川沿いの遊歩道を歩いていると時々お目にかかるのが青大将やシマヘビ…。
土手の草むらでじっとしていたり…目の前をシュシュシュ~ッと横切ったり…時には川を泳いで渡っていくこともある…。
その姿…のびのびとしてなかなかに素敵である…。
動物園でのべ~っとしているやつとは大違い…。
町に家が立ち並ぶ前は玄関の前や庭木のところで見かけたこともあったが、この頃、家屋の周りではあまり見かけない…。
蛇にとっても住みづらい環境になってきたということか…。
小1まで住んでいた家には大きな納戸(土間だから納屋と言った方がいいのかな?)…のようなものがあって古い道具やわけの分からないごちゃごちゃした物がいっぱい入れてあった。
ある日…何かを取り出そうと中に入った親父が…突然…ひゃ~っ!…と声をあげて飛び出てきた…。
どでかい青大将がごちゃごちゃの中でトグロを巻いていた…。
その頃はまだガスがようよう普及しつつあった頃で…古くからの竃を使っている家も多かった…。
竃は薪などを焚いて…その火を使って煮炊きをする…。
納戸は竃の裏側にあったから…外よりは温かい…。
通常…人の出入りが最も少ない場所だから蛇にとっては絶好の住処…だったんだろう…。
家に住む蛇は屋敷蛇と言ってネズミを退治して家を護ってくれる有り難い神さまだ…。
大概は大きな青大将で…特に悪さはしない…。
古い家の屋根裏に住んでいたり…納屋などに居たりする…。
昔の家は…天井裏の音が良く響いて…ネズミやいたちの駆ける音とか…蛇の這う音…鳥が巣を作って動く音なんてのが良く聞こえたよ…。
田舎の親戚の家では…押入れや座敷に居ることがあって…伯母たちが怖がってそんな話をしているのを聞いた。
町でも田舎でも…蛇はあまり好まれないようだね…。
そんなふうに…他の部屋にも現れたりするので気味悪がる人も居るが…青大将は黒と青と緑を混ぜたような綺麗でおとなしい蛇だ…。
守り神だから…屋敷蛇を苛めたり殺したりすると罰があたると言われている…。
親父は動かない蛇をどうしようもなくて…キン○ョールを持ち出し…シュッシュッとかけて…なんとか…その場からお出まし願った…。
蛇に…キン○ョール…どういう発想かは知らないが…後年…姑がヤモリにキン○ョールをかけているのを見て…この世代にとっては爬虫類や両生類は虫と同類なんだ…と納得した…。
古くは蛇のことを長虫…口縄と呼んでいたそうだから…。
その後も蛇神さまは…水道の蛇口の下の排水の穴から顔を出していたり…土間をウロウロしては祖母やオカンを震え上がらせていたようだった…。
何しろ…この頃の御勝手(台所)は土間にあって…家の外と繋がっていたので蛇の通り道でもあったのだから…。
煙草好きの祖母が…蛇は煙草のヤニを嫌う…と言って…煙管の煙草をあたりに撒いていた…。
突然…出現すれば驚きはするが…怖くはない自分としては…そう…嫌わんでもいいのに…と思うのだが…。
さすがに…マムシだとかヤマカカシだとかハブとか…そういった命に関わる毒蛇と仲良くしたい…とは全然思わないけどね…。
春先の土手で日向ぼっこしている青大将…。
何とものんびりとしていて…可愛いではないか…。
土手の草むらでじっとしていたり…目の前をシュシュシュ~ッと横切ったり…時には川を泳いで渡っていくこともある…。
その姿…のびのびとしてなかなかに素敵である…。
動物園でのべ~っとしているやつとは大違い…。
町に家が立ち並ぶ前は玄関の前や庭木のところで見かけたこともあったが、この頃、家屋の周りではあまり見かけない…。
蛇にとっても住みづらい環境になってきたということか…。
小1まで住んでいた家には大きな納戸(土間だから納屋と言った方がいいのかな?)…のようなものがあって古い道具やわけの分からないごちゃごちゃした物がいっぱい入れてあった。
ある日…何かを取り出そうと中に入った親父が…突然…ひゃ~っ!…と声をあげて飛び出てきた…。
どでかい青大将がごちゃごちゃの中でトグロを巻いていた…。
その頃はまだガスがようよう普及しつつあった頃で…古くからの竃を使っている家も多かった…。
竃は薪などを焚いて…その火を使って煮炊きをする…。
納戸は竃の裏側にあったから…外よりは温かい…。
通常…人の出入りが最も少ない場所だから蛇にとっては絶好の住処…だったんだろう…。
家に住む蛇は屋敷蛇と言ってネズミを退治して家を護ってくれる有り難い神さまだ…。
大概は大きな青大将で…特に悪さはしない…。
古い家の屋根裏に住んでいたり…納屋などに居たりする…。
昔の家は…天井裏の音が良く響いて…ネズミやいたちの駆ける音とか…蛇の這う音…鳥が巣を作って動く音なんてのが良く聞こえたよ…。
田舎の親戚の家では…押入れや座敷に居ることがあって…伯母たちが怖がってそんな話をしているのを聞いた。
町でも田舎でも…蛇はあまり好まれないようだね…。
そんなふうに…他の部屋にも現れたりするので気味悪がる人も居るが…青大将は黒と青と緑を混ぜたような綺麗でおとなしい蛇だ…。
守り神だから…屋敷蛇を苛めたり殺したりすると罰があたると言われている…。
親父は動かない蛇をどうしようもなくて…キン○ョールを持ち出し…シュッシュッとかけて…なんとか…その場からお出まし願った…。
蛇に…キン○ョール…どういう発想かは知らないが…後年…姑がヤモリにキン○ョールをかけているのを見て…この世代にとっては爬虫類や両生類は虫と同類なんだ…と納得した…。
古くは蛇のことを長虫…口縄と呼んでいたそうだから…。
その後も蛇神さまは…水道の蛇口の下の排水の穴から顔を出していたり…土間をウロウロしては祖母やオカンを震え上がらせていたようだった…。
何しろ…この頃の御勝手(台所)は土間にあって…家の外と繋がっていたので蛇の通り道でもあったのだから…。
煙草好きの祖母が…蛇は煙草のヤニを嫌う…と言って…煙管の煙草をあたりに撒いていた…。
突然…出現すれば驚きはするが…怖くはない自分としては…そう…嫌わんでもいいのに…と思うのだが…。
さすがに…マムシだとかヤマカカシだとかハブとか…そういった命に関わる毒蛇と仲良くしたい…とは全然思わないけどね…。
春先の土手で日向ぼっこしている青大将…。
何とものんびりとしていて…可愛いではないか…。