今朝の日経のオンライン一面。
「昭和の企業風土で戦えるか」だそうです。
思わずスクシャしてしまったけど、日本の問題はここからだな、など思った。
昭和の企業風土とかいってるけど、企業のみならず、そもそも、日本の主要なストリームそのものが戦後昭和の風土だというのが問題ではないのか、ということ。
つまり、日本のあらゆる発想慣習の中に著しい冷戦思考が蔓延してる。このトレンドが勝ちすぎてて、世界の中の出来事を素直に見られなくなって、引き返せなくなっている、と。
すぐ下には、「歴史操る習氏」とか言って、中国のやり方をくさしてる記事が出てるけど、この横柄さが何に由来するのかというと、冷戦対立こそこの世の真理みたいな発想でしょう。他者を見ようという態度ではない。
これが冷戦思考のプロトタイプでしょう。日本は中国を、欧州はロシアを敵視して、揶揄して、馬鹿にして、西側主導の発想と違うことをすると叩きまくる。
その結果、こういう大惨事になる。日本の雑誌、新聞の見出しを集めても似たようなものが作れると思う。
で、こういうことに忙殺していると、そんなことより我が国の方向はどうなのだ、という発想が失われ、現在に至る、と。
別の言い方をすれば、フランシス・フクヤマみたいなアホにつられてるとろくなことにならない、ネオコンによる「歴史の終わり」運動は失敗に終わりました、といったところか。
ネオコンの世界制覇戦争を信じちゃった (2)
ネオコンの世界制覇戦争を信じちゃった
https://blog.goo.ne.jp/deeplyjapan/e/1aed226f81646f0bfd230beb62342380
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