昨日のホワイトハウスからのメッセージ。
1945年5月8日、アメリカとイギリスがナチに勝ちました!
アメリカンスピリットは常に勝ちます。最後にはそうなるんです
だそうです。トランプの音声付き。
イギリスも、ボリス・ジョンソンが最初から最後までナチと戦ったのはイギリスだ、というビデオメッセージを流してた。
そりゃイギリスとフランスがナチスドイツに宣戦布告したことから、後に第二次世界大戦と呼ばれることになる戦争が始まったんだから当然だろうなと、笑ってしまった。
前にも書いたけど、イギリスとフランスがポーランドを使い損ねて、紛争化し、そこで収めず、拡大していったことが後の第二次世界大戦となったわけです。だからイギリスこそ主犯だという説も十分になり経つ。イギリスは1941年頃には既に金庫が空っぽになり単独では戦争を続けられない経済状態となり、そこをアメリカが「助けて」、以降属国になった。
ということで、アングロチームは、「新しい歴史」を生きる気でいるらしいです。
私は、こっちの方の事実関係が実証できる歴史を歴史と考える人たちに希望をみますね。
ロシアの人たち、旧ソ連の人たち、そして現在のユーラシア連合、上海条約機構の人たちに、私はおめでとうを言おうと思う。
History is indeed on your side!
で、こっち側は
そしてプロパガンダが残った
としか言い様がない。
■ オマケ
先回りして書いておきたいと思うんだけど、こういうトランプのような態度を、なんらかの戦略があってやってる戦略的プロパガンダだ、という人がきっと出てくると思う。
意図としてはそうかもしれない。しかしその戦略は当たらないでしょう。なぜなら、その戦略が当たるためには、プロパガンダにまみれてない一群がいずれの時にか出てこないとならない。本当はこうなんですよ、大丈夫私たちはしっかりしてます、という状況。しかし、西側世界ではその一群が潰されてきたため、事実上殆どいないに等しい分野が多々ある。
であれば、この戦略的プロパガンダを戦略的に使用することはできない。
いうなれば、予備兵力がまるでないのに、各地の敗北を戦略的な敗北だと称しているようなもの。
■ オマケ2
日本人はこのアングロのプロパガンダ世界の維持の最大の貢献者なので、結局この人たちに引きずられることになるのだろうと思う。抵抗したいもんです、ほんと。
でも、いまだかつて自分の国の歴史さえ概括できない私たちですからね。
東西挟み撃ち体制が見たくなかったらしい
日本人がもしnationとして今後も生きて生きたと思うのなら、多分脱ウィロビー体制が当面の目標なんじゃないかと思う。
ファシズムとの戦い変じてファシズム内左右となる
中国大陸での蛮行一式を、異種ナチの行動として見る視点も重要だと思うな。軍票まきちらして支配しようとしたところなんかも含めて。
ここらへんは中国人がアメリカ製史観から目覚める時、あらためて問題にされるのを待つしかないのかもしれないけど。
■ WW2シリーズ
1943年2月2日:スターリングラードでドイツ軍降伏
1944年1月18日、レニングラード包囲解消(プーチン献花)
1945年1月17日:ソ連赤軍ワルシャワ解放
1945年1月27日:ソ連赤軍アウシュビッツ解放
1945年2月4日、ヤルタ会談始まる
1945年2月13日、ブタペストついに陥落
プーチン&トランプ:エルベ河の邂逅を記念して共同声明
(1945年4月25日)