
 2019/10/18
 
YouTube: Christina Fernández acusa a Macri de hacer acciones de ‘psicópatas’
 クリスティーナ・フェルナンデスはマクリを「サイコパス」行動をしたと非難する
 2019/10/18
 
YouTube: Neoliberal Policies Are Tanking the Argentine Economy
2019/03/22
 
YouTube: La FMI esclavitud de naciones a través de la deuda
 借金による国のIMF奴隷制
 2019/10/06

 本日10月27日、南米アルゼンチンでは大統領選挙が行われている。左派のアルベルト・フェルナンデス元首相(60)が、中道右派で「新自由主義者」のマウリシオ・マクリ現大統領(60)を大きくリードしているという。
 フェルナンデス陣営は、マクリ政権の親米政策と右派政策が債務残高の増加等と経済悪化の原因であると批判し、またそれは国際通貨基金(IMF)にも責任があるとして、債務返済期限の延長を求めるとしている。
 その野党側の主張からは、アメリカ、グローバリスト、新自由主義者達に「騙された」と言っている様に聞こえて来る。

 現在、日本で問題となっている「いじめ」や「ハラスメント」。中でも、子供にいじめをしてはいけないと諭すべき小学校の教師が、同僚の教師をいじめて来た事が明るみにされた事は、日本中に衝撃が走った。
 その教師である加害者達が被害教師に行って来た暴行・暴言行為は、「暴行罪」、「傷害罪」、「器物損壊罪」、「強要罪」、「名誉毀損罪」等の「刑法犯」に相当し、そこらの世間話や井戸端会議等で冗談半分に軽々しく口にしがちの「いじめ」どころでは無い重大な犯罪である事が証拠と共に明かされて来ている。
 その加害教師達は現在、市民からの税金で得る「有給休暇」で休んでいるが、今後、その給与差止めと「懲戒免職」の方向に向かっている。
 主流メディア(MSM)・マスコミでは、その加害教師達の実名と顔写真が「隠蔽」されているものの、インターネットに於けるオルタナティブ・メディア(代替メディア)では、それらが既に公開され、且つ拡散されている。
 その加害教師達は世間から広く非難されており、その異常で卑劣な行為、凡そ良心を持ち合わせてはおらず、嘘を付きながら表面的には良い人というイメージの仮面を被った様子等から、「サイコパス」、「サディズム」等と指摘されている。
 
 その日本の衝撃的な事件が伝わっているのかどうかはっきりとは解らないが、現在、債務で苦しむアルゼンチンから「サイコパス」という声が聞かれた。
 その、日本から遠く離れたアルゼンチンは「ユダヤ人の逃れの町」としても知られており、ドイツの旧ナチスのユダヤ人・ヒトラーも先の大戦後アルゼンチンへ逃れ、「功労者」としてイルミナティに匿われながら余生を過ごした。

 アルゼンチンは、2006年にIMF(国際通貨基金)からの百億ドル近い債務を完済し、当時のネストル・キルチネル大統領が「われわれはIMFにチャオ(さよなら)を告げた」と演説し、IMFからの介入・干渉・余計なお節介を退け、債務奴隷からの解放を宣言した。
 1989年~1999年までのカルロス・メネム政権以降の新自由主義的経済政策を転換し、対外債務の返済より、国内の経済回復を優先する経済・財政運営を行い、その結果として2000年末の経済破綻直後の失業率24%を2006年には11.4%にまで改善し、更に2003年から2007年までは平均で約8%という高い経済成長を達成して、国の経済面を立て直し、そして債務も完済した。それ故、ネストル・キルチネル大統領は国民からは高い人気を得た。

 その後、ネストル・キルチネル大統領の後継として、同大統領の妻であるクリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル氏が2007年12月から2015年12月まで大統領を務められ、次に現在のマウリシオ・マクリ氏がアルゼンチンの大統領を務める事となっている。

