反日メディアが削除した加戸氏の答弁:虚構の加計疑惑(3)・・・「安倍首相の濡れ衣を晴らす」、悲願10年15回・第2次安倍政権4度の申請却下、51年間新設無し、政治の主導権を官僚から取り戻し岩盤規制改革
(2017/08/12:参考動画追加)
政治の主導権を官僚から政治家に取り戻した安倍晋三首相。高い志と理念、国家目標を抱きながら、無私・至誠・真心を持って政治を行い、官僚と闘いながら改革、規制緩和を行い、国民に夢と希望を与え続ける。
前愛媛県知事・加戸守行氏、「今回、こういう形で安倍総理への疑惑あるいは批判という形で議論が展開されていることを大変悲しく思い、このぬれぎぬを晴らす、せめてもの、いささかでも役に立ちたいと思い参上した」。
獣医学部新設の提案者は自治体である今治市であり、加計学園では無い。今治市からの提案は2007年の福田政権のとき以来、構造改革特区としての申請が行われ続け、第2次安倍政権になってからも4度に渡って申請が行われたが、数十件ある案件の内の一つにすぎず、安倍首相が本部長を務める構造改革特区本部で事実上認めなかった。実際には今治市の提案については全く認識していなかった。
その後、国家戦略特区制度が誕生し、2015年11月から安倍首相が議長を務める国家戦略特区諮問会議において、今治市の特区指定に向けた議論が進む中、首相は今治市が獣医学部新設を提案していることを知った。その時点においても、またその後のプロセスにおいても、事業自体は誰かという点について、提案者である今治市から説明はなく、加計学園の計画は承知していなかった。最終的には本年(2017年)1月に事業者の公募を行い、加計学園から応募が有り、1月20日に諮問会議で認定することになったが、その際に首相は初めて加計学園の計画について承知をした。
悲願10年、15回の申請を却下された愛媛県。加戸氏は、「私も安易に考えていたのは文部省は私の出身地だし、後輩が少しは私の意向を忖度して便宜を払ってくれるかなと参上したが、言葉は慇懃低調ではありましたけど、中身は農水省の協力が難しい、権益擁護の既得権益の強力な団体があってという話で、一筋縄ではいかないなということで悩みに悩みながら模索し」、「構造改革特区で、特区の本部長は総理大臣だが、実務は主幹省がやりますから。文科省がしきって、農林省とおたがいにできませんできませんと。とても総理の手の及ばないところで既得権益団体の岩盤に阻まれているのだなと感じながら、それも15連敗しましたから」。そして、「有識者会議の判断と内閣府のあるいは虎の威を借りるような狐の発言を用いてでも強行突破していただいたことは私は大変よろこんで今日に至っています」。
元々、学園都市構想により整地されていた空き地、なかなか誘致出来ない大学や研究機関。同時並行で流行する鳥インフルエンザ、狂牛病、口蹄疫等の感染症、アメリカが国策として取り組んでいる人畜共通感染症防止・ライフサイエンスの遅れ、愛媛県・四国が困っている公務員獣医師、大動物獣医師の確保の問題、1966年を最後として51年間、獣医学部が全く新設されておらず、安倍首相は、「時代のニーズに合わせて規制を改革していくことは、行政をゆがめるのではなくて、ゆがんだ行政を正していくことだろう」、「岩盤規制改革を全体としてスピード感持って進めていくことは、これはまさに今もそして今後も私の総理大臣としての強い意志」と述べられる。
そして加戸氏は、「この場において安倍総理がこんなに窮地に立っているときに、このことは指導しなければ気が済まない」と、マスコミがカットする「報道しない自由」を批判し、虚構の話をする文部科学省前事務次官・前川喜平氏の精神構造を疑う。
(2)に続いて、青山繁晴参院議員(自民党)による質問に対する、前愛媛県知事・加戸守行氏の答弁と、7月25日の分には参加された安倍首相の答弁のみを、地上波テレビや反日新聞とは正反対に偏向して、ここに引用する。
<7月25日分> 以下は、前愛媛県知事・加戸守行氏と安倍首相のみの答弁(青山繁晴参院議員による質疑)
安倍首相「まず、大前提として獣医学部新設の提案者は構造改革特区でもですね、その後の国家戦略特区においても自治体である今治市であり、加計学園ではありません。今治市からの提案は平成19年の福田政権のとき以来、構造改革特区としての申請が行われてきました。第2次安倍政権になってからも4度に渡って申請がございました。その対応方針は私が本部長を務める構造改革特区本部で決定しており、今治市からの提案については私は知りうる立場にありました。しかし、数十件ある案件の一つにすぎないわけでありまして、結果もですね、第2次安倍政権においては4度とも提案を事実上認めないものでありましたので、実際には今治市の提案については全く認識していなかったわけであります。
その後、国家戦略特区制度が誕生し、2年前の11月から私が議長を務める国家戦略特区諮問会議において、今治市の特区指定に向けた議論が進む中、私は今治市が獣医学部新設を提案していることを知りました。その時点においても、またその後のプロセスにおいても、事業自体は誰かという点について、提案者である今治市から説明はなく、加計学園の計画は承知しておりませんでした。
最終的には本年1月に事業者の公募を行い、加計学園から応募があったわけであります。その後の分科会でのオープンの議論を経て、1月20日に諮問会議で認定することになりますが、その際私は初めて加計学園の計画について承知をしたところであります。
もちろん私と加計氏は政治家になるずっと前からの友人であります。しかし、私と加計さんの間においてですね、いわばお互いに立場が変わっていきましたが、その立場を利用して何かを成し遂げようとしたことはただの一度もないわけでありまして、具体的に獣医学部を作りたいとかあるいは今治にという話は一切なかったわけであります。むしろそういう関係だからこそ、友人としてお互いに長い付き合いをすることがができたと私はこのように考えているところであります。」
