狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

基準値の策定により医療施設の放蕩的放射線予防検査ビジネスを抑える

2015-04-19 18:05:49 | 予防医療の危険性と生命倫理
 CT(コンピューター断層撮影)装置の保有台数が世界トップを誇る日本。その日本は「医療被曝大国」と言われている。
 CTの国別保有台数は、1位・日本と2位・アメリカがそれ以外の国々より飛び抜けて多い1万2千数百台、3位のブラジルが3,057台、以下4位・イタリア1,981台、5位・韓国1,854台、6位・ドイツ1,497台、7位ロシア1,301台等と続いている。
 CTの被曝量は多い。一般人の年間放射線被曝量限度の1mSv/年を1回のCT検査で優に超えてしまう。また同じ部位の検査でも、医療施設により10倍以上もの被曝量格差が存在しているとの事である。比較的多くの被曝を被検者に施す医療施設が、無駄な放射線検査・治療の多い事が原因となっているとの事である。その為、施設間の被曝格差是正の為に、基準値の策定が検討されているとの事。今まで基準が無かった為に、医療施設は放蕩的検査を施してきた訳である
 有り余るCT装置を活用する為、病院機能評価を高める為に揃えた高額医療機器導入による借金返済の為、病気でもない人を対象にして予防医療と称した放射線検査ビジネスが流行っている。その予防医療によって、病気を持たなかった人達が、却って癌等の病気を作られている

 参考記事↓↓
  ・2015/04/19付・朝日新聞デジタルapital:「医療被曝抑制へ基準 X線・CT検査対象 学会など」
  ・2015/04/19付・読売新聞オンライン:「CTの被曝線量、医療施設により10倍以上の差」
  ・2015/04/19付・NHK NEWS WEB:「CT検査など医療被ばく抑制へ基準」
  ・2014/07/14付・GLOBAL NOTE:「世界のCTスキャナ保有台数 国別ランキング・推移」

 本ブログ過去の関連記事↓↓
  ・2013/10/25付:「医療界の常識・因習・体質・構造・権威を否定し、普通では無い「真実」が存在・・・『成人病の真実』を読んで 」
  ・2014/05/04付:「矛盾・偽善がはびこり基準・根拠・規範の無い医学・世間においては却って『非常識』が正しい・・・『医者に殺されない47の心得~医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法』を読んで」
  ・2014/05/04付:「矛盾・偽善・欲望の渦巻く現代においては『普通』と認められない『非常識』の方が却って正しい事が多い・・・『テレビも新聞も隠す『真実の情報』 ~知ってはいけない!? 医食住の怖~い話 知らないあなたは"殺される"』を読んで」
  ・2014/04/29付:「健康診断基準値の大幅な緩和は近藤氏の批判・訴えに学会が折れた為か・・・講師に折れた名誉教授等の御偉方」

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