 今回の大統領選挙の立候補者であるアルベルト・フェルナンデス氏は、ネストル・キルチネル政権発足時からクリスティーナ・フェルナンデス政権時の2008年まで首相を務められた。
 今回は副大統領として立候補している、そのクリスティーナ・フェルナンデス前大統領が、演説の中でマクリ現大統領を「嘘つき」、「サイコパス」と罵ったという。
 アルゼンチンは2006年にIMFからの債務を完済したものの、その後に再び対外債務が増加する事となっている。昨年には、マクリ大統領が通貨危機悪化でIMFに500億ドル融資の前倒しを要請した。巨額な債務残高の下、デフォルト(債務不履行)に陥る危険性のある中での大統領選挙の様子見で、本年10月時点でIMFは54億ドル(約5860億円)の融資を見合わせている。

 10月17日
  IMFのクリスタリナ・ゲオルギエバ専務理事
   「IMFはアルゼンチンに対し深く関与していく」
   「我々が(新たな政策枠組みを)持った時点で議論を続けたい」


 
YouTube: Por qué el FMI pide a Argentina "esperar un tiempo" por el desembolso
 IMFがアルゼンチンに支払いを「しばらく待つ」ように依頼する理由
 2019/09/26
 
YouTube: Préstamos del FMI: ¿Ayuda para Latinoamérica o arma de doble filo?
 IMFローン:ラテンアメリカまたは両刃の剣の助けですか?
2019/09/05
 
YouTube: Argentina y el FMI: el ciclo que no cesa
 アルゼンチンとIMF:止まらないサイクル
 2018/05/14

 IMFの史上最大の融資にも関わらず、マクリ現政権の下でアルゼンチンは失業率の上昇、高インフレ、景気後退を避けられない様である。その原因が新自由主義経済政策に有ると経済学者は述べている。

 現政権は中道右派の親米路線である一方で、ネストル・キルチネル政権からクリスティーナ・フェルナンデス政権までは左派的政策であったという。しかし、キルチネル政権はIMFや新自由主義者達(ネオ・リベラリスト)から経済・財政運営について批判を受けていたと有り、その辺り、アルゼンチンに詳しくない僕には「矛盾」している様に見えてもう一つ解らない。IMFや新自由主義的経済は「世界共産化グローバリズム」の下に在り、IMFや新自由主義者こそが左翼・リベラルであるので、この記事の終わりに掲げた参考文献(ウィキペディア)の記述内容は表面的な解説である様に思える。言うなれば、「左派・反グローバリズム」、「左派ナショナリズム」であったのではないだろうか。
 実際、キルチネル夫妻で続いた政権時は、IMF依存からの脱却を果たし、その後そのローンに手を付けなかった事からも、グローバリズムの一環としての新自由主義政策を排除していた事から言える。
 尚、日本のネオ・リベラリストとして有名なのが、「親米」「親ブッシュ」の小泉政権時に経済財政政策担当、及び金融担当の内閣府特命担当大臣であった竹中平蔵が挙げられるが、後年、小泉元首相と共に保守中道右派の論客から非難の対象とされている。

 例えば、同じく南米のベネズエラは、左派でありながら「反米」である。現在のトランプ政権は「反グローバリズム」を掲げているものの、オバマ前政権までは「世界の警察」の名目の下に諸外国に干渉するグローバリズム政権であった。そして、トランプ大統領自身は保守中道の考えをお持ちである。
 かつての旧ソビエト連邦は、ロシア革命を行ったカザール・マフィアの偽ユダヤ人達によって発足し支配されていた。同じく「反グローバリズム」であるロシアのプーチン大統領は、そのかつてのソ連誕生時のレーニン政権の90%がユダヤ人で占められていた事実を暴露された。
その初代最高指導者のレーニンはアシュケナジー・ユダヤ人であったものの、次代のスターリンはユダヤ人では無かった。その為、スターリンは「ユダヤによるグローバリズム」には乗らず、自身が提唱し始めたマルクス・レーニン主義の共産主義体制を維持しつつナショナリズムを標榜した。
 その事は、現在の支那(中国)共産党の習近平政権と同様に思える。習近平政権も「反グローバリズム」の「共産ナショナリズム」である。但し、支那の習近平政権の場合、「一帯一路」構想を掲げる等、米国主導の現在までの世界秩序とは異なる新たな世界秩序を自らが主導する事を目論んでいる事に注意する必要がある。言うなれば、「支那版(中国版)・新グローバリズム」の危険性である。米国を人形として使った現在までのユダヤ・イルミナティ・フリーメーソンによるグローバリズムも、支那(中国)による新たなグローバリズムも、共に「世界共産化」である事に違いは無い。