安倍首相「彼は教育者として時代のニーズに合わせ、新たな学部や学科の新設にチャレンジしていきたいという趣旨の話をしたことはありますが、具体的にどの学部を作りたいということは一切私に話したことはありません。今まで彼は学部を作ってきておりますが、そうした学部についても事前に一切私に説明や話はございません。だから獣医学部の新設について相談やあるいは依頼は一切なかったことは明確に申し上げておきたいとこう思いますし、まさに友人として 相手の立場を利用しようとするということならもう友人といえないわけでありまして、その点はきっちり踏まえていたとこのように思います。」
安倍首相「私も全く身に覚えのない話しでありますから、その意味において少し至らぬ点があった、言葉足らずであったことは率直に認めなければならないとおもうわけでございます。申請を第2次安倍政権においては認めていないということも申し添えておきたいと思います。」
加戸氏「今治獣医学部の誘致に、一番先頭切って旗を振った首謀者である故に、今回、こういう形で安倍総理への疑惑あるいは批判という形で議論が展開されていることを大変悲しく思い、このぬれぎぬを晴らす、せめてもの、いささかでも役に立ちたいと思い参上した。冒頭に申し上げるが、私は加計理事長が安倍総理との友人であったというのは昨年まで存じなかった。
そして今までの間に安倍総理を相手にしていたが、平成13年2月にえひめ丸事故が起きたときに、安倍総理は当時、官房副長官として危機管理を担当され、国内での調整、アメリカ在日米軍との関係、総合調整、便宜を図っていただいた私にとって大恩人でありますから、それ以来の安倍総理との何十回にわたる会合を通じて加計の『か』の字も聞いたこともないし、私自身も申し上げたことはない。
言及したのは、教育再生実行会議の委員となりまして、愛媛県が獣医の問題でこんなに岩盤規制に面して困っていると。当時、安倍総理の言葉を使いまして、愛媛県の小さなドリルでは穴が開かないから、教育再生実行会議のドリルでという発言もしました。1回目は場所を言いませんでした。2回目は愛媛県で用地を準備してと言いました。今治という言葉も触れていません。ましてや加計学園の『か』の字も出していませんでしたから。私が発言した趣旨はそのとき総理がいらっしゃったから、この話を少しは気にしてもらえるかと思ったが、恐縮だがあまり関心なさそうにお聞きになっていた。それから間もなく提案が下ろされ、また2回目に発言したときも提案がだめで。全く反応なかったので、今にして思えば、そんなときに友人だったのか、もしご存じだったら少しは反応が違ったんだろうなと今想像しているところだ。
誘致の問題に関して、総理も触れられましたが、元々は愛媛県の県会議員が加計学園の事務局長と今治での同級生だった。その関係で平成17年1月に県会議員に話を持ちかけて今治の大学誘致の進出を。2年間かけて検討の結果、獣医学部で作りますという構想が出て参りました。当時は安倍政権下だった。私も安易に考えていたのは文部省は私の出身地だし、後輩が少しは私の意向を忖度して便宜を払ってくれるかなと参上したが、言葉は慇懃低調ではありましたけど、中身は農水省の協力が難しい、権益擁護の既得権益の強力な団体があってという話で、一筋縄ではいかないなということで悩みに悩みながら模索していたら、小泉内閣時代からの構造改革特区があるということを知り、そして中国・四国ブロックでの説明会、それに愛媛県の担当者と今治市の担当者に聞きにいってもらって、ひょっとしたらこの構造改革特区で道が開けれるかもしれないと福田康夫内閣の時点で申請した。
なかなかうまくいかなかった理由は、結局、構造改革特区で、特区の本部長は総理大臣だが、実務は主幹省がやりますから。文科省がしきって、農林省とおたがいにできませんできませんと。とても総理の手の及ばないところで既得権益団体の岩盤に阻まれているのだなと感じながら、それも15連敗しましたから。大相撲で言えば15戦全敗と引退となるわけであります。正直言いまして、構造改革の特区の時は愛媛県と今治市がタイアップしてやりましたけど、愛媛県は15戦全敗で成績悪しで、引退して親方になりまして、構造改革特区の方は今治市があえて白星を得るべくという形で、特区の申請をして。そして有識者会議の判断と内閣府のあるいは虎の威を借りるような狐の発言を用いてでも強行突破していただいたことは私は大変よろこんで今日に至っていますけど。ただ今日の情勢で心配していることはいくつもあるが、それは後ほど時間があったら、私申し上げる機会をいただければ。」
加戸氏「このことにつきましては私の思い入れもあるのは、知事に就任した時点ですでに何十年も前から今治には学園都市構想を持っていて、いうなれば新都市整備事業として森林を開発して整備してそこに学園都市を造ろうという構想があったが神棚に上がったまま眠っていた。私は知事着任早々、今治市の尻をたたいて一緒にやろうよと 旧建設省に参上し、都市整備公団に参上し、やっとの思いでゴーサインをいただいた。その年には今治市の土地の買収に係り、翌年には都市整備公団の現地事務所も設置され、工事を設計から開始した。大学の誘致など、話がまとまりかけてはつぶれとまったく、整地をされてスタンバイしているが来ていただく大学が存在しないという空白地域の状態で、そこを何とかしたいというのが出発点だった。
同時並行で鳥インフルエンザ、狂牛病、口蹄疫等々の関係で、何とか公務員獣医師が足りない、来てもらえない、この状況。四国の空白地。研究機関もないなか何とかしなければという思いがある中、私の指南役であるけど、アメリカで獣医学部発祥の地といわれているコーネル大学に留学にし、その後ジョージタウン大学の客員教授として6年間勤務した方が、アメリカと往復してまさにアメリカは国の政策として、国策として人畜共通感染症の防止。アメリカは牛で食べている国ですから、畜産業は生命線ということもあるから、国策として取り組んで獣医学部の増員を図り新設を認めている。こんな歴史の流れの中に日本は遅れているんだよねと。
