御年82歳のUさんは富士神社でのラジオ体操歴が40数年になる。ご自分の娘さんが中学生のとき校内マラソン大会があり、その練習に一緒に中学校の周りを走った折りに富士神社でラジオ体操が行われていることを知ったそうな。以来特別なことが無い限り、ラジオ体操に参加し続けている。彼女より古い参加者には92歳の“ひげじい”がおられるが、このお二人が神社での最古参ということになる。
Uさんの場合、娘さんの現在の年齢から当時の娘さんの年齢(14・5歳)を引けば、簡単に自分のラジオ体操歴が分かるのだ。
15年ほど前、私が初めて神社のラジオ体操に参加した時、彼女の伸びやかで優雅に感じられる体操に魅入ったものだった。お近くの位置で体操をすることになり、親しく会話を交わすことにもなり、その理由がそれとなく分かってきた。
大学を卒業後、幼稚園に務めたそうな。退職後数年して、その経歴を活かして、地域活動センターや勤労福祉会館で体操の指導員を担当し始めた。現在は自宅付近のお寺さんの本堂でも体操の指導をされている。前への屈伸運動では両手が地面に軽く届くなど感心することしきりなのだが、言わば体操の“専門家”だったのだ。
娘さんと一緒に走ったランニングにものめり込み、色々なランニングの大会に出場したと聞いて、私と趣味が一致し話が弾んだこともあった。2人とも“六義園マラソン大会”に参加し、特に彼女は30歳代で女子高校生と一緒に走り、上位入賞を果たしたこともあると聞いてびっくりした。現在も自宅を5時半頃スタートし、時にランニングを交えつつラジオ体操の会場に到着している点も、私と似ている。
10数年前に夫さんに先立たれた彼女は、私の不幸に際し何かとお声を掛けて励ましてくれた。時に食事アドバイスもあり、有難いことである。私に出来たことは2年前のワクチン接種のネット予約をお助けしたことぐらいで、その時にもお礼にと手作りの焼きたて食パンを頂いたことがあった。
ラジオ体操の効能は体に良いだけではなく、人と人の交流を滑らかにしてくれることだとも感じている。
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