 アルゼンチンの政府総債務残高は、IMFによる2019年4月時点の推計で20兆1559億アルゼンチン・ペソ(約3426億ドル)、昨年は12兆5694億アルゼンチン・ペソ(約2137億ドル)となっており、次がその1992年から本年までの27年間の推移である。

2019.10.26


 出典:世界経済のネタ帳「アルゼンチンの政府総債務残高の推移(1980~2019年)」

 前のネストル・キルチネル政権とクリスティーナ・フェルナンデス政権は、「親中派」でもあったという。同じ「左派ナショナリズム」で行こうとしているのであろうか?。

 今から30年余り前の日本のバブル経済時、銀行や不動産業者、ヤクザをはじめとして、世間、大衆、社会には「右肩上がり」で傲慢・貪欲な考え、傾向、思い込みが在った。また、第二次世界大戦中には、日本のMSMマスコミである朝日新聞や毎日新聞は「イケイケ、ドンドン」と太鼓を鳴らし、旧日本軍の対中進出(南京解放を含む)、対露防衛、東南アジア解放、そして対米戦争と「四正面作戦」を煽動した。
 その様な、意気高揚する様な雰囲気の醸成は、とかく、右寄りに於いて起こりやすいのかもしれない。但し、旧ソ連が共産主義でありながら世界最強・最大とも言える核軍事力をもった左翼国家であった事からも言える通り、軍や戦争に関して右翼も左翼も関係しない事を念の為に付け加えておく。

 アルゼンチンの事は僕はよく知らない為にはっきりとは言えないものの、世界最大の借金大国であるアメリカと同様のその巨額債務も、道徳的な観点を無視して調子に乗った結果であるのかもしれない。
 この事は、日本は対岸の火事として無関心ではいられない。日本も、デフレ脱却の為に日銀が膨大な国債を発行し続けて来た。その為、同じ南米のベネズエラの様に「ハイパー・インフレ」がいつ起こっても可笑しくないのである。

 返済して当然の借金を踏み倒す事を含めて、「サイコパス」的精神に対する防御網としての、歯止め、指針、規範、法律を持つ事が必要とされる。

 本ブログ過去の関連記事
  ・2019/09/05付:『誰も戦争を望んでいないのにも関わらず何故危機が?・・・タルムード、宇宙人、そして「サイコパス」/No one wishes for war, but why is crisis?ーpsychopath』

 参考文献
  ・2018/08/30付・BBC NEWS JAPAN:「IMFに500億ドル融資の前倒し要請 通貨危機悪化で」
  ・2019/05/23付・JETRO:「フェルナンデス前大統領、副大統領としての立候補を発表」
  ・2019/09/13付・日本経済新聞:「IMF、融資継続に苦慮 アルゼンチン巨額債務 返済猶予を要請 構造改革不透明に」
  ・2019/10/12付・日刊ゲンダイDIGITAL:『東須磨小の教師事件はいじめというより「刑法犯の役満」だ』
  ・2019/10/18付・日本経済新聞:「IMF、アルゼンチン債務問題の結論先送り 選挙後に」
  ・2019/10/24付・産経新聞:「4年ぶり親中政権誕生か アルゼンチン大統領選、27日実施」
  ・世界経済のネタ帳:「アルゼンチンの政府総債務残高の推移」
  ・ウィキペディア:「アルゼンチン」
  ・ウィキペディア:「カルロス・メネム」
  ・ウィキペディア:「ネストル・キルチネル」
  ・ウィキペディア:「クリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル」
  ・ウィキペディア:「マウリシオ・マクリ」

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