10月3日(土)白山下の京華通りで「おわら 風の盆」が舞われました。
「風の盆」は、9月1日から3日間、越中八尾で踊られます。私達がこの地を訪れたのは3年前。「おわら 風の盆」の11日間に及ぶ前夜祭の一日で、踊りの練習風景を見学しました。本番は宿泊確保が難しく、なかなか見るまでには至りません。その「風の盆」が10月3日(土)、約1ヶ月の時差はありますが、文京区は白山の京華通りで舞われると街角掲示板で見て、その意外性に驚きつつ、この日の来るのを楽しみに待っていました。
(掲示されたポスター)
(通りに点された 行灯)
出掛けてみると凄い人出です。午後5時過ぎ丁度出発するところでした。先頭には、はるばる越中から来た”おなご衆”。以下”男衆”、県人会の皆さんが続きます。踊りの輪に入った歌い手の歌謡に合わせて、流れるような華麗な踊り。
よさこい踊りのダイナミックな動きと比較すると静かな踊りですが、何か哀調が漂います。「踊るアホウに見るアホウ」などと謳われますが、「風の盆」は見るだけでも楽しく、心に迫り来るものがあります。
狭い京華通り、300mもあるでしょうか。ここを数回往復、2時間~3時間”踊り明かす”のです。
京華通り入口には北陸銀行があります。京華通り商店街とのなんらかの結び付きがこの様な結実を生んだのかななどと、妻と感想を語り合いながら、商店街の一角に用意された「富山物産展」で富山名物「マス寿司」を買って来て夕食を済ませました。
(先頭を行きます)
(おなご衆の華麗な踊り)
(おなご衆は花形!)
(メリハリのある男衆の動作)
(最後に県人会が)
折りしもこの日は中秋の名月。つまらぬ一句を詠みました。
(雲の合間から時折中秋の名月が)
十五夜の 照らす白山 風の盆