楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

『「安倍晋三」大研究』から。

2020年02月01日 | 日記

東京新聞の望月衣塑子記者は、「なぜ安倍さんは〈嘘〉をつくのか。」という漠然とした疑問から『「安倍晋三」大研究』という本の企画をしたとのこと。

不在がちな両親に代わって安倍晋三氏を養育したいわば乳母役の久保ウメさん(故人)の証言が政治ジャーナリスト野上忠興氏との対談の中に出てくる。

ウメさんは安倍晋三氏の父の晋太郎氏と幼友達であり、岸信介氏の長男の妻と同窓であったことから両家に仕えることになった人だ。児童心理学を学んでいる。

以下、対談で野上氏が引用しているウメさんの言葉。

「両親不在の家庭で幼少期を過ごした結果、芽生えた〈自己愛〉が人一倍強くなっていき、結果的に〈自己防衛本能〉から虚言とみられるような言動や、上から目線の振る舞いをもさせることになったのではないでしょうか。」

「シンチャンは、とにかく負けず嫌いで、一度言い出したら絶対に後に引かない頑固なお坊ちゃんでございます。」

小学校に上がる前のある時、父晋太郎の大切なものが無くなって問い詰められ、兄の寛信氏は直ぐに謝ったが安倍晋三氏は半日もだんまりを押し通し、遂に父晋太郎が「えーい、お前はしぶとい。」と音を上げたこともあったとか。

「あの子が政治家になったら一切妥協しない特性がいつか出ると思っているの。」

それが“今、まさに”出ている。胸に手を当てれば自分にも似たところがある。しかし、政治家、一国の総理大臣としては資質に問題があるのではないか。

政治家(屋)の劣化に暗澹たる思いだが解決策は有権者ひとりひとりの意識改革にしか無いのだろう。ウメさんの言うとおりだなと国会審議を見ていて思う。

 

 

※「募る」と「募集」の珍答弁があった後、野党議員から配布された質問関連資料に見入る安倍首相(毎日新聞)。実際には質問は行われなかった。強弁ではなく、実は本当に知らなかった?