Bloombergが、一度は馬鹿にされまくりだったが今じゃこれだよと、妙な誉め言葉と共に記事を書き(馬鹿にしたのはお前だろ、ではあるが)、その時にブルームバーグが調べて作ったマップ。
Putin’s Once-Scorned Vaccine Now Favorite in Pandemic Fight
これがなかなか興味深かったので貼っておきたい。
青が承認。ここに今日はレバノンも入った。
つまり、The West諸国以外でそれなりにコロナ被害があるところ大多数といった趣ですね。中国のも併せてる国が多数だろうとも思う。
前にも出したけど、これも重要。
これだけ有効性が高いというデータが出ちゃって、ファイザー/モデルナというmRNA型ではなく、ロシアのは人の風邪ウィルスベクターなので実際重篤な副反応も限定的だというのも大きなメリットだと思う。
ってことで、ここでロシア製を意味不明にヒステリー起こして非難しまくっていたら、かえって我が身の信用に傷がつくといった判断が医学ジャーナルを含めた西側の仕組み運営の勢力に働いているといったところなのかなと勘ぐっちゃう。
ロシアのやり方を見ていると、国際慣行、水準を見渡しつつ、一定のコミュニケーションを手掛けつつも、当然のように、すべて国内で揉んで、国内で評価させて、国内で承認して自国の疫学チームの下に実行してた。つまり、独自系志向が示唆されている。
中国というとても大きな集団が安定的に存在し、そこに、一度はソ連圏という独自世界を作った経験のあるロシア人がいる、というのはthe Westにとって由々しき事態だと思う。
経済で「ワシントン・コンセンサス」という言い方をするけど、科学世界も実は英米コンセンサスが色濃い。そこに風穴があく日が来ないと誰が言えるだろう? もともと地上に道はない。歩く人が多くなればそこが道になる。しかし、先に歩く人がいないと前には進めないことは多い。
■ オマケ
日本の場合、そんなにたくさんの人が接種するのかどうか全然予想がつかないんだけど、今のままのマスコミ報道でファイザー、モデルナ型を進めてしまっていいのだろうかと非常に疑問に思ってる。
アメリカのだから大丈夫、ロシアのだからダメといった印象を誘導しているけど、そこが問題なんじゃなくて、ワクチンのタイプの説明をしないとならないと思うんだけど、いいんだろうかこれで・・・。
よいお知らせですね。ありがとうございます。
徐々に平常を取り戻していけるという路線のようですね。実際、だいぶ制限が解除されていっているようです。
で、ロシアがそうやってくると、「ニューノーマル」のために生活を破壊している欧州がざわついて、浮足立ってくる、という流れかなと思ったりします。
が、もし、どうしても接種しろと強制され、避けようがない場合、迷うことなくロシア製のワクチンを選ぶ。少なくとも安全だからだ。
mRNAワクチンは、もはやワクチンとよんではいけない代物のように思う。従来のワクチンとは全然別物なのにワクチンとよぶのは、接種への抵抗を少なくするためなのではないか。