ひとめぼれ@畠中恵
あらすじ(「BOOK」データベースより)
札差の娘と揉めて上方へ追いやられた男。その思わぬ反撃とは(「わかれみち」)。盛り場で喧伝された約束が、同心一家に再び波紋を呼び起こす(「昔の約束あり」)。麻之助の亡き妻に似た女にもたらされた三つの縁談の相手とは(「言祝ぎ」)。火事現場で双子を救った麻之助は、新たな騒動に巻き込まれる(「黒煙」)。行方不明の男を探すため、麻之助は東海道へと旅立とうとする(「心の底」)。沽券が盗まれた料理屋から、一葉が消えてしまったのは何故か(「ひとめぼれ」)。いつの世も思い通りにならない、人の生死と色事。泣きたいときほど泣けない、「まんまこと」ワールド、慟哭の第六弾。
前作シリーズ第五弾「まったなし」の読書感想文はこちら。
町名主の跡取り息子であるお気楽ものの麻乃助、町名主でかっこいい清十郎、同心の生真面目な吉五郎、今回も3人それぞれの個性を楽しめました。麻乃助の人に対する愛、優しさは相変わらず。「わかれみち」では麻乃助たちが将来あるべき姿を、今その役目を果たしている大人たちが示して見せ、江戸の世の人のつながりがわかって興味深かったです。そして、今回はなんだか吉五郎の許嫁・一葉の父、小十郎さんの出番が多かったような!? この人、顔もよく、腕っぷしも強く、頭もきれ、正義の人で、かっこいーーー! 「ひとめぼれ」の最後は小十郎さんがする跡取りの話、なるほど、そうきたか、それしかないっていう落としどころはお見事でした。麻乃助は亡くなった妻・お寿ずをまだまだ想っているけれど、そろそろ新しい展開がほしいかなぁなんて。お寿ずそっくりのおこ乃ちゃんも大人になってきたみたいだし。でもこの線はないだろうからなぁ。と、いらぬお世話を考えちゃいました。
あらすじ(「BOOK」データベースより)
札差の娘と揉めて上方へ追いやられた男。その思わぬ反撃とは(「わかれみち」)。盛り場で喧伝された約束が、同心一家に再び波紋を呼び起こす(「昔の約束あり」)。麻之助の亡き妻に似た女にもたらされた三つの縁談の相手とは(「言祝ぎ」)。火事現場で双子を救った麻之助は、新たな騒動に巻き込まれる(「黒煙」)。行方不明の男を探すため、麻之助は東海道へと旅立とうとする(「心の底」)。沽券が盗まれた料理屋から、一葉が消えてしまったのは何故か(「ひとめぼれ」)。いつの世も思い通りにならない、人の生死と色事。泣きたいときほど泣けない、「まんまこと」ワールド、慟哭の第六弾。
前作シリーズ第五弾「まったなし」の読書感想文はこちら。
町名主の跡取り息子であるお気楽ものの麻乃助、町名主でかっこいい清十郎、同心の生真面目な吉五郎、今回も3人それぞれの個性を楽しめました。麻乃助の人に対する愛、優しさは相変わらず。「わかれみち」では麻乃助たちが将来あるべき姿を、今その役目を果たしている大人たちが示して見せ、江戸の世の人のつながりがわかって興味深かったです。そして、今回はなんだか吉五郎の許嫁・一葉の父、小十郎さんの出番が多かったような!? この人、顔もよく、腕っぷしも強く、頭もきれ、正義の人で、かっこいーーー! 「ひとめぼれ」の最後は小十郎さんがする跡取りの話、なるほど、そうきたか、それしかないっていう落としどころはお見事でした。麻乃助は亡くなった妻・お寿ずをまだまだ想っているけれど、そろそろ新しい展開がほしいかなぁなんて。お寿ずそっくりのおこ乃ちゃんも大人になってきたみたいだし。でもこの線はないだろうからなぁ。と、いらぬお世話を考えちゃいました。
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