私は学園都市としての今治の若者の活気あふれる街にしたいという今治の願いと愛媛県が困っている、四国が困っている、公務員獣医師、大動物獣医師の確保の問題。それに国際的な潮流に合わせて、今は小さいかもしれない、これだけ立派に育つであろう世界に冠たる感染症対策、あるいはライフサイエンス等々、あるいは動物実験を通じた創薬の分野で鍛えられた若者が愛媛のため、四国のため、日本のため、そして世界のために活躍するんだ。今治が誇れる大学、その3つの願いを込めて今治市民、愛媛県民の夢と希望と未来を託してチャレンジして参りましただけに、悲願10年の手前で白紙に戻せと何だという議論が出ていると、また、10年待たされるのかなと。アメリカより10年遅れている。20年も遅らせるようなことはそれは日本国家の恥だと思っている。」
安倍首相「加戸前知事がおっしゃったように、まさに昭和41年を最後としてその後、獣医学部は全く新設されていないわけであります。それから半世紀が経過をして、鳥インフルエンザの問題あるいは口蹄疫の問題、動物から動物、動物から人に移る伝染病が大きな問題になっています。この問題に対応するために、専門家の養成、あるいは公務員獣医師の確保は喫緊の課題であります。それでもですね、新設を認めない。時代の変化に対応できない制度ならば、その制度こそがゆがんでいると考えるわけでありまして。時代のニーズに合わせて規制を改革していくことは、行政をゆがめるのではなくて、ゆがんだ行政を正していくことだろうとこのように思います。岩盤規制改革を全体としてスピード感持って進めていくことは、これはまさに今もそして今後も私の総理大臣としての強い意志であります。当然、今、加戸さんも一生懸命頑張ってきたけども、こんな議論になっていることは残念だとおっしゃっていました。だからこそ、プロセスは適切、適正でならないわけであります。国家戦略特区は、民間人が入った諮問会議、そして専門家も交えたワーキンググループでオープンな議論をし、議事録もちゃんと残していきます。また、文部科学省をはじめ、関係省庁はそこに出ていって主張できる点は主張できるわけであります。そしてまた告示なども出しますが、告示もですね、関係省庁が合意をしながら進めていくというプロセスになっている訳でございます。まさにこの適正なプロセスの上、今回の規制改革も行われたものでございます。ただまだ、多くの国民の皆様にご納得いただいていないのは事実でございますので、事実にわれわれは基づいて丁寧に説明を続けていきたいとこのように思っています。」
加戸氏「私も霞が関で三十数年生活して、私の知る限りいままで、メディア批判をして勝った官僚、政治家は誰一人いないだろうと思っていますし、ここで何を申してもせんないことかなと思っていますが、7月10日の証人喚問ののち、私はその晩、イタリア旅行にでかけまして、日本のことを知りませんでした。帰ってきたら、『日本では報道しない自由というのが騒がれていますよ』と。『なんですか』と聞いたら、なんか一覧表を見せられまして。加戸参考人の発言を紹介したマル、サンカク、バツで、新聞メディア、テレビなどの勤務評定がありました、ああそうなのかな、と。私は役人時代から慣れっこでございますから、当然そうだろうな、と思いながら。ただ、報道しない自由があるということに関しても有力な手段、印象操作も有力な手段で、そのことは、マスコミ自体が謙虚に受け止めていただくしかないことです。
このことに関してあえて申し上げなきゃならないことがひとつあります。あるテレビ局の報道で、報道された中身に関して、そのこと自体はどうこういうわけじゃありませんが、取材に応じられた前川参考人の発言で、報道のときにはカットされた部分があります。このことについて、この場において安倍総理がこんなに窮地に立っているときに、このことは指導しなければ気が済まないから申し上げさせていただきます。
東京のキーステーションの系列局から取材がございました。東京で取材を受けることになり、テレビ局がカメラ2台、記者2人、そして私のあばらやにきていただいて、立会人は私の妻ひとりです。その場でなんでカメラ2台かと思ったら、1台は前川参考人を取材したビデオの映像で、私に見せながら、このことに関して加戸さんに取材したいんだということでした。
いうなれば、教育再生実行会議に安倍総理に頼まれた私が加計問題を取り込もうという構図になっているわけでありました、私が笑い飛ばした部分はカットされましたから、多くの国民には分かりませんけど、獣医学部新設の疑惑追及かなんかというタイトルの番組だったようだが、翌日のHPに載っていましたが、そのHPには画面に私の画像とテロップが流れ、その下にはご丁寧に教育再生実行会議の議事録のコピーまで載っていますからよくみていただくと分かるんですけども、『加戸さんは安倍総理と加計さんの友人関係をご存じでしたか』というから『全く知りませんでしたよ』という話から始まって、教育再生実行会議の委員について『なんでお受けになったんですか』というから、安倍総理から『教育の再生を安倍内閣の重要事項として取り組みたいから加戸さんの力を借りたいとお話でしたので、喜んでお受けしました』と。
その後がカットされた部分で、前川参考人が『あれはですね、安倍総理が加戸さんに加計学園の獣医学部の設置を教育再生実行会議の場で発言してもらうために頼まれたんですよ』と。記者が『そうなんです』か。『だって、その後教育再生実行会議で唐突に発言をされました。加計学園の。しかも2回にわたって』と。記者から『このことはどうですか』と。私は高笑いしました。『そんなことあるわけないじゃないですか』と。
