ドル円がぐんぐん円安、ドル高になっている。
20年以上なかった水準に入ってまだ天井が見えない。
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だが、日経のWebには何の緊張感もなかった。ここから考えると、毎日毎日ウクライナのデマをWebのトップにもってきて、今、今、今こんなことが~といった調子で大騒ぎをしていたことがどれほどおかしなことかがわかるというもの。
まぁ日経の場合は2021年の正月から誰に頼まれたわけでもなく「第四の革命」を謳いあげる革命集団なので、日本国民の生活は本質的にこの人たちのテーマではないものと思われる。
脱炭素して第4革命、このバスはどこ行き?
そういえば、ヨーロッパの国々が石炭火力に戻ってるんだが、「第四の革命」派はそれについてどう考えているのだろうか?
いやほんと、もう、なんというか西側各国はどこかのタイミングで考え直さないとならないと思う。できるかどうか難しいとしても。
なんといっても、こんなに嘘つきで、軽薄で、しかも、各国の国民の生活やら国民らしい暮らし方とか、歴史とか文化といったものとは何の関係もない、なんらの懸念もない人たちが、各国のエリートになってしまっている状況は、そうはないでしょう。しかし、西側各国では、それすらコンセンサスになっていない。ロシア叩きの方が楽しいから。
■ 長くなるだろう by ペシュコフ
で、そのロシアの方は、ロシア大統領府のスポークスマン、ペシュコフ氏がアメリカNBCのインタビューに応じて、これから放映らしい。
Exclusive: Russia Comments For First Time On American Vets Captured In Ukraine
これは番組宣伝版なので詳細はまだわからないが、アメリカ人の捕虜の話などを話したみたいだ。そして、ウクライナの紛争は長引くのか、と聞かれて、ペシュコフは、
Yes, it will be a long-lasting crisis
We'll never trust the West any more
長く続く危機になるだろう
もう西側を信用しないだろう
ってなことを言った模様。
これは特に驚くことでもない。ホントに、ごくごく例外的なところを除いて関係が切れて感じだし、折り合っていける可能性が全然見えない。10年後、30年後どうなるんだろうかと考える他ないって感じ。
1月の終わりだったかと思うけど、ロシアの国会議員であり、かつ、ソ連外相の孫であり自身も外交官だったニコノフ氏が、ヨーロッパは我々が存在しなくなるまで仲良しになる気はない 、と言い切っていたことを思い出す。
実際問題、NATOは、カリーニングラード、フィンランドをいじっているので、これはつまり、構造として再びサンクトペテルブルク(レニングラード)を締めあげてやる、というナチそのまんまの状態になってるわけです。
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そこで、ロシア政府の態度が軟化なんかするわけもない。というより、実際、ウクライナからバルト三国までNATO諸国は兵を展開しているわけで、そこから、ロシアを脅してるし、ウクライナでは、傭兵という恰好でポーランド人、イギリス人、カナダ人たちが兵となり、ロシア人を殺してもいる。
これはリアルなヨーロッパの戦争が行われているということ。
ここで、ロシア軍が、イギリス人集団、ドイツ人集団を500人ぐらいの単位で破壊した場合、当該国はロシア向けミサイルを撃って、そのまま隠れてない戦争に打って出る、みたいなことをするんだろうか? 各国民は一体どういうつもりでいるわけ?
そして、西側各国が供与している武器は、ドンバスの民間人殺害にしか役に立ってない。
いやほんと、ナチ度高いわぁと驚くやら呆れるやら。しかしまぁ、アルカイダと組むような人たちが本性ナチでしたといったところで、驚くこともないんでしょうが。
■ 不実のアルビオン、変わらずキモイ
日本でどのぐらい報道されているのか、知られているのかよくわからないんだけど、デマ世界一は、アメリカではなくて実はイギリス。
ここ数日も、イギリス国防省が、ロシアは既に戦略的に敗北した、とか言い出していた。もう、聞いてる方が切ないことをずーーーっと言い続けているのがイギリス。特に国防省。
Russia has ‘strategically lost’ war, says UK defence chief, as Lavrov says Moscow unashamed
「これはロシアによる恐ろしい間違いだった。 ロシアがウクライナを支配することは決してないだろう」
と、英海軍の提督トニー・ラダキンなる人が吠えている。ロシアがウクライナを支配することは決してないだろう、って、お前はヒトラーかって感じ(笑)。
前から言ってるけど、根本的に問題なのは、イギリスだのドイツがウクライナを自分の領地だと思ってること。黒海は俺たちが取るべきだ、みたいな発想なんですよ。だからロシアと揉める。
そして、この欧州各国による野望が止まない限り、この紛争は終わらない。
つまり、長引く。というか、ヒトラーは降参しただけマシだったと言うことになるかもしれない。
そして、この馬鹿提督は、懲りずに、ロシアは兵がいなくなり、弾薬も切れるとまた言い続けてる。3月にも聞いたが、そんなことは起きていない。
ロシア軍は今もまだ、毎日着々とウクライナという場にある兵器の数々、最近ではとりわけ西側が送ったそれを破壊している。物凄い量。
一説によれば、欧州のいくつかの小国はウクライナに沢山の兵器を送ったため、自分んちが不足する状況になっている模様。特に航空機。もちろん、アメリカやらドイツと交渉して金もらって買ってもらえば得だ、と思ってやってるんだろうけど、だけど、当座、短期的に不足していることは事実。ロシアの脱軍事化はNATOにも及んだのかと冗談を言われたりしてる。
■ 不実
で、冒頭の日本の日経のいい加減さから最後のデマ提督まで、西側の今日の言説は嘘にまみれている。
そして、この嘘を本当に見せるためにさらに嘘が必要になり、さらに、それをお手盛りで支持されているかのように見せるために金かけて馬鹿を雇う。
しかし、全員がもれなく愚かにはならない。ということは、ペシュコフという外の人じゃなくて、西側の中で、西側を信用できない、と言い出す人たちが増えていくコースにいると思う。
拒んだり先送りすれば非難は必至、あるいは目が覚める人も出てきてしまうかもしれません
かといって受け入れたらEUの富と正義のブラックホールと化すでしょう
いずれにせよアメリカはノーダメですから本当に卑怯というか…いつまでヨーロッパはアメリカのケツ拭き係を続ける気なんでしょうね?
それはホントかもしれない。イングランドの中の集団的「誰か」の妄想の中で。
でも、ミサイルの時代だとベルリン陥落する前に、イングランド南部が吹き飛ぶ方が先って気がする。
妄想の人が困るのは、現実の戦況(1945年のそれも含めて)を無視するのみならず、その時々の最新のテクノロジーも無視することかもしれない。
そして、ロシアにつくという選択肢の方が現実的で得だということが、ますます勢力を増しているように思います。
おっしゃる通りだと思います。アフリカなんか特にそうでしょう。中東も、NATOに殺され放題でいなければならない理由はないわけで、変化を歓迎していると思う。
ユーラシアが安定して、強ければ世の中変わる。