90ページの雑記帳-2(丼・行・ぶろぐ。)

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自分の文章力も省みずに(笑)、旅の話を主に色々と書いていきたいと思います。m(_ _)m

輪行チャリ鉄mini-trip・初めましての養老鉄道(“北線”)

2023年03月27日 | 「輪行チャリ鉄」な旅

 2022年5月初め頃、長く存在は知りつつも今まで全く乗りに行く動機の無かった養老鉄道にて、輪行チャリ鉄してきました。

 養老鉄道は、揖斐から桑名まで60km弱の距離がある、近鉄から第3セクター鉄道に経営分離された元近鉄線で近鉄から経営分離され系列子会社を経たのち公有民営方式となったローカル鉄道です。(23年5月、間違いを訂正致しました。3セクと違いましたm(_ _)m)

 但し、ここへの訪線は前日夜に急に思い立ち、朝寝坊しつつ家を出発して現地で時間が少ないので、この回はお手軽に大垣から北側の約20kmを走ってみようと思いました。(なお、この記事だけの便宜上、この区間を養老“北線”と呼称させていただきます。m(_ _)m)

 早朝の京都から名神高速を走り東海環状経由で大野神戸ICで出て、県道・国道を接いで揖斐駅に到着。

 揖斐駅は揖斐川町の駅としてありますが、揖斐川町の中心は揖斐駅から粕川と揖斐川を越えた2kmほど向こうの本揖斐地域で、養老線の揖斐駅はちょっと鄙びた感のある終着駅です。ここから大垣駅までを走ります。

 揖斐川町のコミュニティバス、ふれあいバスが顔を見せます。ゆるキャラ系マスコットキャラクター「かっぱの河太郎」が目立ちます。揖斐川町のバスは樽見鉄道の高科駅や谷汲口駅にも来ています。広域合併の広範囲な自治体ですが、公共交通の維持に力を入れている感じがします。

 揖斐駅を出発して南方向に漕ぎ始めると、平坦な田園地帯を走る線路と並走して走れます。2km強で次の駅、美濃本郷駅です。ここは池田町になります。

 ちょっとした集落の駅になっていて、駐輪場が大きく駅トイレも比較的新しくきれいな設備です。

 次の駅は北池野駅、1km無い位の短い駅間です。池田町の役場も近くにあり、住宅の多い地域です。

 このあたりから線路を東に向けて曲がり、次の池野駅に。結構新しい駅舎で、最近まで係員が配置されていたんじゃないかと感じる駅です。『まちづくり工房「霞渓舎」』という施設が駅舎内に設けられている加減で、きれいに整備がされているのかもです。

 池野駅から先は、田んぼの中を一直線に走る田園地帯に。元東急の電車が大垣行きで走って行くのを見送った。

 因みにこの橋を境に、池田町から神戸町(ごうどちょう)に入ります。

 関西人から見ると、『こうべ』としか読めない地名ですが、『ごうど』町です。

 (余談ながら、三重県では「伊賀神戸」の“かんべ”読みもありますね)

 神戸町の最初の駅は、北神戸駅。駅周辺は、田んぼに囲まれた小さな集落です。駅前の東側には神戸町立図書館がありますが、小さな自治体ながら建物と広くて芝の手入れの行き届いた庭がとてもきれいな図書館です。北神戸駅近くの小学校も、多分、ちょっと古い校舎ながらも白い外壁にリニューアルされた感じの綺麗な校舎で、学校文化的な所に力を入れている自治体なのかなぁ、と思って後で調べたが、とくにそういう活動をしている自治体という訳ではなさそうでした。

 養老鉄道を活性化させようって意気込みも、強いものを感じるスローガン看板も目立ちます。

 次の広神戸駅に向かう途中、ごうど・ローズパーク近くで撮った、元近鉄車のラッピング電車。個人的嗜好としては、この旧近鉄車両の方が好みです。

 広神戸駅は、神戸(ごうど)町の中心駅になっているようです。ちょっと大きめの駅舎があり、駅前には古い目の住居や店舗が建ち並ぶなど、中心駅らしい格があります。

 広神戸駅から線路沿いに走ると、何か特徴的な堤防のようなものに沿って走る箇所が出てきました。この地域特有の昔からの防災構造物、“輪中堤(わじゅうてい)” である様です。ここから先所々で輪中堤が見られます。3.0km弱程走った次の東赤坂駅は、交換駅ですが駅舎は無く大垣行きホームに待合室があるのみです。駅周辺はまた田んぼや農地の割合が高くなってきましたが、駅前の踏切を通る旧中山道を境にして大垣市に入る辺りから、また住宅が密集してきます。

 東海環状道路や岐大バイパスの高架の下を潜り、輪中堤の上を通ったりしながら、次の北大垣駅に到着。単線上の駅で、ここも駅舎が無く待合室のみ設置された小駅です。

 東赤坂駅から見たら、大垣市内とは反対向きの南西方向に線路が向かって北大垣駅に着く訳ですが、何かを避けるような配線になっているように見えます。

 その避けたものは、JR東海の大垣車両区なのか?と思えるように、車庫を避けて西方向からグルッと巻くように迂回して大垣市内に向かいます。写真の奥のJR東海車両の手前側に、養老鉄道の架線柱があるのがわかりますでしょうか?。旧国鉄の頃に既に車庫が出来ていて、その後に養老線が来た感じなのでしょうか。

 大垣車両区と養老線に挟まれた土地に出来た新興住宅街を抜けていくと、次の室駅です。駅舎というか、待合室の様な建物です。

 この待合室の反対側では、ここまで走って来た養老“北線”と、桑名までの線が合流して並走しますが、複線線路ではなく単に単線が2本並んでいるだけ、と言う状態の線路です。路線の運行実態に即した構造と言うことになりそうです。

 大垣市街地で一部迷いながら駅前繁華街を通り抜け、大垣駅にたどり着きました。

 大垣から揖斐まで戻る訳ですが、当初は「サイクルトレイン」で折りたたまないで在姿で乗る予定でしたが、乗車位置が最後尾車に限定されてしまうことになることに現地到着後に気が付き、やはり折角なので“かぶりつき”で乗りたいものなので、折りたたんで輪行袋に収納し、先頭車に乗車することにしました♪

 そんな訳で、元東急車7700系の列車で先頭車かぶりつきして、揖斐駅までの平坦な路線をのんびり揺られて戻りました。

 残りの桑名までの南側路線は、距離もあるし勾配もあるので、なかなか大変だと容易に想像できますが、どうなるかが楽しみでもあります。


↓ STRAVAで記録した揖斐駅~大垣駅までの走行ルート

 …拙い旅のお話ですが、最後まで拝読くださいましてありがとうございました。


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