そして、その部分はカットされたのは、私は考えました。あとで。このまま報道すれば、おそらく安倍総理から名誉毀損の訴えを提起される恐れ無しとしない。加戸先輩は踏みつけられてもいいけれども、そこまで想像をたくしましくして物を言われる方なのかなと。でも、このことは総理補佐官ご発言メモが残っているわけでもあるまいし、なんでそんなことをおっしゃるのか。安倍総理をたたくために、そこまで全国に流れるテレビの画面の取材に応じて、私の取材がもしできていなければ、あのまま生で流れているかもしれないと考えたときに、私は自分の後輩ながら精神構造を疑いました。
私は彼を買っています。それは、私が愛媛県知事のときに小泉純一郎内閣が三位一体改革をとり、義務教育国庫負担制度の廃止を打ち出して大もめにもめて、球を丸投げして全国知事会で結論を出してくれといったときに、数少ない勇者をかたらって徹底抗戦しました。十数人が反対しましたが、全国知事会では3分の2の多数決でこの理不尽な廃止制度が全国知事会で認められました。そのとき、当時文部省の初等中等教育課の課長として、前川参考人は、ブログの中で徹底してこれを批判して、あえて職をとしてまで義務教育国庫負担廃止に反対の論陣を張ってもらった気骨のあるすばらしい人材で、嘱望しておりました。彼が事務次官になったときには私はいちばんうれしかったです。本当に文部省を代表して気骨を持ってすばらしい次官が誕生したと思った。
その彼がなんで虚構の話を全国テレビで話すんだろうと。これはテレビ局が放送をカットしたから彼は救われたが、その後の発言様子をみていると、想像が全部事実であるかのごとく発言されている。そのことが国民をそういう方向に持っていくことになるんじゃないのかという危惧を持ちながらあえてこの場で言いました。報道の批判をしません。良識をもってカットしたテレビ局の判断には感謝します。そのリスクを冒してまで作り話をしなければならない彼の心情が私には理解できない。」
安倍首相「内部文書をめぐる調査について国民の皆様の政府への不信を招いたことは率直に認めなければならないと思います。国民の皆様から大きな疑念を抱かれたこの原因を冷静に分析してみますとですね、内閣府と文部科学省の間でさまざまな省庁間の調整が行われたわけでありますが、直接行われておりまして、第三者が加わっておりません。当事者の間だけで言った言わないの水掛け論になっております。こうした 省庁間の調整プロセスが透明性に欠け、国民的な疑念を招く大きな要因だと考えております。省庁間の細かい点の調整も含め、さらなる透明性の向上に運用強化を検討していきたいと思います。」
本ブログ過去の関連記事
・2015/07/20付:「安倍首相に存する吉田松陰の心・・・『至誠』『真心』による安保関連法案と悲願の憲法改正へ」
・2015/07/20付:「憲法解釈の適正化による安保関連法案・・・現実を見据えた危機感からの真心の政治は理性の法治を凌駕する」
・2015/07/26付:「安保関連法は日本の自立・独立へのステップ:イルミナティ・フリーメーソンの宣伝機関マスコミの甘言の罠」
・2017/04/27付:「『約束の日 安倍晋三試論』を読む・・・官僚との闘い、挫折、そして復活した現在、高い理念と志を基に長期安定政権の中、美しい国創設と憲法改正実現の向こうにある国家独立に向け前進する」
・2017/04/27付:「高い志と理念を胸に、無私・至誠・真心を持ち、戦後体制からの脱却と日本国独立を目指す安倍晋三首相・・・『新しい国へ 美しい国へ 完全版』を読む」
・2017/04/27付:「『嘱託尋問』『不起訴宣明』による冤罪、官僚・検察・アメリカ・ユダヤと闘った昭和のカリスマ田中角栄氏・・・『角栄なら日本をどう変えるか 日本再生のための処方箋』を読む」
・2017/07/22付:「マスコミの作る『一時のブーム』に洗脳・煽動されて踊らされた世間の大衆による日米内閣の支持率低下・・・時が過ぎればまた直ぐ上昇、世論調査を疑え!」
・2017/07/23付:「マスコミを疑い批判しておきながら反日メディアの安倍内閣打倒運動に同調する一部のネット・ジャーナリズムの矛盾・・・倒閣運動に動じる事無く政権を維持し憲法改正に向け前進」
・2017/07/23付:「『継続は力なり』、安倍政権の継続が日本の国力となる・・・反日メディアの偏向報道・情報操作・世論誘導により作られた『空気』に煽られ乗せられ流される世間の『一時的なブーム』」
・2017/08/09付:「反日主流メディアがカットし報道しなかった前愛媛県知事・加戸守行氏の答弁:マスコミが作った加計学園疑惑(1)・・・反安倍内閣の見出し・論調・識者を集め載せる朝日・毎日・東京・神戸新聞・地上波テレビは汚い」
・2017/08/09付:「『小さき者』の私は『虎の威を借る狐』となり安倍晋三首相・安倍内閣を支持する(1)・・・『聖書』を根拠・規準とする宇野正美氏『国会は喜劇劇場』、前愛媛県知事・加戸氏『虎の威を・・・・・・強行突破』
・2017/08/10付:「稲田元防衛相に問題は無い・・・個人文書、公開済み共有データ『誰でも読め隠蔽もへったくれもない』、用済み後の完全破棄の不可能、そして馬渕睦夫氏『内部リークによるクーデター』『フジ産経もグローバリズム』」
・2017/08/11付:「反日メディアが報道しなかった前愛媛県知事・加戸氏の答弁:マスコミ創作の加計学園疑惑(2)・・・10年間門前払い、既得権益擁護の岩盤規制緩和で行政の矯正、欧米より遅れる感染症対策とライフサイエンスの本質」
引用文献
・2017/07/25付・産経新聞:「【閉会中審査・詳報(1)】『前川喜平氏の印象が『加計ありき』の根拠』自民党・青山繁晴氏が追及」
・2017/07/25付・産経新聞:「【閉会中審査・詳報(2)】加戸守行前愛媛県知事『報道しない自由も印象操作も有力手段。マスコミ自体が謙虚に受け止めていただくしかない』」
(2017/08/12:追加)
参考動画
