ルーブルかガスかで揺れる欧州とロシアですが、現状、ガスは通常通り流れている模様。
Gazprom continues supplying gas for transit to Europe via Ukraine as normal
https://tass.com/economy/1430837
https://tass.com/economy/1430837
どうなるかわかりませんが、ロシアが提示したメカニズムの通りにユーロを持っていってからの動きは西側からは見えない。であれば、それはそのように進んでいる、という事態もあり得るのではなかろうか。むしろ、そうさせてしまった西側が馬鹿だった。
で、制裁を無効化しているけど、そんなこと、欧州の国民、とりわけドイツ国民、ドイツ産業界にとって、どうでもいいでしょう。必要なものをリーズナブルな対価払って買えればそれ以上のことはない、って思ってると思うよ、実務者は。
どうでもよくないのは、欧州中央銀行とかEU、そしてアメリカでしょう。
なぜなら、今私たちが見ているのは、ペトロ・ダラーならぬ、ペトロ・ルーブルが生まれそうだ、という瞬間だから。
ペトロというか、ゴールド、石油を含むコモディティー全般に支えられた、コモディティー・ルーブルと言った方がいいかもしれない。
3月28日にプーチンが、ルーブル建ての支払いのみ受け付けると言った時、ポール・クレーグ・ロバーツが手短にこう書いていた。
西側がロシア中央銀行の準備金を押収したとき、ブレトンウッズ体制は崩壊した。そして、ブレトンウッズの下で世界の準備通貨であった米ドルの終わりに、ゴールド・ルーブルが追加されたようだ。 影響は膨大である可能性があり、ワシントンの馬鹿どもはロシア人を放っておけばよかったのにと思うかもしれない。
そして、ウクライナはNATOではなく、核兵器も持たず、云々と変化していくだろうことが見えることを書いて、
これらは、数多くの大きな影響を伴う大きな展開だ。世界経済フォーラムの「リセット」は、ロシアと中国のリセットに置き換えられているようだ。
The Western World Has Had Its Run
実際、世界経済フォーラムなる、主要マスコミが賛美することはあれ、批判的に扱わないあのへんな団体の後ろにいる人たちが、この世界を仕切りたいと考える集団なんだろうな、と私も思う。そして、そこと、オバマ/バイデンなどのラインが重なりあって、今の、吐きそうに気持ちの悪い西側エリート集団が構成されている。私たちのあずかり知らないところで。
しかし、トレーダーやエコノミスト、市場参加者は、風がどっちに吹いているかを知っているって感じ。いずれにしても、ロシアのコモディティーを必要とする人々は世の中に多数いる、という当たり前のことが当たり前になるんだな、みたいな。
これはルーブルの対ドルのチャート。
ボトムのところがとてつもない規模の対ロシアの制裁の成果で、ここらあたりでバイデンが、どうだ見たか、ロシアの通貨を崩しったった~、経済を破壊しているのだとか抜かしていたものだった。
だがしかし、それは失敗した。壮絶に。
(私が思うに、ワシントンの馬鹿どもが本当に馬鹿どもだったのは、西側の事情ばっかり見ていて、世の中にはロシアと取引している多数の中東、南アジア、アフリカの国々があって、その取引を妨害できるほどワシントンにも西側にも「ブツ」はない、というのがまったくわかっていないところだと思う。つまり、ワシントンに付き合うために国民を飢えさせるわけにはいかない、と言われたらお前は何っていうんだ、って話。ナチ組だから、オルブライトみたいに、死ねという?)
で、ここからはこれらの事実を前に、どのようにして西側集団が妨害と破廉恥を繰り返すのか、みたいなことが見もの。ナチ・シンパの蛮行のみならず、バイデン親子の問題もあるし、生化学ラボもあるし、マレーシア機もある。それが「ウクライナ」。その意味からもここをロシアのコントロール下におかれることは、もうね、た~いへん。
そんなことを書いていたら、ウクライナがロシア国内の石油施設を攻撃したとかいうニュース。
Ukraine attacked oil depot inside Russia – governor
まぁ、こういうことをしたくなる状況なのだろう、と思ってみてるしかないでしょう。勝ってたらしない。
■ オマケ
そしてそのワシントンの馬鹿どもが馬鹿なことをするので、さらに信頼失墜。あっちこっちで、ロシアと付き合うなと脅して歩いているが効果がない。
🇺🇸🇬🇧🇪🇺🗣🗣🗣
— Alexander Alimov (@A__Alimov) April 1, 2022
‘The whole world a.k.a. international community united against Russia!’
Oops, something obviously is going wrong ⬇️ pic.twitter.com/2hEuC6SkNK
国民に向けての発言が出てきた。
ロシア国民の心情に訴える内容であった。
プーチンを支える発言でもあった。
ロシアは海外に向けてロシアの社会・文化の情報を
もっと積極的に発信したほうがいい。
ペトロダラー離れ
SWIFTからSPFSへ
草葉の陰から見守っている。
だがしかし、何かわからない話なので私は判断保留。
ウクライナ情勢について「識者(西側の)に聞く」という番組を観ておりました、どうにも鼻白んでしまうのは「文明先進国」然としたその高慢さです。なぜ彼らは、その風土が千年万年と培って来た深遠な思想哲学(イデオロギーではない)があることを理解しないんでしょうか。
決して弾の流れては来ない静かな場所で、恰も自分たちの専売特許であるかの如く「自由と民主主義」「人権」を語り、貧しい想像からは理解できない異質な文化文明に生きて来た相手に対して高みから啓蒙し、それが巧くいかなければ搾取も厭わず破壊もする。
いつからなのか、この国(日本)の識者にしても同様です。西側の一員であることが文明社会に生きる証しなのだとでもいうような認識なのか、その傲慢で狭隘な精神に、事の真実は映りようがないのだと思わざるを得ません。
良いも悪いも情報が飛び散る現状。そして西側は都合の悪い情報は遮断するどころか、情報発信手段としてだけでなく武器として操作している、ロシアが正義の名のもとに頑張っても、なりふり構わず、嘘や捏造でロシアを叩き潰す大作戦進行中。西側の情報メディア武器にどのように対戦するか、それが課題だろうと思います。情報セキュリティ、反西側対応のシステムを構築して西側の嘘を封じる、そんな事をプーチン大統領が構築したら良いと勝手に望。
ロシアを、プーチン大統領を陥れるインチキ報道にもう吐き気を感じるこの頃です。良識ある人々が簡単に騙され洗脳される、これ異常事態と思うのは私だけでしょうか?