酷いタイトルを付けたなと自分でも思うけど、現状、そういわねばならないと思うのであえて書いた。
昨日のNHKにこんな記事が出ていた。
オリンピック テニス ジョコビッチ 暑さに“試合夕方以降に”
アメリカのCNNテレビなどによりますと、男子シングルスで世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手は、24日の初戦を勝ち進んだあと「とても暑くて湿度が高く、コートは暑さをため込んでしまう」などと述べ、試合時間を夕方以降にずらすよう求めたということです。
また、男子シングルス世界ランキング2位のダニール・メドベージェフ選手は、厳しい暑さや湿度について「最悪な環境だ」と述べたうえで、同様に試合時間の変更が必要だと指摘したということです。
また、男子シングルス世界ランキング2位のダニール・メドベージェフ選手は、厳しい暑さや湿度について「最悪な環境だ」と述べたうえで、同様に試合時間の変更が必要だと指摘したということです。
これはもう、東京の住民または居住体験のある人なら誰でも知っている話。そうなるに決まってると7年前からみんなが言ってきたこと。
にもかかわらず、何も変わらず、結局、選手が言ってる。言ったところで、なにせ、誰が責任者なのかさっぱりわからないオリンピックなので、誰が止められるのかもわからない。
しかし、ここまで酷い気象状況だと伝えていなかった組織委員会の責任は放置できないでしょう。そもそも、五輪招致では、理想的な環境だとかいう、大嘘を抜かしていたんだから。そして私たちの多くは反対したけど、嘘がまかり通ってここまで来た。
とか書いていたら、昨日、アメリカYahoo Sportsにこんな記事が出ていた。
日本のオリンピック組織委員会は、天気について嘘をついていた、そしてそのツケを選手が払ってる
Japan's Olympic organizers lied about its weather, and now athletes are paying the price
まさしくその通りでしょう。一体全体、なぜ、7月末から8月上旬という、日本全土で猛暑、猛暑と大騒ぎすることが通例である時期を、「アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮出来る温暖で理想的な気候である」 、などと言ったんでしょうか?
これは最初っから、真っ赤な嘘。日本人は全員知ってると言っていい嘘。
そして、個人的には、外から見ると、つまり外国人の視点では実はなかなか見抜けなかった嘘かもしれない、というのがまた罪深いと思ってる。
都内やその周辺は、気温だけでなく、湿度が朝から晩まで高い可能性がとても高い。なにせ、島なんですよ、本州は。また、都心部はお飾りで緑が見えるけど、基本的に広い土の地面が少なく、あちこちに高い建物が建ってるのでヒートアイランド現象は著しい。この条件が問題。
が、多くの外国人は、大手町あたりで測った気温をまず見ると思う。すると、多分、大したことがないと思うんだと思う。32~35度というのは、北半球の夏としてはたいした気温ではないから。しかし、そこに一貫した高い湿度と、熱が冷めず、貯まり続ける、アスファルトに囲まれた状況が加わる。場合によっては、台風の影響で乾いた風が間断なく入り込む、みたいなことも起こり得る。これは、知らない人にはなかなか想像するのが難しい気象条件だと思う。
だからこそ、住民向けには、夏の間中、湿度を織り込んだインデックスを使って、熱射病、熱中症の注意喚起をしている。しかしそれでも局地的な事情まで見越せないから、あれも完璧ではないと思う。むしろあれに寄りかかる環境省の態度に私は疑問を持ってる。
湿球黒球温度
今日26日の天気の概況。
きょう26日も各地で強い日差しが照りつけ、気温が上昇。正午現在、岐阜県揖斐川町で35℃を超えて猛暑日となっています。厳しい蒸し暑さが続いている東京都心は、きょうで12日連続の真夏日です。また、札幌も6日連続30℃を超えるなど、北海道でも危険な暑さとなっています。