YouTube: 🏎 《報道しない自由、加戸氏が前川氏の作り話を暴露》青山繁晴(自民党)≪加計学園問題 安倍総理出席≫参議院 予算委員会閉会中審査 平成29年7月25日
政治の主導権を官僚から政治家に取り戻した安倍晋三首相。高い志と理念、国家目標を抱きながら、無私・至誠・真心を持って政治を行い、官僚と闘いながら改革、規制緩和を行い、国民に夢と希望を与え続ける。
前愛媛県知事・加戸守行氏、「今回、こういう形で安倍総理への疑惑あるいは批判という形で議論が展開されていることを大変悲しく思い、このぬれぎぬを晴らす、せめてもの、いささかでも役に立ちたいと思い参上した」。
獣医学部新設の提案者は自治体である今治市であり、加計学園では無い。今治市からの提案は2007年の福田政権のとき以来、構造改革特区としての申請が行われ続け、第2次安倍政権になってからも4度に渡って申請が行われたが、数十件ある案件の内の一つにすぎず、安倍首相が本部長を務める構造改革特区本部で事実上認めなかった。実際には今治市の提案については全く認識していなかった。
その後、国家戦略特区制度が誕生し、2015年11月から安倍首相が議長を務める国家戦略特区諮問会議において、今治市の特区指定に向けた議論が進む中、首相は今治市が獣医学部新設を提案していることを知った。その時点においても、またその後のプロセスにおいても、事業自体は誰かという点について、提案者である今治市から説明はなく、加計学園の計画は承知していなかった。最終的には本年(2017年)1月に事業者の公募を行い、加計学園から応募が有り、1月20日に諮問会議で認定することになったが、その際に首相は初めて加計学園の計画について承知をした。
悲願10年、15回の申請を却下された愛媛県。加戸氏は、「私も安易に考えていたのは文部省は私の出身地だし、後輩が少しは私の意向を忖度して便宜を払ってくれるかなと参上したが、言葉は慇懃低調ではありましたけど、中身は農水省の協力が難しい、権益擁護の既得権益の強力な団体があってという話で、一筋縄ではいかないなということで悩みに悩みながら模索し」、「構造改革特区で、特区の本部長は総理大臣だが、実務は主幹省がやりますから。文科省がしきって、農林省とおたがいにできませんできませんと。とても総理の手の及ばないところで既得権益団体の岩盤に阻まれているのだなと感じながら、それも15連敗しましたから」。そして、「有識者会議の判断と内閣府のあるいは虎の威を借りるような狐の発言を用いてでも強行突破していただいたことは私は大変よろこんで今日に至っています」。
元々、学園都市構想により整地されていた空き地、なかなか誘致出来ない大学や研究機関。同時並行で流行する鳥インフルエンザ、狂牛病、口蹄疫等の感染症、アメリカが国策として取り組んでいる人畜共通感染症防止・ライフサイエンスの遅れ、愛媛県・四国が困っている公務員獣医師、大動物獣医師の確保の問題、1966年を最後として51年間、獣医学部が全く新設されておらず、安倍首相は、「時代のニーズに合わせて規制を改革していくことは、行政をゆがめるのではなくて、ゆがんだ行政を正していくことだろう」、「岩盤規制改革を全体としてスピード感持って進めていくことは、これはまさに今もそして今後も私の総理大臣としての強い意志」と述べられる。
そして加戸氏は、「この場において安倍総理がこんなに窮地に立っているときに、このことは指導しなければ気が済まない」と、マスコミがカットする「報道しない自由」を批判し、虚構の話をする文部科学省前事務次官・前川喜平氏の精神構造を疑う。
(2)に続いて、青山繁晴参院議員(自民党)による質問に対する、前愛媛県知事・加戸守行氏の答弁と、7月25日の分には参加された安倍首相の答弁のみを、地上波テレビや反日新聞とは正反対に偏向して、ここに引用する。
<7月25日分> 以下は、前愛媛県知事・加戸守行氏と安倍首相のみの答弁(青山繁晴参院議員による質疑)
安倍首相「まず、大前提として獣医学部新設の提案者は構造改革特区でもですね、その後の国家戦略特区においても自治体である今治市であり、加計学園ではありません。今治市からの提案は平成19年の福田政権のとき以来、構造改革特区としての申請が行われてきました。第2次安倍政権になってからも4度に渡って申請がございました。その対応方針は私が本部長を務める構造改革特区本部で決定しており、今治市からの提案については私は知りうる立場にありました。しかし、数十件ある案件の一つにすぎないわけでありまして、結果もですね、第2次安倍政権においては4度とも提案を事実上認めないものでありましたので、実際には今治市の提案については全く認識していなかったわけであります。
その後、国家戦略特区制度が誕生し、2年前の11月から私が議長を務める国家戦略特区諮問会議において、今治市の特区指定に向けた議論が進む中、私は今治市が獣医学部新設を提案していることを知りました。その時点においても、またその後のプロセスにおいても、事業自体は誰かという点について、提案者である今治市から説明はなく、加計学園の計画は承知しておりませんでした。
最終的には本年1月に事業者の公募を行い、加計学園から応募があったわけであります。その後の分科会でのオープンの議論を経て、1月20日に諮問会議で認定することになりますが、その際私は初めて加計学園の計画について承知をしたところであります。
もちろん私と加計氏は政治家になるずっと前からの友人であります。しかし、私と加計さんの間においてですね、いわばお互いに立場が変わっていきましたが、その立場を利用して何かを成し遂げようとしたことはただの一度もないわけでありまして、具体的に獣医学部を作りたいとかあるいは今治にという話は一切なかったわけであります。むしろそういう関係だからこそ、友人としてお互いに長い付き合いをすることがができたと私はこのように考えているところであります。」
