米司法省がマイケル・フリンの起訴を取り下げた。
米司法省、フリン元大統領補佐官の起訴取り下げ
https://jp.reuters.com/article/usa-trump-russia-flynn-idJPKBN22J3EW
[ワシントン 7日 ロイター] - 米司法省は7日、2016年大統領選挙を巡るロシア疑惑に絡み解任され、その後偽証罪に問われた元大統領補佐官(国家安全保障問題担当)のマイケル・フリン被告の起訴を取り下げた。
今ごろこんな動き。だからどうなんだろう、とは思うものの、一応これはトランプ側にプラス、邪悪総本家中枢の米司法省にとってはマイナスと言えるのでしょう。
なんとなく、イスラエルの問題に関係してそうではある。イスラエルがもめにもめた後で、ネタニヤフとガンツがコロナを受けて連立政権に合意していた。何それ?って感じではあるけど、何か彼らなりの「戦略」が出てきたんじゃないかと想像する。
政局が混迷するイスラエルでは3月、1年間に3度目となる総選挙が行われ、リクードが第1党となった。汚職で起訴されたネタニヤフ氏の打倒を選挙で目指したガンツ氏は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて「挙国一致政府が必要」との方針に転換。両氏は4月20日、緊急の連立政権を樹立し、首相についてはネタニヤフ氏が1年半務めた後、ガンツ氏に交代することで合意していた。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020050800232&g=int
他方、アメリカ国内では議会がイランに対する軍事行動を制限する決議をしたけどトランプが拒否してる。
トランプ米大統領が拒否権、対イランの軍事行動制限する決議案
https://www.cnn.co.jp/usa/35153384.html
(CNN) 米国のトランプ大統領は6日、イランに対する軍事行動を制限する超党派の決議案に対して拒否権を発動した。決議案では議会の承認なしにイランへ軍事力を行使する大統領権限の抑制を目指していた。
アメリカ国内ではトランプの反イランの姿勢に恐怖している人が多数。そりゃ当然だけど。
決議案は、トランプ大統領が今年1月にイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害した空爆の実施を決断したことを受けて、提出されていた。
また、原油価格が低下しているので、いっちょ事を起こすにはぴったりという馬鹿な理由もあるにはある。そしてこれはイランの強硬派にとっても同様だろう、ってところが怖い。
イラクでは新しい政権ができて、それは基本的にイランとフレンドリーだが、アメリカも悪くないみたいな人選らしく見える。この珍しい状況は何か意味があるのではなかろうか。
また、米がサウジからパトリオットを撤去しているらしい。
US pulling Patriot missiles from Saudi oil facilities: Report
https://www.presstv.com/Detail/2020/05/07/624862/us-patriot-missiles-oil-Saudi-Arabia-aramco
まぁあっても撃たれママになったこともあったわけだが。
米サウジに増派、で、ミサイル防衛強化……
何が来るのかお楽しみ。