マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

『悠久の光彩 東洋陶磁の美』展を観る

2012年04月03日 | 映画・美術・芝居・落語

 3月28日(水)、家人と「サントリー美術館」に出掛け「悠久の光彩 東洋陶磁の美」展を観てきました。この美術館、六本木は東京ミッドタウンガレリア3階にあります。以前より六本木に行く機会が増え、アクセス方法も千石→春日→都庁前→六本木と、都営地下鉄乗り継ぎ方法が多くなりました。何故か、心理的に遠かった都営大江戸線が身近に感じられるようになってきています。

 今回のこの展示は、全て大阪市立東洋陶磁美術館コレクションの展示です。この美術館は、住友グループ21社から国宝2件、重要文化財12件を含む「安宅コレクション東洋陶磁」寄贈の申し出を受けて、大阪市が中之島公園内に建設を決定したもので、1982年11月に開館しました。以来、中国・韓国の陶磁器を中心に、多くの個人コレクターからの寄贈作品が加わり、現在では収蔵品の質・量ともに国内随一を誇るそうです。


 展示されている焼き物は中国の陶磁器の青磁・白磁を初め、朝鮮王朝の磁器や五彩磁器など、全部で国宝2件、重要文化財13件を含む名品136点が紹介されていました。陶磁器鑑賞は好きですが、そう沢山を見慣れた訳では無い私にも、その素晴らしさが自然と伝わります。特に青磁や白磁の洗練された美しさは何度見ても飽きが来ません。この様に数多くの名品展示を目の当たりにすると、全体としての印象が薄れてしまいかねないので、国宝と重要文化財を特に念入りに鑑賞しました。(写真:国宝「飛青滋花生」。絵葉書より)





 国宝「飛青磁花生」と重要文化財「木葉天目茶碗」を鑑賞出来たことはまさに”眼福”でした。(写真:重文「木葉天目茶碗:図録より)