巨大企業について久しぶりにいいニュースを見た気がした。
ロシア郵便、東芝の技術導入で配達能力が大幅改善
東芝は日本における郵便区分機のシェアの8割以上を占めている。年賀状のように限られた期間に大量のハガキを正確に早く、かつデリケートに機械で区分するのは容易ではなく、メーカーには高い技術力が求められる。海外でもフランスやスウェーデン、シンガポール、セルビア、カナダなどで東芝製の区分機が導入されている。ロシア郵便の国際競争入札では、コスト競争力ばかりでなく、システム構築体制、サービスといった総合力が評価され、導入に至った。
http://jp.sputniknews.com/opinion/20160305/1729114.html#ixzz422FXFxwZ
こういうことをやらしたらほんとに良いのが日本。ロシアの人たちが、良いわ~これ、と喜んでくれるようになるといいですね。
そうなんですよ。放射能事故起こしてどうもならんグダグダを繰り広げているのに原発を海外に売りつけるみたいな商売上どうかというより人としてどうなのあんたら、みたいなことを無理くりやらんでも、過去数十年日本が作り上げた「ひとびと」が喜ぶ、ひとびとのためになるものはあるわけですよ。それで、相手もいいし、俺らもいい、という商売を心がけていくことで何が悪いんだ、でしょう。
私たちはあのヘンテコな政権だけが日本人じゃない、と心がけて生きるべし。insane(狂ってる)な奴らが得をしたからといって自分もinsaneになりたいと思うか、断固拒否するかはその人の人生の判断だと思う。
と、そういうシステムで捌けるものでも、民間でやれるにも限りがあるってのが難しい。と、最近の保育園落ちた問題はとても気がかり。
そこで、小林よしりんが吠えていた。
あきれ果てた。
「保育園落ちた日本死ね」のブログの件を民主党議員が
国会で質問したところ、安倍首相が「匿名である以上、
実際本当に起こっているか、確認しようがない」
と答えたのだ。
その上、議員席から「中身のある議論をしろ」「誰が
書いたんだよ」「本人を出せ」「出典は?出典は?」
などとヤジが飛んだのだから恐るべき感情の劣化だ!
http://yoshinori-kobayashi.com/9680/
私はヨシリンは半端な知識しかないのにいろいろ書いたおかげで後のネトウヨを産むきっかけを作ったという意味で厄介な人と思ってるけど、この人の良さもあると思う。ジャスティスの感覚が死んでないところ、あるいはジャスティスは追及されるべきと前提しているところ。
保育園が足りないことは今に始まったことではなくそれに効果的な手を打てずに来ている中で、保育園、幼稚園にいられらずに困ってるご家族があることを前提にして話ができない、バカな政権担当者たちの動向に、感情が劣化していると指摘できる人は今日の日本ではむしろ希少価値かもしれないとさえ思う。
こっちもすごい。子供の貧困対策を寄付で賄おうとしたらしい痕跡について。
しかも国費から出したのは、子供の貧困対策の寄付を募るための宣伝活動で、2億円!2億円をポスターや、フォーラム開催や、インターネット広報に使ってしまい、その結果、集まった寄付が1949万円!
子供の貧困なんかに国費は出せない、企業の寄付に頼ろうぜ、これって恐るべき薄情さで、同じ日本人とは思えないし、同じ人間とも思えない!
http://blogos.com/article/164427/
これを見ると、何年か前に見た、非常に貧乏な人を国家は支援すべきかの統計調査で34カ国中日本だけがダントツで数値が低かった(救うべき、という人が少ないという意味)という調査結果を思い出す。出どころはピューリサーチのもので私も気になったので原文で確認してある。後で(また?)衝撃の図表をキャプチャして貼ろうかなと思う。出典はここね。http://www.pewglobal.org/files/pdf/258.pdf
ヨシリンが思わずつぶやいた通り、私もこの政権のこういう恵まれないとか、困難な立場にある人に対するざっくりとした対処、いや対処というより処分みたいな、何かモノを相手にしてるような感覚さえ見え隠れして、これは同じ人間とは思えないと思うほど酷いとかねがね思ってる。
でね。この怒り、不信感ってつまり、アメリカ人たちが自分の政府を仕切ってるらしいエスタブリッシュメントに感じている感情とかなり近接してると思うのね。
だから、日本も私たちの上にいるあの政権担当者たちはネオコンなんだという認識が必要じゃないだろうか。ナショナリズムをちらつかせて、あたかも安倍がナショナリストであるかのような印象をチャンネル桜などを通して散らばしてきたのはあれは作戦。
プーチンに拘ってるのもそこでしょう。あたかも国家第一主義であるかのような印象を狙ってる、と。
しかし、実際には、それはまったく違います。まったく。すみからすみまで。
■ オマケ:ロシアと安倍ちゃん
で、この間ロシアを訪問するのはやめた方がいいんじゃないかとオバマに言われたというのがわざわざ話題になってたけど、これも作戦じゃないっすかね。安倍は強気だ、みたいな。
前にも書いたけど、ロシアの対日政策はプーチンというエリティン時代を引きずってる人だけが日本との間で、ある程度過去を伏せたり、裏の話を裏にして、みたいなことをしてもいいかな、という立場なんじゃないですかね。
しかしロシアはプーチンが最終決定することは多いとはいえ、この人がなんでも決められるなんてのはおとぎ話に過ぎない。現時点ではおそらくロシア外務省が平和条約と領土問題は分けて考えているという立場を崩すことはないでしょう。
おとといあたりもラブロフ外相がロシアの外交判断において重要な項目として自らの歴史をあげていた。ずっとこのテーマで来てると思うよ、この人たちは。
だから、少なくとも、日本側が日本が言ってることが古今東西唯一の正解みたいな態度を崩して、ロシアの言い分も日本人に紹介するようにならない限り何も前進しないと思う。
そう考えるとこれは何だったんだろう。なんらかの観測気腔? だとすればどこの仕掛けなのだろう?謎だ。
ドイツDW紙、日本とロシアの北方領土問題を取り上げる
日本政府に洗脳されたままっていうのが戦後だけならまだしも、実は戦前からのプラットフォームを引きずってますから根は深い。
j.people.com.cn/94709/6562097.html
ハインリッヒ・ハラーはチベットに逃げたんじゃなくて、ナチの英才教育をするために英国に送り込まれたようにも思えるが。
オウムは今のシリアのように狂信的な聖戦士を送り込んで崩していく作戦??
面白いですねぇ。というか、事実関係で目新しいものはないように思うんですが、でもこうやって繋げると目の前の事象の深さがわかるみたいないい記事だと思いました。
ハラーって19世紀にイギリス、ロシア、遅れてドイツが大量に中央アジアに送り込んだ測量師、しかし実は要するに情報を送る係みたいな人たちの最後尾って感じだと思ってます。そこから現代言うところのエージェントは目と鼻の先ですよね。
オウムは私はカバーアップのための組織じゃないかと思うんですけどね。実行部隊系の人ってああいう感じじゃないと思う。