不実のアルビオンことUKが、空母を横須賀に寄稿させた模様。
このアカウントは一体何なんでしょうか。「在日米海軍司令部」だそうです。そこが、空母「クィーン・エリザベス」にひっかけて、ようこそ女王陛下様とか言ってる。
ごきげんよう、みなさん❗️女王陛下が到着されました pic.twitter.com/JJQmSUlJ4r
— 在日米海軍司令部 (@CNFJ) September 4, 2021
お前も帰れよ、横須賀は日本だ、と私としては言いたい。
イギリスもこういう類の、日英なかよし、みたいなものをあっちこっちで書いている。帰れ、不実のアルビオン、とかいう趣旨を書きこんで、騒いでやろうかと思ってるんだけど現状は自重してる。
で、何しに来てるんだ、こいつらは、といったところですが、結局のところ、イメージ作戦でしょう。
軍事的には、6月にわざわざプーチンが言ってくれた通り。
英艦船を沈めてもWW3にはならなかったでしょう by プーチン
この意味は、英艦隊が黒海でひと暴れしてロシア軍に沈められても、他国は騒ぎはするけど、UKの側に立って戦おうなんて思わないだろう、ってことですね。
そんなことをして自国民を犠牲にしてUKのために戦って何になるのだ?だし、自国民を犠牲にするほどの「褒美」はあるの?と考えると、どちらもノーとしか言えないから。
だがしかし、日本の場合、思えば、日露戦争という局地戦はまさにこれですね。日本には別に得する理由なんかなかったが、ドイツ系ユダヤ人集団とイギリスにとってはあった。
ロシア帝国に屈辱を与えて、それを契機にロシア帝国はもうだめだという評判を作って債券市場を通してさらにロシア帝国に打撃を与えるという作戦ですね。別に、日本が勝とうが負けようが、金融ユダヤが欲しかったのはロシア帝国の混乱と悪評だし、イギリスは金融ユダヤが融資した金で軍艦を作って日本に売ったので、まったくの丸儲け。日本はここで背負った借金を戦後まで返済してた。
そういうことをもう一度したがりそうなのは、世界広しといえども日本ぐらいしかない、という発想の下、過去25、6年、熱心に、日本は素晴らしい、日本は素晴らしい作戦を決行しておるのだな、と私は思ってる。おだてれば木に登る奴と見られてる。
大日本帝国は、1904年、1931年、1941年と、37年間の間に、3度も一方的な先制攻撃によって大きな戦いを始めた。とても特異な存在。
しかもその特異性を自分で自省することもなかった。他人に対しても無論だが、あれだけ自分たちの中に犠牲者を出しても自省しなかった。驚くべき特異性と私は言いたい。
それどころか、自分たちの国土を「不沈空母」扱いして恐れないという、恐るべき心性の持主さえいた。空母が全部沈められた国が言うことじゃないでしょう、これは。この自省のなさこそ、日本を弱くしている。
今度の相手は中国かもしれないし、ロシアかもしれない。どっちだか知らないけど、なんせ、先制攻撃をしたがる、悪いと思ってない、後でどうなるのかを考えない国民というのはそうはいない。
■ 英国東洋艦隊潰滅の歌
で、大日本国帝国陸海軍は、海でアメリカに、陸でソ連に、ほんとにマジで完敗したわけだから、それについてチマチマくさしてもしょっぱいだけだけど、UKに四の五の言われる覚えはない、ぐらいの気持ちは持っていいと思う。
そもそも、「連合軍」の主軸はアメリカとソ連なんだから、両国が敗戦国日本に対して、あれこれ指示したり、仕返ししたりするようなことは、好むと好まざるとにかかわらず、あってもまったく不思議ではなかった。殺し合いの終わりってそんなもの。
しかし、イギリスがオーストラリアまで引き連れて、勝手に「連合軍」面して、ミズーリ号の甲板にまで出張ってきて、以降、日本の占領に深く関わるというのは、私としてはまったく解せない。西日本に多くいたのは英兵、オーストラリア兵だったように見える。
要するに、ソ連を追い出して、英米主導で冷戦体制を作る仕掛けが既に始動していたということでしょう。そこらへんは、文書などから、どうして不実のアルビオンを日本に関わらせることになったのかを紐解くべきだと思う。ここは今後の課題ですね。
さらに、日本の右翼も、中国、ロシア、朝鮮を恨むことばっかりやってないで、レパルス、プリンス・オブ・ウェールズは撃沈されたのだ、不実のアルビオンに四の五の言われる覚えはない、ぐらい言うべきでしょう。
今日あたりは、「沈む~、レパルス、沈む~、プリンス・オブ・ウェールズ!!」と大声で歌う人がいないとなんないと思うなぁ。