安倍首相「彼は教育者として時代のニーズに合わせ、新たな学部や学科の新設にチャレンジしていきたいという趣旨の話をしたことはありますが、具体的にどの学部を作りたいということは一切私に話したことはありません。今まで彼は学部を作ってきておりますが、そうした学部についても事前に一切私に説明や話はございません。だから獣医学部の新設について相談やあるいは依頼は一切なかったことは明確に申し上げておきたいとこう思いますし、まさに友人として 相手の立場を利用しようとするということならもう友人といえないわけでありまして、その点はきっちり踏まえていたとこのように思います。」
安倍首相「私も全く身に覚えのない話しでありますから、その意味において少し至らぬ点があった、言葉足らずであったことは率直に認めなければならないとおもうわけでございます。申請を第2次安倍政権においては認めていないということも申し添えておきたいと思います。」
加戸氏「今治獣医学部の誘致に、一番先頭切って旗を振った首謀者である故に、今回、こういう形で安倍総理への疑惑あるいは批判という形で議論が展開されていることを大変悲しく思い、このぬれぎぬを晴らす、せめてもの、いささかでも役に立ちたいと思い参上した。冒頭に申し上げるが、私は加計理事長が安倍総理との友人であったというのは昨年まで存じなかった。
そして今までの間に安倍総理を相手にしていたが、平成13年2月にえひめ丸事故が起きたときに、安倍総理は当時、官房副長官として危機管理を担当され、国内での調整、アメリカ在日米軍との関係、総合調整、便宜を図っていただいた私にとって大恩人でありますから、それ以来の安倍総理との何十回にわたる会合を通じて加計の『か』の字も聞いたこともないし、私自身も申し上げたことはない。
言及したのは、教育再生実行会議の委員となりまして、愛媛県が獣医の問題でこんなに岩盤規制に面して困っていると。当時、安倍総理の言葉を使いまして、愛媛県の小さなドリルでは穴が開かないから、教育再生実行会議のドリルでという発言もしました。1回目は場所を言いませんでした。2回目は愛媛県で用地を準備してと言いました。今治という言葉も触れていません。ましてや加計学園の『か』の字も出していませんでしたから。私が発言した趣旨はそのとき総理がいらっしゃったから、この話を少しは気にしてもらえるかと思ったが、恐縮だがあまり関心なさそうにお聞きになっていた。それから間もなく提案が下ろされ、また2回目に発言したときも提案がだめで。全く反応なかったので、今にして思えば、そんなときに友人だったのか、もしご存じだったら少しは反応が違ったんだろうなと今想像しているところだ。
誘致の問題に関して、総理も触れられましたが、元々は愛媛県の県会議員が加計学園の事務局長と今治での同級生だった。その関係で平成17年1月に県会議員に話を持ちかけて今治の大学誘致の進出を。2年間かけて検討の結果、獣医学部で作りますという構想が出て参りました。当時は安倍政権下だった。私も安易に考えていたのは文部省は私の出身地だし、後輩が少しは私の意向を忖度して便宜を払ってくれるかなと参上したが、言葉は慇懃低調ではありましたけど、中身は農水省の協力が難しい、権益擁護の既得権益の強力な団体があってという話で、一筋縄ではいかないなということで悩みに悩みながら模索していたら、小泉内閣時代からの構造改革特区があるということを知り、そして中国・四国ブロックでの説明会、それに愛媛県の担当者と今治市の担当者に聞きにいってもらって、ひょっとしたらこの構造改革特区で道が開けれるかもしれないと福田康夫内閣の時点で申請した。
なかなかうまくいかなかった理由は、結局、構造改革特区で、特区の本部長は総理大臣だが、実務は主幹省がやりますから。文科省がしきって、農林省とおたがいにできませんできませんと。とても総理の手の及ばないところで既得権益団体の岩盤に阻まれているのだなと感じながら、それも15連敗しましたから。大相撲で言えば15戦全敗と引退となるわけであります。正直言いまして、構造改革の特区の時は愛媛県と今治市がタイアップしてやりましたけど、愛媛県は15戦全敗で成績悪しで、引退して親方になりまして、構造改革特区の方は今治市があえて白星を得るべくという形で、特区の申請をして。そして有識者会議の判断と内閣府のあるいは虎の威を借りるような狐の発言を用いてでも強行突破していただいたことは私は大変よろこんで今日に至っていますけど。ただ今日の情勢で心配していることはいくつもあるが、それは後ほど時間があったら、私申し上げる機会をいただければ。」
加戸氏「このことにつきましては私の思い入れもあるのは、知事に就任した時点ですでに何十年も前から今治には学園都市構想を持っていて、いうなれば新都市整備事業として森林を開発して整備してそこに学園都市を造ろうという構想があったが神棚に上がったまま眠っていた。私は知事着任早々、今治市の尻をたたいて一緒にやろうよと 旧建設省に参上し、都市整備公団に参上し、やっとの思いでゴーサインをいただいた。その年には今治市の土地の買収に係り、翌年には都市整備公団の現地事務所も設置され、工事を設計から開始した。大学の誘致など、話がまとまりかけてはつぶれとまったく、整地をされてスタンバイしているが来ていただく大学が存在しないという空白地域の状態で、そこを何とかしたいというのが出発点だった。
同時並行で鳥インフルエンザ、狂牛病、口蹄疫等々の関係で、何とか公務員獣医師が足りない、来てもらえない、この状況。四国の空白地。研究機関もないなか何とかしなければという思いがある中、私の指南役であるけど、アメリカで獣医学部発祥の地といわれているコーネル大学に留学にし、その後ジョージタウン大学の客員教授として6年間勤務した方が、アメリカと往復してまさにアメリカは国の政策として、国策として人畜共通感染症の防止。アメリカは牛で食べている国ですから、畜産業は生命線ということもあるから、国策として取り組んで獣医学部の増員を図り新設を認めている。こんな歴史の流れの中に日本は遅れているんだよねと。