笑えない天気ですよ、ほんと。 夜も涼しくならない、ってのがポイント。
にもかかわらず、そこで屋外で身体を動かしまくるスポーツをやらせる、推奨する、頑張れなどという、というのは、人が死ぬことを待っているようなものでしょう。
結局、このオリンピックは、知りながらこのようなことをやっているのだから、論理的に考えれば、誰かが熱中症で死んだり、重体になったりすることを、集団で予期しているイベントだと言える。
■ 禍々しい人登場
現実的な人間たちが、こんなのどこかで修正せなあかんやろ、と言い出す中、禍々しい記事を発見。
東京五輪、コロナ禍の「希望の象徴に」 ローマ教皇が期待
2021年7月26日 12:01
タイトルだけ見ると、ローマ法王があえてそんなことを言ったと思えるけど、中を読むと、
教皇は、日曜日恒例の「お告げの祈り(Angelus)」の終わりに、「パンデミックのさなかに、この大会が希望と普遍的な友愛、そして健全な競争心の象徴になりますように」とサンピエトロ広場(St. Peter's Square)に集まった信者に向かって述べた。
といった感じなので、聞き流せばいいとも言えるかも。それをフランスAFPがわざわざ記事にしたてて世界配信してメッセージ性を作った、とも言える。組んでるかもしれないので、なんとも言えないけど。
いずれにしても、バチカンは、世界の巨大資本の味方だとわざわざ宣言する勢力で、世界経済フォーラム関係者(いわゆるダボスな人々)の仲間だし、CIAと組んだ法王の存在を思い出してみても、旧ユーゴスラビア地区でナチと(アラブのおじさんと)組んで、ユダヤ人、セルビア人の大量殺害の共犯者になっているところを見ても、要するに、the Westの守護神みたいな存在。
(というか、だからWestなんだろうと思う。キリスト教の歴史から見れば、東と呼ばれるものが実は単なる正統。つまりオーソドックス)。
ということなので、法王とフランスが推進にまわるイベントというのは、何か著しく気持ちが悪い。というか、もう、禍々しい出来事が含まれていると思って見てた方がいいぐらい。くわばらくわばら。お墓参りでもしようかしら。
■ 振り返ってみるに
振り返ってみるに、そもそもこの東京五輪と大阪万博は、地政学的な示唆が大きい、あるいはその余波としてのイベントだったんじゃないかと思う。
シリアから大戦争を起こす気で100か国以上を宣言のない(しかしシリア大使館を閉鎖する等実効のある)仲間にしてある種の有志連合を作っている中で、アルカイダの集散地であるイスタンブールで五輪はないわな、ってんで東京になったんじゃないの?
また、大阪万博は、ロシアのエカチェリンブルグが候補の都市だったので、それを潰すために、西側が組んで、フランスを立てて、最後に大阪をという具合に仕組んだじゃなかろうかと思ってる。
東京五輪はまた、イギリス人のコンサルが書いたシナリオで招致のプレゼンをやってた。当時を記憶する人はみんな知ってる居心地の悪いお話。
今から考えると、この時期の東京をスポーツにとって理想的な温暖な気候、などと書いたのは、外人なのかもしれない。いかになんでも、どれだけアホでも、日本人で東京に住んでる人はこんなことを言えないのでは?
そうでなければ北海道か、高地の涼しい場所だよね。
それと今や恒例のロシアいじめ。
ROCって何?ロシアはRUSだろうってハタと思い出した。
ロシアはRUSだ。ROCじゃない。
ロシアの選手は、温泉マークを知らないだろうから気にしないのかもしれないけど、私はあれを見ると屈辱感を感じる。
私がロシアの選手だったら、あの間の抜けた温泉マークの下に、こっそりロシア国旗を縫い付けて出る。
本当にこいつらのすることは陰湿だ。
確かに恒例のロシアいじめですが、
ROCは、ロシア・オリンピック委員会の略です。つまり、国家ではなく委員会の後援で出てる個人選手です、みたいな扱いらしい。バカみたいな措置ですが(笑)。
で、国歌が歌えない代わりに金メダルを取るとチャイコフスキーが流れているんですが、これはこれで何か、ロシアのPRみたいで、ボーナス?みたいな気もしちゃいました。