ということで、1941年12月、真珠湾で大賑わいをしていた直後のマレー沖海戦でイギリス艦船を撃沈せしめたタイミングで作られた歌を自ら歌ってみたいと思う。おほほ。
《軍歌》英国東洋艦隊潰滅(マレー海戦勝利の歌)
滅びたり滅びたり敵東洋艦隊は
マレー半島クワンタン沖に 今ぞ沈みゆきぬ
という歌詞が、まったくのニュース原稿なんですが、それもそのはず、この歌は、東洋艦隊撃滅の知らせがあった直後に歌手を待たせてその場で作曲、当日ラジオに流れた。
辻田真佐憲さんによれば、3時間という超、超短時間で作られたらしい。また、こういうプロデュースをしていたのが、あの丸山真男の兄、丸山鉄雄氏であるらしい。
さらに、NHKは、こうやって戦果のニュースを歌にして直ちにラジオに流すというスタイルを確立して以降続々と、ニュース原稿風の曲が流されたという。
当然、粗製乱造だから駄作の方が多いようだけど、その中で、しかしながら、この英国東洋艦隊潰滅の楽曲は素晴らしい出来だと思う。作曲したのは古関裕而さん。
上の歌詞の直後の、「勲し赫たり海の荒鷲よ」の変化が素敵。
勲し赫たり海の荒鷲よ
沈むレパルス
沈むプリンス・オブ・ウェールズ
沈むレパルス
沈むプリンス・オブ・ウェールズ
古関裕而さんって、1941年からのいわゆる太平洋戦争に対する国民の認識の形成にかなり寄与した人じゃないかと思う。いいも悪いもないわけだけど、当時生きた人たちで、後々まで何か雄々しく戦ったような気持ちが残ったとしたら、現実というより氏をはじめとする何人かの優れた作曲家の手になる歌のせいじゃないかと思ってみたりする。
しかし、現地で戦って仲間を死なせていった人たちは、同期の桜に見られるような徹底的に泣きの入った歌を心の支えにしていたのだろうと思う。彼らにとっては、初戦を除けば、到底、勇壮で、雄々しい戦いどころではなかったから。
ということで、不実のアルビオンといい、NHKといい、何かこう、騙しのプロの手際に負けないようにしないとダメなのよ、との思いを新たにする。
実は外務省の「朝鮮国連軍と我が国の関係について」
1)朝鮮国連軍は,1950年6月25日の朝鮮戦争の勃発に伴い,同月27日の国連安保理決議第83号及び7月7日の同決議第84号に基づき,「武力攻撃を撃退し,かつ,この地域における国際の平和と安全を回復する」ことを目的として7月に創設された。また,同月,朝鮮国連軍司令部が東京に設立された。
(2)1953年7月の休戦協定成立を経た後,1957年7月に朝鮮国連軍司令部がソウルに移されたことに伴い,我が国に朝鮮国連軍後方司令部が設立された(当初キャンプ座間に置かれたが,2007年11月に横田飛行場に移転した。)
と、朝鮮戦争の国連軍の一員として英国空母が日本に寄港しているらしいのです。
プリンスオブウェールズの提督フィリップ卿は不運でしたね。お馬鹿なチャーチルの判断のため、新造空母インドミタブルが試運転航海中だったため、単独で送り出された。フィリップスは航空戦力の提唱者だったらいしですが、分からず屋の政治家などどうしようもないですから。
一方、日本は天皇自身が海軍贔屓、航空戦力を磨かせていましたから。久邇宮家の娘さんを娶ったのもそういう関係だったらしい。久邇の宮家は山本五十六のスポンサー的存在。天皇の側近木戸幸一の弟和田小六とかいましたね。
この時の海軍航空隊の操縦士の技術は最高レベルだったそうです。それ以後、このレベルを超えることはなく、ミッドウェー海戦で優秀な操縦士をほぼ失いました。
教えてくださってありがとうございます。
朝鮮戦争が国連軍によって行動されたという仕組みの残滓によって、それらの外国艦船の寄港が可能になっているということなんでしょうね。
しかし、それが風前の灯になったことから、今度はNATOがらみにしようとしているのだろう、と思ってみたりします。2018年にブリュッセルに日本政府代表部を設置していることからも、法的根拠の整備と慣習化を狙っているのかな、という感じがします。
アメリカが望む東アジアの戦略に何が何でも喰いこんで利権を追求しようとするハイエナだ。
既に英国は韓国の軽空母構想に参加しようと必死だ。
いずれ英仏が太平洋上の諸島に持つ利権をいかにして駆逐するかが問題となってくるだろう。
戦前の旧日本軍はそれを追求しようとしたが英仏だけではなくて周りのすべての国を敵視してしまった。
これは軍事ではなくて文化の問題だろう。
日本の大手メディアは今でも中国とロシアは同じ。
アメリカと英仏は同じだ。
英仏はそれを利用しようとしている。
アメリカの国防長官が英空母の日本寄港に反対したのは注目に値する。
政治的にはドイツの動きが興味深い。