私は学園都市としての今治の若者の活気あふれる街にしたいという今治の願いと愛媛県が困っている、四国が困っている、公務員獣医師、大動物獣医師の確保の問題。それに国際的な潮流に合わせて、今は小さいかもしれない、これだけ立派に育つであろう世界に冠たる感染症対策、あるいはライフサイエンス等々、あるいは動物実験を通じた創薬の分野で鍛えられた若者が愛媛のため、四国のため、日本のため、そして世界のために活躍するんだ。今治が誇れる大学、その3つの願いを込めて今治市民、愛媛県民の夢と希望と未来を託してチャレンジして参りましただけに、悲願10年の手前で白紙に戻せと何だという議論が出ていると、また、10年待たされるのかなと。アメリカより10年遅れている。20年も遅らせるようなことはそれは日本国家の恥だと思っている。」
安倍首相「加戸前知事がおっしゃったように、まさに昭和41年を最後としてその後、獣医学部は全く新設されていないわけであります。それから半世紀が経過をして、鳥インフルエンザの問題あるいは口蹄疫の問題、動物から動物、動物から人に移る伝染病が大きな問題になっています。この問題に対応するために、専門家の養成、あるいは公務員獣医師の確保は喫緊の課題であります。それでもですね、新設を認めない。時代の変化に対応できない制度ならば、その制度こそがゆがんでいると考えるわけでありまして。時代のニーズに合わせて規制を改革していくことは、行政をゆがめるのではなくて、ゆがんだ行政を正していくことだろうとこのように思います。岩盤規制改革を全体としてスピード感持って進めていくことは、これはまさに今もそして今後も私の総理大臣としての強い意志であります。当然、今、加戸さんも一生懸命頑張ってきたけども、こんな議論になっていることは残念だとおっしゃっていました。だからこそ、プロセスは適切、適正でならないわけであります。国家戦略特区は、民間人が入った諮問会議、そして専門家も交えたワーキンググループでオープンな議論をし、議事録もちゃんと残していきます。また、文部科学省をはじめ、関係省庁はそこに出ていって主張できる点は主張できるわけであります。そしてまた告示なども出しますが、告示もですね、関係省庁が合意をしながら進めていくというプロセスになっている訳でございます。まさにこの適正なプロセスの上、今回の規制改革も行われたものでございます。ただまだ、多くの国民の皆様にご納得いただいていないのは事実でございますので、事実にわれわれは基づいて丁寧に説明を続けていきたいとこのように思っています。」
加戸氏「私も霞が関で三十数年生活して、私の知る限りいままで、メディア批判をして勝った官僚、政治家は誰一人いないだろうと思っていますし、ここで何を申してもせんないことかなと思っていますが、7月10日の証人喚問ののち、私はその晩、イタリア旅行にでかけまして、日本のことを知りませんでした。帰ってきたら、『日本では報道しない自由というのが騒がれていますよ』と。『なんですか』と聞いたら、なんか一覧表を見せられまして。加戸参考人の発言を紹介したマル、サンカク、バツで、新聞メディア、テレビなどの勤務評定がありました、ああそうなのかな、と。私は役人時代から慣れっこでございますから、当然そうだろうな、と思いながら。ただ、報道しない自由があるということに関しても有力な手段、印象操作も有力な手段で、そのことは、マスコミ自体が謙虚に受け止めていただくしかないことです。
このことに関してあえて申し上げなきゃならないことがひとつあります。あるテレビ局の報道で、報道された中身に関して、そのこと自体はどうこういうわけじゃありませんが、取材に応じられた前川参考人の発言で、報道のときにはカットされた部分があります。このことについて、この場において安倍総理がこんなに窮地に立っているときに、このことは指導しなければ気が済まないから申し上げさせていただきます。
東京のキーステーションの系列局から取材がございました。東京で取材を受けることになり、テレビ局がカメラ2台、記者2人、そして私のあばらやにきていただいて、立会人は私の妻ひとりです。その場でなんでカメラ2台かと思ったら、1台は前川参考人を取材したビデオの映像で、私に見せながら、このことに関して加戸さんに取材したいんだということでした。
いうなれば、教育再生実行会議に安倍総理に頼まれた私が加計問題を取り込もうという構図になっているわけでありました、私が笑い飛ばした部分はカットされましたから、多くの国民には分かりませんけど、獣医学部新設の疑惑追及かなんかというタイトルの番組だったようだが、翌日のHPに載っていましたが、そのHPには画面に私の画像とテロップが流れ、その下にはご丁寧に教育再生実行会議の議事録のコピーまで載っていますからよくみていただくと分かるんですけども、『加戸さんは安倍総理と加計さんの友人関係をご存じでしたか』というから『全く知りませんでしたよ』という話から始まって、教育再生実行会議の委員について『なんでお受けになったんですか』というから、安倍総理から『教育の再生を安倍内閣の重要事項として取り組みたいから加戸さんの力を借りたいとお話でしたので、喜んでお受けしました』と。
その後がカットされた部分で、前川参考人が『あれはですね、安倍総理が加戸さんに加計学園の獣医学部の設置を教育再生実行会議の場で発言してもらうために頼まれたんですよ』と。記者が『そうなんです』か。『だって、その後教育再生実行会議で唐突に発言をされました。加計学園の。しかも2回にわたって』と。記者から『このことはどうですか』と。私は高笑いしました。『そんなことあるわけないじゃないですか』と。
そして、その部分はカットされたのは、私は考えました。あとで。このまま報道すれば、おそらく安倍総理から名誉毀損の訴えを提起される恐れ無しとしない。加戸先輩は踏みつけられてもいいけれども、そこまで想像をたくしましくして物を言われる方なのかなと。でも、このことは総理補佐官ご発言メモが残っているわけでもあるまいし、なんでそんなことをおっしゃるのか。安倍総理をたたくために、そこまで全国に流れるテレビの画面の取材に応じて、私の取材がもしできていなければ、あのまま生で流れているかもしれないと考えたときに、私は自分の後輩ながら精神構造を疑いました。
私は彼を買っています。それは、私が愛媛県知事のときに小泉純一郎内閣が三位一体改革をとり、義務教育国庫負担制度の廃止を打ち出して大もめにもめて、球を丸投げして全国知事会で結論を出してくれといったときに、数少ない勇者をかたらって徹底抗戦しました。十数人が反対しましたが、全国知事会では3分の2の多数決でこの理不尽な廃止制度が全国知事会で認められました。そのとき、当時文部省の初等中等教育課の課長として、前川参考人は、ブログの中で徹底してこれを批判して、あえて職をとしてまで義務教育国庫負担廃止に反対の論陣を張ってもらった気骨のあるすばらしい人材で、嘱望しておりました。彼が事務次官になったときには私はいちばんうれしかったです。本当に文部省を代表して気骨を持ってすばらしい次官が誕生したと思った。
その彼がなんで虚構の話を全国テレビで話すんだろうと。これはテレビ局が放送をカットしたから彼は救われたが、その後の発言様子をみていると、想像が全部事実であるかのごとく発言されている。そのことが国民をそういう方向に持っていくことになるんじゃないのかという危惧を持ちながらあえてこの場で言いました。報道の批判をしません。良識をもってカットしたテレビ局の判断には感謝します。そのリスクを冒してまで作り話をしなければならない彼の心情が私には理解できない。」
安倍首相「内部文書をめぐる調査について国民の皆様の政府への不信を招いたことは率直に認めなければならないと思います。国民の皆様から大きな疑念を抱かれたこの原因を冷静に分析してみますとですね、内閣府と文部科学省の間でさまざまな省庁間の調整が行われたわけでありますが、直接行われておりまして、第三者が加わっておりません。当事者の間だけで言った言わないの水掛け論になっております。こうした 省庁間の調整プロセスが透明性に欠け、国民的な疑念を招く大きな要因だと考えております。省庁間の細かい点の調整も含め、さらなる透明性の向上に運用強化を検討していきたいと思います。」
本ブログ過去の関連記事
・2015/07/20付:「安倍首相に存する吉田松陰の心・・・『至誠』『真心』による安保関連法案と悲願の憲法改正へ」
・2015/07/20付:「憲法解釈の適正化による安保関連法案・・・現実を見据えた危機感からの真心の政治は理性の法治を凌駕する」
・2015/07/26付:「安保関連法は日本の自立・独立へのステップ:イルミナティ・フリーメーソンの宣伝機関マスコミの甘言の罠」
・2017/04/27付:「『約束の日 安倍晋三試論』を読む・・・官僚との闘い、挫折、そして復活した現在、高い理念と志を基に長期安定政権の中、美しい国創設と憲法改正実現の向こうにある国家独立に向け前進する」
・2017/04/27付:「高い志と理念を胸に、無私・至誠・真心を持ち、戦後体制からの脱却と日本国独立を目指す安倍晋三首相・・・『新しい国へ 美しい国へ 完全版』を読む」
・2017/04/27付:「『嘱託尋問』『不起訴宣明』による冤罪、官僚・検察・アメリカ・ユダヤと闘った昭和のカリスマ田中角栄氏・・・『角栄なら日本をどう変えるか 日本再生のための処方箋』を読む」
・2017/07/22付:「マスコミの作る『一時のブーム』に洗脳・煽動されて踊らされた世間の大衆による日米内閣の支持率低下・・・時が過ぎればまた直ぐ上昇、世論調査を疑え!」
・2017/07/23付:「マスコミを疑い批判しておきながら反日メディアの安倍内閣打倒運動に同調する一部のネット・ジャーナリズムの矛盾・・・倒閣運動に動じる事無く政権を維持し憲法改正に向け前進」
・2017/07/23付:「『継続は力なり』、安倍政権の継続が日本の国力となる・・・反日メディアの偏向報道・情報操作・世論誘導により作られた『空気』に煽られ乗せられ流される世間の『一時的なブーム』」
・2017/08/09付:「反日主流メディアがカットし報道しなかった前愛媛県知事・加戸守行氏の答弁:マスコミが作った加計学園疑惑(1)・・・反安倍内閣の見出し・論調・識者を集め載せる朝日・毎日・東京・神戸新聞・地上波テレビは汚い」
・2017/08/09付:「『小さき者』の私は『虎の威を借る狐』となり安倍晋三首相・安倍内閣を支持する(1)・・・『聖書』を根拠・規準とする宇野正美氏『国会は喜劇劇場』、前愛媛県知事・加戸氏『虎の威を・・・・・・強行突破』
・2017/08/10付:「稲田元防衛相に問題は無い・・・個人文書、公開済み共有データ『誰でも読め隠蔽もへったくれもない』、用済み後の完全破棄の不可能、そして馬渕睦夫氏『内部リークによるクーデター』『フジ産経もグローバリズム』」
・2017/08/11付:「反日メディアが報道しなかった前愛媛県知事・加戸氏の答弁:マスコミ創作の加計学園疑惑(2)・・・10年間門前払い、既得権益擁護の岩盤規制緩和で行政の矯正、欧米より遅れる感染症対策とライフサイエンスの本質」
引用文献
・2017/07/25付・産経新聞:「【閉会中審査・詳報(1)】『前川喜平氏の印象が『加計ありき』の根拠』自民党・青山繁晴氏が追及」
・2017/07/25付・産経新聞:「【閉会中審査・詳報(2)】加戸守行前愛媛県知事『報道しない自由も印象操作も有力手段。マスコミ自体が謙虚に受け止めていただくしかない』」
(2017/08/12:追加)
参考動画
YouTube: 🏎 《報道しない自由、加戸氏が前川氏の作り話を暴露》青山繁晴(自民党)≪加計学園問題 安倍総理出席≫参議院 予算委員会閉会中審査 平成29年7月25日
よほど都合が悪いようだな